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マックスハート第18話『キャンプだホイ!頼りになるのはお父さん!?』 [ふたりはプリキュアMax Heart]

最後に私がキャンプに行ったのはいつの事でしょう?
はっきりとは思い出せませんが、今回のなぎさと同じ中学生だったと記憶しています。
その頃の父の姿にはなんともいえぬ強さと頼もしさを感じましたが、
今その当時の父と変わらぬ年齢になった今、そう見える存在になったでしょうか?
昨年の家族旅行でも頼れる父の存在感を見せ付けた岳パパ
今回も普段のとぼけた姿と異なり大活躍です。
思春期の娘に父の威厳を示す、世のお父さんたちの希望の星
美墨岳さんが今回のキーパーソンでした。
 
♪大好きポテチ~ チョコちょこちょこっと~ おせんべ~
明日は楽しいキャンプです。歌いながら荷物を詰めている美墨姉弟に、
当然理恵ママはちゃんと洗面道具等も入れるよう注意します。
便乗して亮太に注意するなぎさですが、人の事は言えずリュックの中はお菓子だらけ。
そこに岳パパが飯盒やダッチオーブンなど、キャンピング道具一式を携えて帰宅しました。

前回から、遊ぶでもなくずっと窓の外を見続ける少年に
屋敷の外には何があるのかを聞かれて答えに窮する執事達。
『さあ、もう降りましょう。今はまだ外の世界を知る時ではありません。もう少しお待ちを・・・』
優しく少年を下ろしたのはウラガノス。
少年の素性と彼らの目的にはまだまだ秘密が伺えます。

キャンプ出発の朝、雪城家に立ち寄ってほのかと忠太郎をピックアップし、
さなえさんの見送りの後出発しました。
ひかりは残念ながら店の手伝いのために来られなかったようですが、
ポルンがいないのを良い事に、2匹の時間を持てるメップルは、
久々にミップルといちゃつき始めました。
そういえば意識していないと気付きませんが、何話ぶりでしょう?

ひかりとアカネさんは、天気のいい連休中ということで少し遠出する事にしました。
『休みなのにゴメンね、ひかり』『全然大丈夫です、頑張ります』
この会話から、ひかりはアカネさんに遠慮してキャンプの事を言わなかったと伺えます。

キャンプ地に向かう車内の話から、美墨夫妻は若い頃よくキャンプしていたようです。
若き日の回想シーンを見ると、岳パパの天然ドジっぷりが伺えますが、
両親の若き日のお惚気に興味持つなぎさと亮太。
ちょうど話をそらすネタを見つけたように、明日登ることになる滝が見えてきました。
そしてたどり着いた川のほとりでテントの準備を始めます。
この場所は岳パパが昔から気に入っている穴場らしく、
キャンプ場のように人もおらず、自然に囲まれた良好な場所でした。
植生が無いところにテントを張らない、かまど作りは石をコの字に組み
風の来る方に口を作るなど、実はしっかりとキャンプの知識が描かれています。
一方サングラスをかけたメップル、のんびり読書しているミップルも
ポルンがいないのでのんびりとくつろいでいました。
そのころ、「道の駅」とおぼしき場所で臨時出店しているタコカフェは中々忙しく
ポルンは一人つまらなそうです。

沢蟹取りに興じる亮太のそばに忠太郎が飛び込み、
濡れた亮太を釣り中の岳パパは微笑ましく見守ります。
理恵ママはシートの下で高原の風を満喫し、それぞれがアウトドアを楽しんでいます。
そしてなぎさは、ほのかの野草探しに付き合っていました。
今にもヘビが出そうなところに生えているという「ウワバミソウ」の話を聞いて
尻込みするものの、楽しい時間が過ぎてゆきます。
そしてキャンプの醍醐味といえばバーベキューです。
『お父さんって凄い!』
素直に感心する娘を持つ岳パパも幸せ者です。
メップルもテントを張り(決して下ネタのつもりではありませんが)
今日はテントでお泊りミポ、と珍獣2匹も楽しんでいました。

飯盒でご飯も炊けて、香ばしい香りとおこげに再び父を尊敬するなぎさ。
なぎさ達が作ったカレーも食べようかという時に、一台の車が河原をさかのぼって来ます。
なんという偶然でしょう(笑)。それはタコカフェの車で、窓から手を振るひかりの姿がありました。
それにしてもオフロード仕様ではなさそうな車で河川敷のダートを登ってくるとは・・・
細かい事は見なかった事にします(笑)。
アカネさんとひかりを交えてカレーの夕食を囲むものの、ひかりは浮かない顔でした。
アカネさんによると、材料が切れたので帰ろうとした時に
初めて近くでキャンプしていることを打ち明けたとの事です。
アカネさんに遠慮したひかりの配慮でしたが、
気にするなとアカネさんの許しを得て、ひかりも飛び入りキャンプ参加決定となりました。
そしてポルンもミップルと合流できて嬉しそうです。
約一匹、二人きりの時間を邪魔されたメップルを除いて・・・
夕食後、アカネさんは明日の仕込みのため、ひかりを残して先に帰って行きました。
遠き山に陽が落ちると共に風が出てきます。
そして山頂の送電線鉄塔に吹き付ける風が、不気味な雰囲気を醸し出しています・・・

テントの中でトランプに興じる3人、そして美墨父子は居眠り中で
星空を見上げるシークンとインテリジェンも都会では味わえない夜空を楽しんでいました。
キャンプ場の夜は早いもの。翌朝に備えて寝るよう忠告する理恵ママに従って、
寝袋で眠る3人。なぎさだけが極端に寝相が悪いのは想像通りですが、
メップルのテントでもポルンの寝相が悪いらしく、
メップルは外にはじき出されてくしゃみをしつつ、寒いメポ、と嘆きました。
楽しい一夜は更けてゆきます。

翌朝ほのかとひかりが目覚める頃には、岳パパが既にダッチオーブンでパンを焼いています。
丁度焼けた頃で、蓋を開けると良い香りが立ち込めます。
亮太も起きてきますが、なぎさがまだ起きてきません。
テントを見ると、熟睡しているなぎさに忠太郎が吠えても、ポルンが飛びついても起きず、
忠太郎が顔をなめ回しても起きない(あの声で舐めてると思うと・・・)のですが、
『なぎさ、朝ごはんよ』というほのかの呼びかけで、しゃっきり目覚めました。
まるで「よいこ眠眠拳」から起きた悟空のようです(古い上にマニアックですね・・・)
その起こし方に悟空の妻チチ理恵ママも今度そうやって起こそうと
微笑ましい朝食の風景の後、川沿いを滝まで登る準備に移ります。
その前にきちんと後片付け。かまどを解体して石を元に戻すなど、
再びキャンプの知識とマナーが描かれますが、岳パパは変な雲が出てきた事を気にしました。
そして忠太郎が何かの気配を察し、林の奥へ向かって行ったため、
忠太郎を連れ戻すためになぎさ、ほのか、ひかりが後を追います。
不穏な展開を暗示するかのように、雨も降ってきました。
いわゆる「キツネの嫁入り」こと天気雨ですが、
山の天気はわからないと、岳パパは気を引き締めます。

林を抜け、忠太郎が吠える先には産廃不法投棄の山がありました。
人間がもたらした心無い行為に胸を痛めつつも、
忠太郎が感じ取った気配はそれではなく、産廃の山に現れるウラガノスです。
忠太郎をひかりに任せて変身する二人と、産廃をザケンナー化して襲ってくるウラガノス。
ゴミを打ち出し、体を崩してもすぐに元に戻ってしまうザケンナーと戦うプリキュアに
声援を送るかのように激しく吠える忠太郎を見て、ひかりも変身します。
ルミナスの変身直後、忠太郎を襲うザケンナーの攻撃から守り、
攻防を繰り広げた後、エキストリームルミナリオによって撃退。
ウラガノスも撤退していきました。

戻ってきた3人と1匹を迎える理恵ママ、滝に早く向かいたい亮太ですが、
岳パパはじっと川の流れを見つめた後、また今度にしようと決断しました。
先ほどの雨、そして濁ってきた川の水を見て、川沿いを登るのを止めた方がいいと判断。
なぎさもキャンプの達人のお父さんが言うんだから仕方ないと、
今回のキャンプで父の凄さを目の当たりにしたためか、物分り良く諦めました。

ふもとの道の駅のタコカフェにひかりが帰って来た時、アカネさんは妙に心配しています。
聞くと上流でガケ崩れがあり、滝に向かったのではないかと心配していたようです。
再び父の判断力を尊敬するなぎさと、照れ笑いする岳パパ。
その姿を見たインテリジェンは
『色々な経験を活かしてこそ知性は輝くのですわ』
と言葉を残し、チェアレクトに入りました。
その前に3人に新たな販促グッズ「アミティエール手帳」をプレゼント。
『ほのかさん、あなたは伝説の戦士に相応しい知性の持ち主』
『なぎささん、あなたは伝説の戦士に相応しい勇気の持ち主』
『そしてひかりさん。みんなを思う優しい心をいつまでも忘れずに』
そう言い残してチェアレクトに入るインテリジェンを見送ります。


近いエピソードでは「母の心子知らず」、そして昨年の家族旅行と、
岳パパは出番はあまり多くないものの、頼もしい父の姿を描く名脇役です。
目立って派手な言動や行動があるでもないのですが、
キャンプの達人としてのソツない行動、そして最後の勇気ある撤退を決断した判断力。
亮太にはぜひ父の背中を見て立派に育ってもらいたいものです。
(ほのかにべったりではなくなった所、少し成長したのでしょうか?)
ところで初代~SSまでは父の存在感があり、フレッシュでも多少描かれているものの、
桃園圭太郎パパ、山吹正パパいずれも独特の個性を持った父親キャラなので、
もう少し彼らの活躍を残り少ないフレッシュシリーズでも見てみたい気がします。

今回はそれほどテーマがあるわけでもないのですが、
さりげなくキャンプのマナーや知識が描かれ、
放送時期はゴールデンウィーク前後と思われるので
アウトドアに出たくなる方向けの展開でもあったと思います。
惜しむらくはザケンナーの材料として出ただけの産廃投棄問題をもう少し取り入れていれば、
唐突な産廃描写や2週続けてのゴミザケンナーといった
少々残念な点が活かされたかもしれません。

なお全くの余談ですが、冒頭、私には父がいたというようなニュアンスになってしまいましたが
私の父は健在ですので、念のため。
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