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宮城峡蒸留所 [酒]

全く更新していなかった「酒」カテゴリーですが、
ウイスキー好きのはしくれとして、このままではいけないと思っていたところ、
明日のハートキャッチプリキュアの放送が無いのを逆手にとって、
かねてから足を運んでみたかったウィスキーの蒸留所見学に行って参りました。
ニッカウヰスキー仙台工場。いわゆる「宮城峡蒸留所」です。
なお、新幹線はプリキュアファンとして当然の選択肢、
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往復とも「こまち」を指定しました。
 
上野発07:02と、早い時間にしたのは理由がありまして、蒸留所へ行く前に、
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山寺へ足を運びたかった為です。
藤子F不二夫先生の「山寺グラフィティ」という哀しくも美しい短編に魅せられて以来
山寺詣では今回で4度目となりますが、なぜかまた足を運びたくなる場所です。
なお蒸留所の前にしたのは、しこたま試飲した後に
あの長い石段を登るのは無謀だと判断したからです。
案の定、日ごろの通勤で鍛えているとはいえ、膝が笑う事になったので賢明な判断でした。
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奥の院まで登ってからふもとで芋煮、こんにゃくで一息入れた後、
仙山線で作並へ向かいます。
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話が少々逸れますが、仙山線の車窓は数ある日本の路線の中でも
かなり魅力的な部類に入ると思います。
仙台を出てからは都市圏の住宅街を望みながらも急勾配が続き、
愛子から先は仙台市内とは思えないほどの渓谷美、山間部を走り、
面白山高原で見事な滝を見た後、立石寺が見えてくるという
変化に富んだ車窓は毎度楽しませてくれます。
作並で下車したのは今回が初で、各温泉宿の送迎バスに混じり
宮城峡蒸留所への無料送迎バスも待っていました。

そして念願かなって辿り着きました。
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30分のガイドツアーで製造工程を聞きつつ、
キルン塔(キュアパインとは関係ありません)
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蒸留釜(しめ縄が巻かれているのが面白いです)
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そして貯蔵庫
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と、普段何気なく呑んでいるウィスキーが形になっていく様は興味深いものでした。

そしてこれが一番の楽しみ。
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無料試飲には宮城峡10年の他、なんとニッカ最高級の「鶴」
(普通に呑んだらシングル2000円はします)まで頂ける太っ腹。
これだけでも来て良かったと思いました。

シングルモルト宮城峡の特徴である、繊細で果実酒のような華やかな香りと、
重厚で奥深い「鶴」を堪能した後、有料試飲コーナーへ。
ここでも蒸留所でしか呑めない貴重なシングルカスク等が
400円程度で楽しめるという事で、調子に乗って5杯オーダーしてしまいました。
(シングルカスクとは樽出し原酒で、アルコール度60度はあります)
中でもブレンド用に使われるため、そのまま出回る事のないグレーンウィスキーのカスク、
1989年の宮城峡と、シェリー樽で20年寝かせた宮城峡のカスク
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シェリー樽熟成なだけにマッカランを思わせる風味になり、
樽の違いでいつもの宮城峡とだいぶ異なる事が身をもって体験でき、
これだけの出費で大満足でした。

それにしてもカップルや家族連れの方々が目に付いたのですが、
おそらく呑みたいだろうと思われるお父さん、彼氏が車を運転してきているため
ソフトドリンクしか飲めないという気の毒な光景を目の当たりにしました。
作並から少し離れているものの、土日は送迎バスもあるので、
公共交通機関で来る事をお勧めしたいと思いますが、
むしろ私のような者の方が少数派なのかもしれません。

そして「作並」といえば温泉ですので、
1時間に1本の仙台市営バスの時刻を確かめ、
日帰り温泉を堪能しつつ、先ほど帰宅して参りました。
機会があれば、次は首都圏から最も近い「白州」へ足を運びたいと思います。
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