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ハートキャッチ第21話『妖精アドベンチャー!プリキュアスカウト作戦です!』 [ハートキャッチプリキュア]

プリキュアをスカウトで集める展開はYes!プリキュア5の初期を思わせ、懐かしく感じました。
あからさまに怪しい扮装のポプリが学園に巻き起こすドタバタ劇として楽しめるものの、
鶴崎先生が語る勉強の必要性と、先生が隠し持つものが露になる
いつもながらのハートキャッチシリーズとしての展開も繰り広げられます。
そしてもう一つ、コブラージャさんの今後のあり様も気に掛かる一編となりました。
  
3人がかりで挑みながら、新たな妖精の捕獲に失敗した3幹部を咎めるサバーク博士。
サソリーナとクモジャキーは言い訳がましいのですが、
コブラージャさんだけはいつもと異なり、並々ならぬ怒りを胸に単身出撃を申し出ます。
前回、美しい顔に傷をつけられた恨みは深く、必ず後悔させてやると出撃して行きました。

つぼみたちは植物園の薫子さんにポプリのお披露目に行きました。
改めてポプリに自己紹介し、傍らのコッペ様を紹介する薫子さん。
しばしコッペ様を見つめるポプリは次いでコッペ様に飛びつき、
格好いい!とべた褒めで、相変わらず妖精たちの美意識は我々と異なるようです。
とはいえ、心の大樹が砂漠の使途に狙われており、
一刻も早く3人目を見つけ出さなければならない状況は変わりません。
早速探しに行こうとするつぼみを、その必要は無いと制するポプリ。
そのココロは・・・薫子さんが3人目だとラブコールを送ります。
しかし薫子さんが凄い力を秘めていても、パートナーとして既にコッペ様がおり、
そしておばあちゃんでは・・・ねぇ
断られてあっさり意気消沈するポプリに
既にこの世界に慣れていると自信たっぷりのシプレとコフレが
3人目捜索案を提示しました。

プリキュアとしてつぼみとえりかを輩出した学校なら、3人目を見つけられるはず。
そう目星をつけた妖精たちは、夏なのに黒いロングコートを羽織り、
サングラスと黒いソフト帽というあからさまに怪しいいでたちで学校を訪れ、
名づけて「プリキュアスカウト大作戦」を決行。
本人達は完璧な変装で全く怪しまれていないと自信たっぷりですが、先が思いやられます。

鶴崎先生による国語の授業中、えりかはこっそりデザイン画を描いており、
ダークルージュまさとは隣席の女子とふざけてカンフーごっこに興じ、
ダークアクアあきらは隠れて早弁をかき込んでいますが、先生にはお見通しです。
しかし鶴崎先生は、怒るのではなく優しく諭しました。
学校の勉強は、大人になってから役に立つのかと質問される事があるけれど、
どんな勉強も絶対に無駄にならないず、いつか必ず役に立つ時が来ると語り、
今は目の前の授業にしっかり取り組むよう注意する姿勢に生徒達は素直に返事を返し、
つぼみは改めて先生を尊敬します。
そして、その様子を廊下で伺っていたプリキュアスカウトマンこと3匹の妖精達も高く評価し、
もしかしてあの人が3人目?と憶測しますが、まさか成人が・・・
廊下で怪しく蠢くその影を目にした鶴崎先生は、扉を開けて見ますが、そこには誰も居ません。
しかし背を向けた際、扉を横切る怪しい影。先生!うしろー!
不意打ちで振り向いて扉を開け、扉の前の3匹の妖精と面と向かって顔を合わせた先生は
普段から想像もつかない悲鳴をあげました。
先生はお化けが怖いのかと気遣うつぼみと、先生は大人だからそんな筈無いとえりか。
そしてポプリは先生に怖がられた事に衝撃を受け、涙しながら廊下を駆けて行きました。

妖精たちが次に目をつけるのは、花壇で花の写真を撮っている多田かなえです。
かなえは背後に突然あらわれる怪しいコート姿の人物を変な人呼ばわりして
反射的にシャッターを切りました。
妖精たちはプリキュアのスカウトマンと名乗るものの、
プリキュアはスカウトでなるものなのか逆に質問されて答えに窮します。
それでも花の写真を撮っていたと言う事は、花が好きならばプリキュアの資格があると勧誘し、
かなえ自身も間近でプリキュアのスクープが取れると企て、まんざらでもなさそうです。
しかし、その動機の不純さと、大きな木の夢を見たと嘘をついたかなえに見切りをつけ
立去る妖精たちですが、その足が地に着いていないのをかなえに見咎められました。

続いて目をつけるのは、グラウンドでリフティングに興じる上島さやか
妖精たちはここでもやっぱり変な人呼ばわりされ、
さやかにはサッカーしかできないと固辞されますが、
その運動神経の良さを買って、サッカーボールで戦うプリキュアもアリだと説得します。
ファイヤーストライクを放つキュアルージュですね。わかります
ところがさやかは大きな木の夢を見た事が無いと即答されて断念し、
失意の中で駆け出していく妖精たちを追ってかなえが走ってきました。
正体がバレかけてる事に驚愕しつつも、とにかく逃げる妖精たち。

妖精たちはそれでもまだ諦めていません。
今度は校舎の影で怪しげなポーズの練習をしている番ケンジ君に目をつけます。
『熱風に揺れる一輪の花!キュアファイヤー!』い・・・痛ぇ。
人に見られたくない姿を見られた事で、相変わらずの鋭い眼光を向ける番君に震え上がるものの
意を決してプリキュアのスカウトマンだと名乗り出る妖精たち。
番君もプリキュアのスカウトならプリキュアの事に詳しいのでは、とアドバイスを求めます。
今描いているマンガにオリジナルで3人目のプリキュアを登場させようと考えていますが、
決めポーズが決まらず悩んでいる番君は、みんなを守るために戦う強くて可愛い正義の味方、
そんなプリキュア像を追求したいと思っていました。
その意気込みを聞いて、あなたが3人目のプリキュアデス!と指名するポプリに
当然の事ながら驚愕するシプレとコフレですが、番君本人はまんざらでもなさそうです。
しかし彼がプリキュアになった姿を想像してみると・・・ぶっちゃけありえないです。
そして番君の下には不法侵入者を捕らえるべくいつきが、
それをスクープすべくかなえが駆けつけ、飛んで逃げる妖精たちはかなえに撮影されて
早速号外にまとめられてクラスへ新聞が張り出されました。

その新聞は不用意に不安を煽るので、取り外すよう注意する鶴崎先生。
先生達が不法侵入者を探しており、鶴崎先生もこれから探しに行くため、
生徒達にはくれぐれも教室から出ないよう念を押していきますが、
スクープ記事で不法侵入者はポプリたちと知ったつぼみとえりかは
妖精たちが捕らえられないよう外へ向かいます。

薄暗く、人の気配が感じられない廊下を行く鶴崎先生は、いつになく不安そうでした。
不意に窓が揺れ、外に立つ木の枝が触れただけと知って胸を撫で下ろし、
不安な心を抑えるように言い聞かせる鶴崎先生。
これでは生徒に示しがつかない。お化けなんかいるわけない・・・
直後、あまりに唐突に目の前に現れる逆さコブラージャさんに驚き、
腰を抜かして悲鳴をあげる先生は、その心の花に目をつけられて抽出されました。
そして屋上で、妖精たちの前に現れるコブラージャさんは、
変装衣装と合わせてデザトリアン化。
丁度つぼみとえりかも駆けつけ、先生の心の花を奪い返すべく変身します。

立ち込める霧の中人魂が現れ、赤い目が光り、幽霊のように現れるデザトリアン。
ですが・・・
『オ化ケ怖イヨヲオオオ!』
緊張感が緩むものの、デザトリアンに猛攻撃を畳み掛けるブロッサムとマリン。
一見優勢ですが、幽霊のように姿を消して背後に現れたり、
人魂を飛ばして攻撃して来るデザトリアンに徐々に押され始めます。
人魂からプリキュアを守るべく防護壁を貼るポプリを前に、デザトリアンの本音が吐露されました。
『オ化ケナンカ怖ガッテタラ、立派ナ先生にナレナイィ!』
あっさりと破られる防護壁。鶴崎先生の心の声は続きます。
『生徒達ノ前デハシッカリシテイタイ。ケドオ化ケハ怖イノヨォオオ』
『そんな事で心の花をしおらせていたのか。馬鹿らしい・・・』
こき下ろすコブラージャさんに、ブロッサムは反論します。
理想があるから苦しんでいると堪忍袋の緒を切って
そのままマリンと共にフローラルパワーフォルテッシモで撃退します。

ところが、コブラージャさんはいつものようにすぐ撤退しません。
『このままじゃ済まさないよ!3人目の妖精・・・覚えていろ!』
そのまま襲い掛かってくるかとも思われましたが、不敵な笑みを浮かべて撤退していきました。

目を覚ました鶴崎先生は、介抱してくれたつぼみとえりかに
お化けを見て気を失い、自分がお化けになる夢まで見て情けない、と漏らしますが、
えりかは大人でもお化けが怖くてもいい、と気に留めず、
つぼみは先生はとても素敵だと励ましました。
鶴崎先生も改めてこの学校の生徒一人一人が大好きだと語り、
クラスのみんなもそのやり取りを廊下の影で見守る中、
反対側の廊下の隅で様子を伺う妖精達も、
この学校のみんなは互いに信頼で結ばれている事を実感します。

そして植物園で今日一日の出来事を薫子さんに報告するつぼみとえりかの元に、
ゆりが訪ねてきました。今回の不法侵入者騒ぎは高等部でも大騒ぎになり、
それを咎めるような口調は相変わらず冷たさを感じさせます。
ポプリはゆりの持つ力に目を付けて第3のプリキュアだと断言し、
つぼみとえりかもポプリがいれば再び変身できると後押ししますが、
ゆり本人がその提案を断ります。
振られて意気消沈するポプリを、薫子さんは
運命の絆で結ばれたプリキュアはスカウトで探すものではないと、
お互いが信頼で結ばれた時、第3のプリキュアは生まれると諭しました。
果たして3人目は誰に白羽の矢が立つのでしょうか・・・?


第3のプリキュア探しに伴い、今まで登場した生徒達が一同に会したような賑やかさがあり
初期に登場したさやかかなえあきら等は既に懐かしさを覚えます。
授業中にふざけてカンフーに興じるまさとはともかく、
一見真面目そうだったキリヤあきらが早弁しているのは多少違和感を覚えますが、
育ち盛りで野球部ということも影響しているのでしょう。
かなえのスクープ熱さやかのサッカー好き、そして番君のマンガと、
皆が持っていた特徴を踏まえての勧誘シーンも楽しく、
昨年のカオルちゃんに続く2度目の男性プリキュア姿を披露する番君のインパクトは強烈でした。
もっとも、これはこれでアリと思えるように意外と似合っていましたが・・・

そんなドタバタ劇の中でも鶴崎先生が語る
「勉強は将来役に立つのか」というテーマはなかなか含蓄がありました。
私は理系出身ゆえに数学や理科にはさほどアレルギーを感じませんが、
これらが役立つのか疑問を抱いた人は多いことでしょう。
私自身も古典や英文法などを苦手としており、受験のためと割り切っていましたが、
しかし鶴崎先生が言うとおり、無駄になる勉強は無いと、今だから断言できます。
確かに最低限の読み書きと加減乗除ができれば実世界で不自由する事はありませんが、
今やるべき事をきちんと継続して続けていく心構えを養う事が、一番必要な事だと思います。
受験のための勉強もそうですが、これだけ一生懸命やったという自信が
たとえすぐに結果に結びつかずとも、本気で努力したものはいつか必ず報いられ、
人生において大きな糧になると思います。

そんな鶴崎先生の意外な弱点も明らかになりますが、
えりかは先生は大人だからお化けが怖いはず無い=大人だから悩みは無い
と思っているフシがありました。
大人でも当然、むしろ大人だからこそ悩まない日は無いくらいですが、
それを子供達に見せないよう振舞うからこその大人だと思います。
よし美先生、篠原先生など歴代シリーズの先生達も
時にお茶目な一面を見せつつも基本的には生徒達に弱みを見せませんでしたし、
鶴崎先生にとっても今回の事は、結果的には良い方向に転んだものの不本意でしょう。
もっとも、かつてはザケンナーそのものにされた教頭先生という人材もおりましたが・・・

少々心配なのが、今後のコブラージャさんを含めた3幹部の扱いです。
この時点でサバークに厳しい言葉を掛けられるのは、大分追い詰められているようです。
特にコブラージャさんは顔を傷つけられたとはいえ、普段ギャグキャラなのに真面目に描かれ、
先生を利用するという展開は、ミズ・シタターレ姐さんの最期の戦いと共通し、
もしやそう長くないのでは?と嫌な予感を覚えてしまいました。
杞憂に終わればいいのですが・・・

ところで次回のサブタイトルにあるものの、3人目は次で明らかになるのでしょうか。
気になったのは、今回登場していたにもかかわらず、
「あの人」がEDのキャストにクレジットされていなかった事です。
単純なミスなのか、それとも「あの人」が第3のプリキュア最有力候補であるため
名前を伏せたのかうわなにをするやめくぁwせdrftgyいつきlp;@:「」
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