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スイートプリキュア第8話『チャララーン!セイレーンのニセ親友大作戦ニャ!』 [スイートプリキュア♪]

初代からのプリキュアファンにとって、「第8話」には特別な感慨があります。
そして敵側の少年少女がプリキュアに接近するという展開は、初代のキリヤ
SSの満と薫フレッシュのイース様とストーリーを大いに盛り上げてくれた前例があるだけに、
その両方の要素が伺える今回は否が応にも期待が高まりました。
北条サクラという仮の姿に身を窶したエレン様が流した涙は果たして・・・?
  
響は今度は柔道部の助っ人に駆り出されています。
部長との乱取り中に髪を掴まれ、その隙を突かれて畳の上へと転がる響に、
観戦していた奏は髪留めのシュシュを差し出しました。
響も試合の日までのお守りとしてシュシュを借り受け、心機一転、再び乱取りに向かいます。
響と奏の関係は良好で、傍らのハミィもハーモニーパワーが高まると満足そうです。
ところが律儀に正座して見守るハミィとフェアリートーン達の後ろ、
道場の窓の外から、セイレーンが様子を伺っていました。
響と奏の仲が悪くなればハーモニーパワーが下がると企むものの、
これまでケンカと仲直りを繰り返してきた2人を見続けたため、
2人の仲を裂く案に頭を悩ませました。
ところで女子柔道部の練習には上は道着で下ブルマという伝統のスタイルが以下自粛

国語の授業で来週までに友達と言うテーマで作文を書くという宿題が出されました。
先生は仲のいい親友もいれば、趣味が合う関係や部活の仲間など、
いろいろな友達への素直な気持ちを書くよう求め、
響と奏はその言葉に互いにアイコンタクトを取り合います。(もう付き合っちゃえよ)
その先生の言葉は、窓の外にとんでもない体勢でしがみついているセイレーンも耳にして
「特に仲の良い友達の事を親友」と言うと知り、
自分が響の親友になれば2人の仲を引き裂けると安直な発想を思いつきました。
題して「ニセ親友大作戦」を決行に移すべく、情報収拾を始めます。

響にとって、友達といえばスポーツ。
奏は一瞬耳を疑いますが、友達と言うより親友だと言われて一安心。
親友とは仲が良いだけでなく、相手の事を良く解っているという事だと言う響の言葉を、
いちいちセイレーンはメモを取りながら盗み聞きしています。
そして「親友はたった一人で、そして優しい」と思い込んだセイレーンは
さらに響を観察するため、掃除のおばさんに扮して道場内へと入り込みました。

柔道部長を見事に投げ飛ばし、格闘技を見るのもするのも大好きだと笑ったり、
次いでスイーツ部で、イチゴクリームのマカロンが好きな事が好きだと語ったり、
道場、そして家庭科室で不自然にほうきをかけながら
セイレーン扮する掃除のおばさんは響の好きな事を次々とメモして行きます。
(ってか君達不審に思えよ)
帰り道でも、「ゴミを道端に捨てる人が嫌い」「サクラソウが好き」など
セイレーンは響の性格や好きなものを順調に調査して行きました。
もっとも調査に夢中にあるあまり犬と目が合い、
コロネのように2本足で逃げ回ると言う醜態も晒しますが・・・(笑)

そして翌朝。セイレーンは通学する響の前に、転校生の北条サクラとして姿を現しました。
道に迷ったとの口実で難なく響に近付き、
「同じ苗字」「サクラソウが好き」「前の学校で柔道をやっていた」
「格闘技を見るのもするのも好き」「イチゴクリームのマカロン」等の話題を出して、
共通点の多さに、いつしか響もサクラとの会話を弾ませます。
響も気が合いそうだと感じており、サクラは改めて友達になって欲しいと申し出ました。
そして目に涙を浮かべて、これまで親友と呼べる人が居なかったと告白するサクラに
響は断る理由もなく友達になる事を快諾します。
ちなみにサクラの涙は目薬を用いた嘘の涙でしたが―
そしてサクラは奏が来た為、ここから先の道は解ると誤魔化して一人先に行きました。

響と奏、2人の関係に楔を打ち込むべく、サクラは響に直接訴えかけます。
掃除の時間、奏と談笑する響を校舎の影に連れ込み、
自分と親友なのになぜ奏と仲良くするのか訴えるサクラに、
響は事も無げに奏も私の親友だと返しました。
響にとっての親友は自分ひとりではないのかとなおも訴えるサクラに、
何人いてもいいとまるで動じない響。
サクラもここはひとまずしおらしく、我がままを言った事を謝り、
偽りの涙を流しながら立去ります。
そしてこれまでの手ぬるい手法ではなく、親友の座を奪うために次の一手を考えました。

その夜、北条家の電話が鳴り響きます。(家の中に電話ボックスって凄い構造ですが・・・)
電話の向こうからは奏の声がしますが、その主は奏の声を使ったサクラで、
一方的に他の親友が出来たと、響との親友関係断絶を告げました。
親友としてだけでなく、ただの友達ですらないと言い放つ奏(の声を使うサクラ)に
響は訳がわからず戸惑うばかり。
さくらはほくそ笑みながら、追い打ちをかけるように奏の声で、
あんな泣き虫の転校生と仲良くしている事が不満だと言い放ちますが・・・
『サクラはとってもいい子だよ』
電話の向こうの奏(の声のサクラ)を相手にサクラの弁護をする響。
しかしサクラは奏の声のまま一緒にプリキュアを続ける事も、
更に友達と言うテーマの作文でも自分の事を書かないようにと釘を刺して
一方的に電話を切りました。
響も頭にきて受話器を叩きつけるように切り、電話の向こうのサクラもまた満月を背に
エレン様に、そしてセイレーンへと本来の姿へ戻ります。が・・・
『サクラはとってもいい子だよ』
響の言葉はセイレーンの心に、小さなトゲのように突き刺さりました。
『今日のお月様、何か嫌な感じ・・・』
振り返り、満月を仰ぎ見るセイレーンのいつになく寂しげな目は何を想うのでしょうか・・・

翌朝、登校した奏はごく普通に響に声を掛けますが、
昨日の電話が奏からだと考えている響の反応は冷たいものです。
なぜ怒っているのか解らず、戸惑う奏に響は昨晩の電話の事を持ち出そうとしますが、
その様子を伺っていたサクラは電話の事がバレる事を恐れて割って入り、
昨日の掃除の時間での事を持ち出して謝り始めました。
『響さんの親友は私だけだなんて。でも思い直したんです。響さんの親友はやっぱり奏さん。
 私は、響さんの友達でいられるだけで幸せだって。だからこれからも、私の友達でいて下さい』
しおらしく頭を下げるサクラ。しかし響は偽りではなく、本心でサクラを親友と考えていました。
その心に触れて、響を見返すサクラの視界が自然に滲みます。
『(あれ・・・何で・・・?まだ目薬使ってないのに・・・どうしちゃったの、私?)』
本当に涙を浮かべている事に内心戸惑うサクラの手を取り、
響は奏にシュシュを返して、奏を置いて行ってしまいました。
奏は一人、昇降口へ取り残されます。

響と共に廊下を行き、本当に親友が出来たと喜ぶサクラですが、
ふと、目的が変わっている事に気付いて戸惑いを隠せません。
本当の目的は響と奏の仲を裂いてハーモニーパワーを下げる事と改めて思い直す折、
柔道部長が、柔道部員の恵が足を挫いてしまったと飛んで来ました。
試合は今日なのにメンバーが足りなくなってしまい、困惑する響と部長とのやりとりに、
サクラの心の声が合いの手のように織り交ぜられます。
今音符を見つけてネガトーンにすれば、確実にプリキュアを倒せる。
そう猫っぽく企んでいると、響はサクラが柔道をやっていた事を思い出して
試合に出てもらうよう頼み込みました。
一度は断るサクラですが、響の困り顔を見て親友の頼みとあらば
断る訳には行かないとやむなく引き受けます。
『(何か変な感じ・・・まあ、ネガトーンは試合の後で良いか)』
響に抱きつかれ、頬を染めながらサクラは奇妙な感情に戸惑っていました。

そして試合が始まり、サクラは先鋒を務める事になります。
とはいえ柔道の事など実は何も知らず、あっさりと畳に転がされて思わず素が出ました。
『何すんのよ!』
その武道の礼節をわきまえない発言は部長に頭痛を起こさせたようです(笑)。
一方奏は・・・
誰も居ない教室で一人シュシュを握り締めていました。
昇降口でのつれない響を思い出し、流石の奏も心が折れそうになりますが、
柔道の練習で生き生きと輝いていた響の姿を、
「友達」の作文の話題でのアイコンタクトを思い出して再び立ち上がります。

その頃、試合中の響は相手の執拗な足払いに、
というより足を狙って痛めつけるような攻撃に苦戦を強いられていました。
反撃に転じようとしたところ、足を狙われて投げられて、技あり。
辛うじて負けは免れたものの、痛めた足には力が入りません。
サクラは響の腫れ上がった右足を案じて棄権を勧め、部長もやむなしと考えているようです。
悔しそうな響も何も言い返す事が出来ませんでしたが・・・
『響はやりたいんだよね?』
道場を訪れた奏は響の足に包帯を巻きながら、
あんな相手に負けたくないんだよね、と響の気持ちを代弁するように語り掛けます。
サクラは本当の友達ならば止めるべきだと、それが優しさだと口を挟みますが・・・
『私が知ってる響はこれくらいの事で諦めたりしない。諦めたら後で絶対に後悔する』
『友達でもないあなたに響さんの何がわかるんですか?』
決めるのは奏でもサクラでもなく、響です。

『私、やるよ』
響はほっぺたをつねって髪を引っ張り、痛いのを我慢した後、
改めて奏からお守りを、あのシュシュを受け取りました。
ここで決めなきゃ女がすたると、再び試合へ赴きます。
投げられそうになりながらも、痛めた右足で踏ん張って、
逆に相手を投げ飛ばして見事逆転一本勝ち。
痛いと泣く響を痛みに耐えて良く頑張った!感動した!と囲む
奏と柔道部員達の輪を外から見るサクラにも、不思議な感情が込み上げてきました。
『(やだ・・・私感動しちゃってる・・・?でも、私もこの二人みたいな親友が・・・)』

ところが親友とは良いものだと言うハミィに思わず名指しで突っ込んでしまい、
さらにいつもの口癖「やっかましいわ!」まで出してすっかりボロを出してしまいました。
ハミィの名を知っている事を奏に指摘され、サクラは道場から逃げ出します。

『セイレーン!夕べの電話、あんただったのね!?』
逃げるサクラの背に掛けられる響の声に、サクラの足が止まります。
『全部作戦だったなんて・・・サクラの事、本当の親友だと思ったのに!』
溢れる涙と共に、裏切られた悲しさを吐露する響の言葉はサクラの心に突き刺さります。
ところが響の髪を止めているシュシュには音符が潜んでいました。
セイレーンは正体を現してシュシュをネガトーンと化し、
転校生のフリまでして友情を引き裂こうとした事に憤って変身する2人。

開戦早々、ネガトーンに一撃を浴びせる2人に、セイレーンの攻撃が襲い掛かります。
足を痛めているメロディを気遣い、単身立ち向かうリズム。
『私の親友を泣かせないでよ!』
セイレーンの攻撃を弾き返し、それがネガトーンの右足に当たると
ネガトーンはあっさり体勢を崩しました。
そしてメロディに呼びかけ、そのままミュージックロンドでネガトーンを撃退。
『あんた達の友情はいつか必ず引き裂いてやるからね!』
捨て台詞を残して引き上げるセイレーンを見送った後、
メロディは痛めた足のためか転んでしまいました。
メロディを助け起こすリズムの手。その間にあの「お守り」を挟んでその手が繋がれます。

『色んな友達がいる中に、一人親友と呼べる友達が私にはいます。
 その人は優しいだけじゃなくて、本当の私の気持ちをわかってくれて
 時には厳しい事を言ってでも私を励ましてくれる。私は、そんな親友が持ててとても幸せです』
奏の事をこれ以上語る文章は無いだろう、と思わせる作文を披露する響。
一方奏の作文はと言えば・・・
『私の友達は、スイーツです!』
思わずこける響。奏にとっても響は「友達」以上の「親友」なのですが・・・
ちゃんと奏の事を書いたのに・・・響の嘆く声がこだましました。


期待の裏返し、と言ってしまうと失礼かもしれませんが、
キリヤ満と薫イース様のように今回の出会いをきっかけにして
時間をかけて任務と友情との葛藤で悩む様をじっくりと描く事を期待していましたが、
一話で正体がバレ、以降は普通に悪役として立ち回るセイレーンの姿に
やや肩透かしを食らったような第一印象を受けました。
しかし、これまで描かれた展開と同じ事をしては新鮮味がありません。
改めて二度、三度と見返してみると、はっきりと描かれていないからこそ、
正体を現した後のセイレーンの内面を色々と想像を巡らす事が出来ると思いました。
ネガトーンを『やっておしまい!』とけしかける様や、戦闘終了後の捨て台詞からは、
どこか響との友情を振り切ろうとしているような痛々しさが感じられます。
そして今回は戦闘が非常に短時間で終わってしまい、ネガトーンが異様に弱く見えました。
響と同じく右足を痛めている事もありますが、
これはセイレーンの心の迷いがネガトーンの強さにも影響したようにも思えます。

サクラの姿で語られる言葉の数々にも、
セイレーンの本心ではないかと伺えるものが感じられます。
特に『私は響さんの友達で居られるだけで幸せ』という言葉からは、
響に友達として見られなくても、私が響の友達として接する事が出来れば幸せ、
というようなニュアンスが感じられました。
実際セイレーンの今の立場的上、現時点では本当に響と友達になる事は許されません。
叶わぬ願いだからこそ、せめて友達としてこちらが想うだけでもいい、
とでも言うような悲しい胸の内を聞いたような気がしました。
その後本当に流してしまう涙が、その胸の内を言葉にせずとも現しているようです。

そしてネガトーンを試合の後に回したり、足を痛めた響に棄権を勧めたりするのも、
意識せずとも心のどこかで響を案じるようになっている事が伺えます。
奏が主張するような信頼関係ももちろん親友としてあるべき姿ですが、
体を心配して棄権を勧めたサクラの行動も間違いではありません。
意図せずとも、サクラも響に対する優しさを芽生えさせていると感じさせます。

また奏に対してぶつけた『友達でもないあなたに響さんの何がわかるんですか?』という言葉も、
裏返せば響の友達でない自分=サクラにも
響の何が解るのかという自問自答のようにも聴こえます。
扱き下ろしていた奏が響との間に見せた信頼関係はセイレーンが持ち得ないもので、
それはマイナーランドにおいてもセイレーンの周りにはそのような人物は居ません。
(トリオ・ザ・マイナーの連中が何を考えているかイマイチわかりづらいですが・・・)
だからこそ響を囲む奏たちの関係に憧れのような感情を抱き、
かつてそのような関係だったと思われるハミィに対する反発心が露になったのでしょう。
もっとも、そのハミィとのやりとりで正体がバレるという皮肉な展開になってしまいましたが・・・

そして響にとってもサクラと過ごした短い時間は忘れられないのではないでしょうか。
短時間の付き合いであってもサクラを弁護し、庇う関係にまで行った響も、
サクラに対して本当に友情を感じていたと思います。
だからこそ裏切られたと知ったときの涙はとても悲しく見えました。

また、恒例というべき「光と影」を交えた描写も心理描写に華を添えています。
掃除中の響を掴まえて校舎の裏で話す際、
サクラは校舎が作る影の中にて、響は光の中に描かれていました。
この場面では妬みのような感情をぶつけるサクラが影で、
事も無く親友は何人居ても構わないと語る響は光、と解り易い構図です。
しかし昇降口の場面では、「光」から「影」の中に登校してくる奏を待ち受ける冷たい響、
という描写は解り易い構図ですが、その後手を取って立去る響とサクラは逆光で、
取り残された奏が光の中に描かれており、
これは奏が響にとって光になり得る事を暗示しているようです。
他にも教室に一人取り残された奏が響の姿を回想する場面でも、
昇降口でつれない響の回想では影、柔道の練習やアイコンタクトの回想では光。
正体がバレて逃げるサクラが足を止めるのは影の中で、
追って来た響が光から声を掛けるのは、闇の中にいるセイレーンに対して
後々光が差してくる事を暗示しているような印象を受けました。

戦闘終了~作文までの流れがやや短く、初見では一話での完結に物足りなさを感じましたが、
繰り返し見返すうちに今回の出来事がセイレーンの心に
今後どう影を落とすのかという想像が膨らみ、興味を掻き立てられます。
噛めば噛む程味があるというような今回の内容からは、
プリキュアシリーズの「8話」として肩を並べられるような手応えを感じました。
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やまぴょん

スティクスさん、ご無沙汰しておりました。

震災以来、私なりにごたごたした生活を送っておりましたが、多忙を極めたとはいえ、それなりに無事に過ごしておりました。
それにしても、東北の地震で東京在住の我が家のCDラックがぶっ倒れるとは思っていなかったので、結構ショックでした。
とはいえ、金町浄水の水を除いてそれなりに普通に過ごせているのは幸いです。

時間があれば5の44話も(というか、5の「殺す」の解釈について)書きたいことがないわけではないですが、限られた時間の中では今のプリキュアについて話す方が前向きかなと思うので、5については後日に回して、今は今のプリキュアについて。

個人的に、私もこの第8話は評価しています。。どこかでセイレーンと響&奏の交流が描かれることは不可欠と思っていたので、今回どういう表現をするのかと思っていましたが、個人的に今回のポイントは二つあると思っています。

ひとつは、スティクスさんもご指摘のとおり、セイレーンの一連の発言です。特に、響が足を痛めた後の奏とのやりとりは、奏とは違うアプローチながら、セイレーンなりの響に対する気遣いを感じます。どうも見ても、友達というものをいいものと捕らえている感じがします。
それを踏まえて、ネガトーンの弱さは、ご指摘どおりに、私もセイレーンの迷いが反映されていると思うのですが、あまりのあっけなさを奏が感じている表現があるのが面白いです。(奏があっけなく倒れたことにあれ?と感じている表現がある) 奏はこのときセイレーンの心の迷いを感じたのではないと個人的に想像しています。そこが二つ目のポイントのように感じます。

第1 or 2話で、ハミィとセイレーンの関係を奏は実は見ていないわけですが、今回奏がセイレーンの心の迷いを感じたのは、後の展開への布石のように感じます。案外、響より能動的(行動的)な奏の性格からして、そういう部分に積極的に関わるように感じられるので、強引ではあってもセイレーンへ働きかける場面がありそうな気がします。

セイレーンに素直に友達としての感情をぶつけた響と、セイレーンの迷いを感じて(おそらく)心情を理解して訴えかける奏という、異なるアプローチをかけそうな気がしています。

もうひとつ。

今回の話が当初予定通りだったのかも気になるところです。

震災のために、ミラクルベルティエ登場回が1週遅れましたが、ファンタスティックティエ登場回は(販売の都合上)予定通りのようなので、1回分減ったと思われれます。今回+次回の話が修正されて一話になったのか、それとも、次の予定回を削除したのか。

個人的には、次回予定を削除したのかなと予想しています。

理由は、今回、リズムが戦闘で足を引っ張っていないにも関わらず、第9話でリズム(奏)が足を引っ張っているのを気にしているのが不自然だからです。

とはいえ、奏の悩みは、それまでの戦闘の中で抱いても不思議ではなく、今回のどたばたの状況の中で、うまく話をつないだと思います。そこも含めて、スタッフには敬意を表したいと考えています。
by やまぴょん (2011-04-16 02:54) 

スティクス

>やまぴょんさん。
コメントありがとうございます。そして、ご無事で何よりです。
我が家もグラスが割れたりといった軽微な被害がありました。
また金町浄水場の水を引いている事もありますが、
直ちに健康被害を及ぼさないと考え、必要以上に不安を抱かないようにしています。

さて、ファンが期待を抱く「第8話」だけに、
これまでの話の中で抜きん出た一編でしたね。
セイレーンの「友情」について、奏とセイレーンの関係を交えた解釈、
興味深く拝見しました。
ご指摘のとおり奏がセイレーンの心の迷いに気付いているとすれば、
満と薫に対しての咲と舞もはっきりと2人の迷いを知らなかったですし、
ラブもせつなの様子を案じていても、迷いまでは感じ取っていませんでしたので
満と薫、イース様とは異なるアプローチが期待できそうですね。

そして1話削除の可能性は、私は気が付きませんでしたが
言われて見るとなるほどと思いますね。
本当に1話削られてしまったとしたら、本来見られた話がどうだったのか、
ファンとして心残りになりそうです。
まさかBD特典という露骨な販促はしないと信じたいですが・・・(笑)
それでも私もやまぴょんさんと同様、
スタッフの皆様の力量を評価し、信じております。
これから先も期待を裏切らない、いい意味で予測を裏切る展開を
大いに期待していきたいですね。
by スティクス (2011-04-16 23:36) 

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