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スイートプリキュア第41話『ファファ~♪ 最後の音符はぜったい渡さないニャ!』 [スイートプリキュア♪]

突然化学反応を起こしたかのような、この面白さはどうした事でしょうか。
シリーズ終盤に、突如降って沸いたカオス回。
カオスな話の代表格ともいえる「名探偵こまち」「ファイブdeチャンス!」や、
終盤にもかかわらずぐうたらなヒロインを描いた「マリンタクトが奪われました」のように、
突っ込みどころも満載ながら、いちいち突っ込むのが野暮と言えるような、
潔い程突き抜けてくれた一編。こういう展開は、個人的には大好きです。
  
今日は加音町音楽会です。本番前に団パパと打ち合わせ中の王子先輩に見とれて、
『王子先輩♥』×11と相変わらずの奏を、冷めた目で見る3人。
音符が一個だけになってしまった今、それどころではありません。
それでも、また集めればいいとエレンも響も奏も前向きです。
音楽会なら音符が集まると考え、大逆転すべく気合を入れなおしました。
この時点で彼女達は、あと音符1個で不幸の楽譜が完成するという事実を知りません。

一方トリオ・ザ・マイナーは最後の1個だと当然認識しています。
最後の音符はファリーに収められた事を思い出すバリトン。
ファルセットはバスドラとバリトンに最後の音符回収を命じました。
『その音符が手に入れば、不幸のメロディが完成する。
 そして世界は不幸のどん底に突き落とされるのだ!』
高らかに宣言するファルセットを、頭上からピーちゃん、いやノイズが見下ろし、
出撃していく2人を動かぬ瞳で見つめています。
ノイズが発するノイズは、本来耳障りな音にもかかわらず
トリオ・ザ・マイナーにとって心地よい耳ざわり。
彼らはノイズの声を聞いたかのように満足し、音符を奪うべく出撃して行きました。

さて映画仕様オープニングも終わり、いよいよアコと黄ミューズが加わりました。
エレンと同時のタイミングは予想外だったものの、
続くメフィストのパートがトリオ・ザ・マイナーに差し替わって悪役らしさが増しており、
従来黒ミューズだった場面に差し替わるビートとミューズの絵が良い感じです。
これは最終決戦へと挑むところなのか、それとも・・・?

さて命じられて出撃したものの、この寒空にあの自転車のような乗り物は辛く、
バスドラとバリトンは鼻水を垂らしながら、
あと1個の辛抱だと我慢して、せっせと漕いで行きました。
2人の会話を茂みの中で耳にした響達は、ここで初めてあと1個ということを知り、
絶対に奪われてはならないと改めて気を引き締めます。
が、音符を収めた肝心のファリーは葉っぱを手に踊りまわり、
響達にまじまじ見られて照れる等、いまいち危機意識が薄く、先が危ぶまれそうです。
ファリーにその音符は最後の希望だと言い含める響に続いて、
ハミィもその音符を奪われると世界は悲しみのズンドコになると念を押しますが、
そのまま「ズンドコ」というフレーズで、ハミィともどもズンドコ節に突入してしまう始末。
見かねたミリーが音符を預かると申し出るものの、
走力や跳躍力に自信があるとファリーは聞き入れません。
ジャンプ力を披露して道の真ん中に着地したファリーを
早速バスドラ達が見つけて、例の自転車で思いっきり突進してきました。
間一髪、ハミィのおかげで難を逃れ、バスドラ達は勢い余って立ち木に衝突。
一同その間に加音町へと逃げ去りました。
とは言ったものの、このままでは再び見つかるのも時間の問題です。
その時、映画館のポスターを目にした響は、ある考えを思いつきました。

響達を追って町へとやって来た2人は鼻を利かせて音符を探すものの、
見当違いの臭い靴を嗅いで顔をしかめるバスドラ、
鏡を見て涙に暮れるバリトンと、異様な姿と相俟って人目を惹きます。
『うわぁ・・・泣いてる』『怖ぇ・・・』
『見せモンじゃねぇぞコラァ!!』
遠巻きに見つめる子供たちを一喝するバスドラも、
化け物呼ばわりされてショックを隠せません。
そんな折、町中に響達の声が響き渡りました。
『これから加音町で映画の撮影が始まります。妖精ファリーが街のどこかにいる
 獣のような悪者2人に追いかけられるというストーリー!』
ハンドマイクメガホンを手に町の人々へファリーとバスドラ達の姿をアピールする響。
『ファリーを見かけたら助けてあげてください!』
『町の皆さんも映画の登場人物です!』
エレンと奏もハンドマイクメガホンで町の人々をその気にさせて、
カチンコが鳴ると同時に撮影スタートです。

映画と聞いてバスドラもバリトンも「主役デビュー」のチャンスが回ってきたと
何か勘違いしているようですが、どうみても悪者そのままの姿は目立ちすぎです。
取り巻く子供たちを『やっかましいわ!』とかつての上司の決め台詞で
一喝するバスドラの前に、正義のヒーロー太陽マンが現れました。
『何、太陽マンって・・・』
バスドラの突っ込みがまともに見えてしまう程の超展開。
『ファリーは俺が守る!』
ノリノリの奏太、いや太陽マンは、バスドラにパチもんファリーを見せつけて
『行くぞ!スーパーダッシュ!』
同伴のアコまで一緒にポーズを取らされ、何をするかと思いきや
180度向きを変えて一目散に走り去ります。
バスドラは逃がすまいとして、バリトンを掴んで投げる、というとんでもない攻撃に出て
気の毒にバリトンは奏太とアコが身をかわした事により、正面から電柱に激突しました。
『ここまでだ太陽マン』
案外ノリの良いバスドラに追いつめられ、苦し紛れにファリーを投げ捨てて逃げる奏太。
ファリーを手にしてご満悦のバスドラですが、その背中に「ハズレ」と書いてあり、
子どもに馬鹿にされて悔しさを噛みしめる羽目になりました。
そしてバスドラに怒りを燃やすバリトン。しかし仲間割れをしている場合ではありません。
2人の前に本物のファリーが姿を現します。

ファリーもただ出てきただけではなく分身の術、と称して
身体を黄色く塗った他のフェアリートーンと共に2人を翻弄しました。
ならば全部捕まえるまで、と8体のフェアリートーンを追い回すバスドラとバリトン。
ところが町の広場に踏み込んだバスドラは、思わず松田優作のような声を上げました。
『なんじゃこりゃあ!』
町の広場はパチもんファリーの山、山、山・・・
『名付けて、ファリーを隠すならファリーの中作戦!』
奏の作戦は見事成功。それでもバスドラとバリトンはしらみつぶしに
根気よく探し回りますが、再び偽物を掴まされて煮え湯を飲まされました。
どうやら音吉さんまでもが精巧なパチもんを作っているようです。

それでもファリーは危機感に欠けたまま不用意に飛び回り、
『僕はファリーじゃないファファ』と弁解した事で、
その語尾から本物と確信したバスドラ達に追い回される事態になりました。
響達はバスドラ達が追いかけているファリーの精巧さに驚くも、
追われているのが本物のファリーだと気づき、対処に迫られます。
指笛を吹く響。まさか、これは・・・ わお・・・わお・・・

『お助け和音ちゃん参上!』
久々登場の和音、サッカーボールを手にどこからともなく駆けつけてくれました。
バスドラ達の前に立ちはだかり、和音ハイパースペシャルシュートを叩き込みます。
生身の少女のサッカーボールにフッ飛ばされたバスドラの前に、
今度はこれまた久々となる、聖歌先輩が優しい笑顔を浮かべて登場。
『弱い者いじめは関心しないわね』
この笑顔に、こまちのような底知れぬ恐ろしさを感じたのは私だけではないでしょう(笑)
二刀流ホイップクリームを構え、何をするのかと思えば、バスドラとバリトンを
巧みにケーキの中へ封じ込めるという、半端ないスキルを披露します。
『そこでおとなしくなさってて♥』
あくまでも穏やかに、にこやかに決める聖歌先輩の勇姿に奏の黄色い声が飛びます。
『かっこいい聖歌先輩!』
『やめてよ聖歌先輩!』
すっかり乗せられてしまっているバスドラの前に、今度は王子先輩率いる王子隊が登場。
『ファリーを助けなきゃね』
彼らもまた、あくまで物腰柔らかに、しかし仕事人のように巧みに2人を縛り上げました。
『悪者、捕獲!』
王子先輩の勇姿にすっかり正気を失った奏の黄色い声が響き渡る中、
バスドラ達をさらに災難が襲いました。
王子先輩目がけて突進してきた親衛隊女子生徒達に無様に踏みつぶされる2人。
『もうやだ・・・』『とっととおうちに帰りたい・・・』
泣き言を漏らすのも無理はなく、民間人にここまでやられる2人が不憫でたまりません。
それでも、さっさとおうちに帰る事など許されず、
2人はファルセットにふがいなさを一喝されてしまいました。
ファルセットには、ファリーの性格を利用した作戦がある様子です。
正統派悪役の笑みを浮かべるファルセット、果たしてその恐るべき策とは一体・・・?

ファリーは自分が凄いから逃げられたのだとすっかり慢心し、
レリー、ミリーの忠告も聞かず、フェアリートーンの中で一番強くて賢いと自惚れています。
そこに2人を率いるファルセットが登場。
さっきまでの自信はどこへやら、ファリーはレリーの後ろへ素早く隠れ、
不敵な笑みを浮かべるファルセット。その策とは・・・
『本物が全然わかんなぁ~い!僕はリーダー失格だぁ~!』
なんと泣き落とし。気弱で泣き虫で癒し系のファルセットさんが再び帰って来ました。
さすがのファリーも怪訝そうですが、ファルセットの泣き落としは続きます。
『こうなればもう悪い事はやめて、いい人間になろう。すまなかったファリー。
 今まで自分たちのやってきた悪事の数々、許してもらえないだろうか』
涙ながらの訴えをレリーは警戒したままですが、
ファリーは安易に信用してファルセットの前へ飛び出して行きました。
絶対の絶対の絶対に悪事はしないというファルセットを信用し、上から目線で許します。
『よかろう、許してやるファファ!』『ありがとうございますぅう』
『これにて一件落着!』
水戸黄門の大団円のように皆でファファファと笑い合いますが、
これがファルセットの狙いであり、その隙をついてファルセットはファリーを手中に収めました。
騙された事に気が付いても後の祭りです。
現場に駆けつけた響達は、ファリー救出のために何をするかと思えば、
ハンドメガホンで再び町中に呼びかけました。
『町中のみなさーん!映画のクライマックスです!
 ファリーの大ピンチを助けてあげて下さい!!』

響の呼びかけに応じて、和音を筆頭に町の人々が続々と集まって来ました。
あくまで映画の撮影だと思っているのでしょう。
トリオ達を取り囲み、ファリーコールと共にトリオ達を胴上げして手玉にとり、
その間にファルセットはファリーを取り落しました。
群衆が見上げる中、ファリーを求めて響とバスドラが空高く跳び上がります。
屋根の上まで跳び上がる、常人とは思えぬジャンプ力を披露する響。
響コールが鳴り響く、ファリー争奪戦。響か、バスドラか、勝つのはどっちだ!?
続きはCMのあとすぐ!

太陽を背に交錯する2人。
この手の展開では響が勝つのがお約束と言えますが、
なんと響が手にしたのは「ハズレ」。パチもんファリーです。
バスドラは本物のファリーを手にしながらも着地に失敗して屋根に激突、
そのまま地面に埋まり、ボロボロになりながらファルセットに献上しました。
ファリー危機一髪のその時、団パパがタクトを振り下ろすと共に
王子隊も加わるオーケストラの演奏が始まり、長調の旋律に耳を塞ぐトリオ達。
その隙にファリーは逃れる事に成功しますが、
業を煮やしたファルセットはネガトーンを召喚しました。
ファリーの体内から音符が抽出され、
町中のパチもんファリーが一か所に集まってネガトーン化。
その際本物のファリーはネガトーンの中に取り込まれてしまいました。
ファリーを救助すべく、変身する4人。

『最近の映画は凄いなぁ』
町の人々は呑気なもので、この期に及んで映画だと思っていたようです。
それが仇となり、悲しみの音波に襲われる事態となりました。
ネガトーンを止めるだけでなく、ファリー救出のために挑みかかる4人。
正面から挑むメロディ、リズムに、パチもんファリーを打ち出して攻撃してきます。
その攻撃がメロディを直撃し、リズムを挟み込む等、
当初はやや押され気味ではありますが、ビートがリズムを解放し、
太陽の中からミューズが突っ込む等、次第に押し始めます。
ネガトーンの懐に飛び込んだミューズはファリーを救出しようとするものの、
パチもんファリーの攻撃を受けて弾き飛ばされてしまい、
気付いた時にはプリキュア達をパチもんファリーが完全に取り囲んでいます。
『あきらめろプリキュア。お前たちに勝ち目はない』
ファルセットの言葉と目の前の状況に、捕らわれのファリーは不安そうですが・・・

『たとえ勝ち目がなくたって!絶対諦めない。ファリーを助け出して見せる!』
先程直撃したパチもんファリーを豪快に打ち返すメロディに続き、
かかと落としを叩き込むリズム、上空へ舞いながらパチもんをあしらうミューズ、
ラブギターロッドでパチもんを仕留めるビート等、
4人それぞれがカッコよく、豪快に立ち回ります。
互いの背中を預けるビートとミューズ、力のこもった一撃を叩き込むリズムに続いて
メロディはパチもんファリーの頭上を飛び渡って、捕らわれのファリーを目指しました。
そしてメロディの手がようやく届き、無事ファリー救出成功です。
すかさずスイートセッションアンサンブル・クレッシェンドでネガトーンを撃退しました。

音符もファリーも取り戻し、一件落着。
決して油断した訳では無いでしょう。しかし、気が緩んだのも事実です。
その一瞬の隙を、ノイズは見逃しませんでした。
音符を奪い取り、飛び去るノイズ。茫然とするメロディの足元に、
先日までピーちゃんと呼んでいた鳥の羽根が散らばっています。
『うそ・・・最後の音符が・・・』

ファルセットが最後の音符を楽譜に埋め込むと、
遂に不幸のメロディが完成しました。
ノイズが見下ろす下で、ファルセットの高笑いがマイナーランドに響き渡ります。

柔らかな夕陽に包まれて、音楽会はつつがなく進んでいました。
和音、聖歌先輩をはじめとする人々は、今日一日の撮影が楽しかった事、
そして演奏を聴いて笑顔がこぼれていますが、
時計塔の小部屋からその光景を見下ろす響達の心は晴れません。
不幸のメロディが完成したら、世界は悲しみに包まれてしまう・・・
この笑顔が消えてしまう・・・
しかし案ずる響達とは裏腹に、音吉さんは自信を失っていません。
『音楽がある限り、世界は大丈夫じゃ』
結果としてファリーを守ってくれた町の人たちを悲しませるわけには行かないと、
力を合わせてみんなを守って見せると、改めて誓い合う4人。
柔らかな夕陽が照らすその顔は、決して暗くはありません。


スイートプリキュアのシリーズにおける、ギャグの際立つ一編といえば
真っ先に第30話が思い浮かびます。
この時も今まで見た事の無いようなフッ切れ感が爽快で、
テンポの良い展開というものがいかに楽しいか、改めて実感しました。
突っ込みどころ満載どころか、むしろ突っ込んで下さいと言わんばかりの
数々のネタや台詞回しの捻り具合がただただ楽しく、
和音、聖歌先輩、王子先輩といった久々登場のキャラクターや、
ファリーをはじめとするフェアリートーンやトリオ達もが生き生きと動き回り、
「脚本によって動いている」のではなく、「キャラクターそのものが動いている」ようで
各キャラクター達が血肉を持って感じられました。

奏太の太陽マンにおとなしくアコが従っていたり、
町の人々がいとも簡単に映画の撮影だという事を信じ切っていたり、
響が生身で「露伴とジャンケン小僧の戦い」のように屋根の上まで跳び上がっていたり、
和音、聖歌先輩、王子隊が「ライフコッドの村人」並みに強かったりする等は、
疑問に思う事そのものが突っ込みなのでしょう。
そして久々と言えば、奏のブッ壊れぶりも堪能しました。
本当にこの子は「たおやか」なんですよね?(笑)
何も考えず、頭をからっぽにして楽しむ事が出来ました。
また、「たおやか」にもかかわらず重い攻撃を叩き込み続けるリズム、
互いの背中を預ける安心感が感じられるビートとミューズ、
そして反撃に転じてからのメロディの手刀?のキレなど、
アクションパートにも見応えがありました。

バスドラとバリトンも、扱いの不遇さの全てがギャグとなり得て存在感が光り、
バスドラはアドリブかと思わせる台詞も多く「やめてよ聖歌先輩」には吹き出しました。
すっかり三枚目に転落したバリトンの扱いの悪さは、
それ自身がギャグとなっており、おうちに帰りたい気持ちももっともです。
そんな2人をパワハラすべき立場のファルセットですら、
かつての気弱な姿を久しぶりに見せてくれる始末。
なお、このファルセットの泣き落としを見ると、
本性を現す前の姿はやはり演技だったのかと思わせる等、
ファルセットというキャラクターの性格についても少し踏み込んだ気がします。

このようにはっちゃけた展開ではありますが、
ファリーの「慢心」を反面教師とする教訓も盛り込まれています。
思えばファリーはただ一人腕を組むことが出来なかった事があり、
案外その事に劣等感を抱いていたのかもしれません。
その反動が慢心につながった可能性もあると思います。
悔しい想いをした経験があるからこそ、最後の音符を守りきるという大任を
見事果たそうと、そして見返してやろうと思ってしまったのでしょう。
確かに負の一面ではありますが、そういった人間臭い部分も含めて、
フェアリートーンのキャラ立ちというものを改めて実感した次第です。
また、密かにコンプレックスを抱いていたのであれば
一概にファリーの慢心だけを責められないような気もします。

もう一つは逆境に立たされた時、「絶対に諦めない」と言い切れるかどうかです。
戦闘中においてメロディは迷う事なく、そう言い切って反撃に転じました。
しかし、最後の音符が奪われて不幸のメロディ完成という、
それ以上に深刻な事態を認識した時は、かなり落ち込んだ素振りを見せています。
これは当然と言えば当然で、メロディ=響が落ち込む姿を責める事は出来ないでしょう。
現にこれまでのシリーズでも、集めたものや大切なものを奪われた回、
初代第46話フレッシュ第44話などで、
打ちひしがれた主人公達の姿を目の当たりにしてきました。
この時はなぎさもほのかも、ラブ達も、
悲壮な決意を胸に最終決戦へと意識を向けていますが、
今回はそれに反し、夕日に照らされ穏やかさすら感じられる決意表明になっていました。
音吉さんの言う通り、形態がなんであれ音楽がある限り大丈夫だと、
根拠はなくとも安心感が感じられます。
と同時に「音楽がある限り」、すなわちノイズの目的である「音楽が無い世界」の
到来の可能性も示唆していると捉える事も出来るのではないでしょうか。
気たるべき最終決戦は、事によるとハードなものになるかもしれません。

またマイナーランドで高笑いを上げたり、上から目線で命令を下すファルセットの姿は
常にノイズの影響下にあるようにも見受けられます。
ファルセットの意志ではなく、ノイズの意志が
ファルセットの口を借りて出ているような、そんな気がしました。
果たしてファルセットだけでなく、マイナー達の扱いがどうなるのか。
結果音符のほとんどをノイズ自身が集めている=マイナー達は役に立たない、
というレッテルを貼られていなければ良いのですが・・・

ともあれ、本来は楽しく楽しむ一編でしょう。
小ネタのうちで目を惹いたのは、響が目にした映画のポスターのうち、
「ハートをつかめ!」が「ハートキャッチ」そのまんまであったり、
「Fresh Little Life」というものから「フレッシュ」という単語に目が向いてしまう事でした。
また和音、聖歌先輩、王子先輩の活躍そのものがファンサービスともいえ、
細かいところでのファンサービスも感じられる一編だと思います。
次回、その和音と聖歌先輩が操られているようで、
特に和音ファンを自認する私としては大いに気になります。
一体、来週何が起きるというのでしょうか??
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横浜学園都市部

このお話以外にも加音街の住人達の一体感を現した買いは無いと思いましたね。

やっぱり「やめてよ聖歌先輩」には、やられましたね。

聖歌の方が大好きな自分…結局夏服を披露しないで半年近くの立ってから登場しましたけど、せめて33話の大会はどうしたって当時思いましたね。

一番驚いているのは、響の親父:団までネガトーンの音波で悲しむことですね。

10話で浴びた時はケロッとしていたのに…って思いました。
by 横浜学園都市部 (2011-12-04 17:46) 

横浜学園都市部

入力ミスです。

「このお話以外にも加音街の住人達の一体感を現した買いは無いと思いましたね」→「このお話ほど街に一体感を現した回は無いと思いましたね。」
by 横浜学園都市部 (2011-12-04 18:14) 

なぎほの

う~ん。
スイートはいいテーマを扱っているのに、構成に難有りと感じています。

特に今日の放送は、スタッフが客観性を失って身内の盛り上がりだけで作ったか、とさえ思ってしまいました。
お好きな方は楽しめたと思いますが、残念ながら私はダメでした。

スイートは、過去のシリーズの中でも一番、キャラが活かせていないんです。
盛り上がる回でも、設定に場当たり的な唐突さが目について、今までで一番感情移入がしづらいです。

シリーズ構成の大野敏哉氏がドラマ脚本家で、アニメは初めてのため、それが影響しているのかも……よくわかりません。

初代からハートキャッチまでは、毎回のエピソードの中で、細かい設定や経験をきちんと積み上げてきていて、見ていても唐突な感じをあまり受けませんでした。(もちろん完璧ではありませんが)

正直に言うと、ハートキャッチはキャラデザインが大きく変わったので、最初はかなり戸惑ったんです。
でも見るたびに、物語の世界にぐいぐい引き込まれていきました。

今東京MXで再放送中だそうですが、プリキュア5!は、5人のキャラが明確に立っているので、それぞれに愛着が湧き、思わず感情移入してしまいます。

スイートは、状況の設定が唐突感を拭えないため、物語の中にどっぷり浸れません。
また各キャラクターの設定も積み上げてきた統一感が薄く、キャラに愛着が湧かないのです。
これは初めての経験です。

カオス回はハートキャッチでもありましたが、マリンのキャラが立っているし、「マリンならあり得るよね」と納得できる内容でした。
でもスイートはそうじゃない。
唐突に和音や聖歌先輩が出てきたり、違和感ありすぎ。
細かい設定に無理がありすぎです。

盛り込みすぎて消化不良を起こしている感じがします。
スタッフにがんばってほしい。

プリキュアシリーズは大好きですし、1年の長丁場なので、これまでと同じく、スイートも最終回まで見れば、「見てよかった」と思うだろうと期待しています。
by なぎほの (2011-12-04 20:45) 

スティクス

>横浜学園都市部さん
早ッ!(笑)
私が記事を書きあげてから、わずか11分でコメントを下さるとは・・・
いつも素早いレスありがとうございます。
聖歌先輩のあの存在感、楽しめました。
ご指摘の通り、33話にモブでもいいので出ていれば良かったのですが、
半年も出ていなかった分を取り返したというべきでしょうか。

また団パパが悲しくなってしまったのは
ネガトーンがパワーアップしているからとも考えましたが、
今回は「不意打ち」だったとも考えられそうです。
それでもあの程度の被害で済んでいる等、
やはり只者ではありませんね。
by スティクス (2011-12-04 23:14) 

スティクス

>なぎほのさん
好みは人それぞれですので、様々なご意見がある事は承知しております。
私もスイートに限った事ではなく、各シリーズにおいて違和感を覚えたり、
また具体的には挙げませんが、未だ受け入れられない話も数話あります。
今シリーズにおいても、例えば16話で少々否定的な感想を書いておりますが、
この時に気付いた事があり、以降否定一辺倒の評価はしない事にしました。

私は、私が読みたいと思うような感想を書こうと心がけています。
実際はそう上手くいかないのですが、目指す所はそこにあります。
例えば楽しんで視聴したエピソードについて、
否定的な事が書かれていると、人によっては残念に感じるかもしれません。
少なくとも私はそう感じていました。
そのため、例え個人的に違和感が払拭できない点があったとしても
何か良い所を探したり、様々な解釈を考えたり等、
最低でも1か所は評価するように心がけるようになりました。

これは同時期に再視聴をしていた5GoGoでも同様です。
正直、かなり好意的に書くのが難しい話もあり、相当骨を折りました。
それでもこの方針を続けるよう意識した事は、
私としては良い結果になったと考えています。
プリキュアに限った事ではありませんが、
人間誰でも長所より短所のほうが、指摘しやすいものです。
そんな中、長所を見出そうと意識する事で、
1度や2度の視聴では気づかなかった事が見えてきたり、
新たな見方に気づいたりする事が増えてきました。

今の私のように、極力良い所を見出して欠点を指摘しない方法と、
欠点を指摘する事によって逆に頑張ってもらいたいと激励する意味合いと、
批評には2種類あると思います。
プリキュアを愛するお気持ちは、なぎほのさんも同様という事は
いままでに頂いた数々のコメントから理解しています。
だからこそスイートにも頑張ってほしい、
なぎほのさんが求める水準に達して欲しいという想いも感じられます。
しかし、私は今後否定的な感想を書くつもりはありませんので、
もしもそれをご期待されているのであれば、期待に応える事は出来ません。

最後に大野氏に関して。現に前述の16話も氏の担当でしたし、
それ以外にも確かに不慣れな点も見受けられます。
しかし、アニメ畑以外の方だからこそ持ち込まれた新機軸や、
舞台を思わせる手法など、それが吉と出たか凶と出たかは別として、
評価しても良いと思います。
何より、震災の影響により当初予定と異なる展開にせざるを得なかった事、
それを破綻なくここまで繋げ、さらに商業的にも成功を収める結果を出した
スタッフ皆様の力量は大いに評価しています。
その点、このシリーズをここまで見続ける事が出来て、
私は本当に良かったと感じております。

せっかくコメントを頂戴したのに、反論する形になってしまい恐縮です。
しかしいろいろな意見を頂戴することで、
新たな見方に気が付く事もありますので、
これからも賛否どちらでも、お気軽にコメントを頂けると幸いです。
by スティクス (2011-12-04 23:41) 

龍

まさかのファリー主役回。シリアスな終盤を目前にこの展開は予想外でしたが、ここまではっちゃけてくれると逆に気分爽快ですね。「やめてよ聖歌先輩~」「お家に帰りたい」のところでは、家族が出かけていてよかった。もしいる時に見ていたら思いっきり不審者扱いされるところでした(苦笑)。

先日発売されたサントラ2でのインタビューによると、フェアリートーンの性格や個性は、担当声優の工藤真由さんご本人のアイデアなのだそうです。簡単に言えば、変身時のパートナーであるドリー、レリー、ラリー、ドドリーは基本的に真面目。ミリーは心配性、ファリーはお調子者、ラリーは少々臆病、シリーは使命感が強い、といった感じをイメージしているとか。

そして、今回戦闘シーンで流れたBGMは、発注されたものではなく作曲者の高梨さんの独断で作ったものだそうですが、作画の絶妙さとも相まってなかなか迫力がありました。さすがは「キュアメタル」。

脇役オールスターズ、と言わんばかりにサブキャラ大集合。聖歌先輩は実に14話以来の再登場でしたが、そういうキャラだったんですね。それにしても、加音町のみなさんは本当にノリがいいというか…確かに、不可思議な現象を見たら真っ先に「映画の撮影?」となりますからね。かなり強引ですが、それを逆手に取った響も凄い。まあ、バスドラとの一騎打ちでは、それが仇となって相手に一本取られるわけですが。

久々に気弱キャラを見せたファルセット。これは完全な演技でしたが、逆に言えば泣き落とし以外の作戦が思いつかなかったわけで…そういう意味では結局小物、ということなんでしょうか? もみくちゃにされて胴上げされるシーンでも完全に振り回されていましたし、卑劣な本性を現しても基本的には変わっていないように見えます。

ただ、かつては平気だった団パパも少なからず影響を受けるほど、ネガトーンの力が増大されていたり、今回一言も台詞がなかったこともありますが、密かにノイズの不気味さが出ていました。トンビに油揚げ、と言わんばかりに最後の音符をかっさらって行きましたしね。

ノイズの音波を心地よく感じるトリオと、ネガトーンの音波を不快に感じる加音町の人々。高梨さんによると、「幸福のメロディ」と「不幸のメロディ」は、メロディの長調と短調が違う以外は同じ旋律なのだそうです。つまり、根本的にはどちらも同じ。これはクレッシェンドトーンとノイズにも言える気がしますが果たして…?

次回、楽譜は完成…していません。肝心の「あるモノ」が抜けています。実はこれ、14話でミューズに化けたセイレーンが響達にさりげなく語っていましたが、それをここで回収するのは見事な伏線の張り方です。予告が何やら気がかりですが、「音楽がある限り、世界は大丈夫」(音吉さん)だと信じましょう。
by 龍 (2011-12-05 01:14) 

なぎほの

過去記事は目を通させてていただいていますので、スティクスさんの感想を書くスタンスは重々承知しております。ご安心下さい。

当然のことながら、過去シリーズでも、完璧な作品はありません。

映画ハートキャッチのコメントでも良い点だけを書きましたが、否定的な点もあります。
それは私も書いていません。

毎作品ごとに、新たなチャレンジをしてきているシリーズですので、今作品ではあえて、アニメ未経験の作家を採用したのだと理解しています。
また、新しい作家や監督、アニメーター他、次世代を担う人材を育成していくのも、企業として当然のことですし。

ただ私にとって、スイートは再視聴しても、過去シリーズの中で一番物語の世界に浸れない作品であることは、間違いないのも事実です。
正直キャラクターへの共感度も低いです。
好みの問題もあるのでしょうがw
だからといって、スイートの全部を否定しているわけではありません。

スイートが絆の再構築やコミュニケーションを扱っているのは素晴らしいし、感動するエピソードも過去にありました。

過去シリーズがそうであったように、新たなチャレンジが吉と出るか凶と出るかは、最終回まで観ないと分かりません。
しかしどちらになっても、来期以降の参考になっていくと思います。

常に斜め上を目指して昇華して来ているプリキュアです。
それが8年間シリーズを支えてきた原動力だと思っています。

by なぎほの (2011-12-05 08:27) 

スティクス

>龍さん
やっぱりその2つの台詞のインパクトはありましたね。
既に触れた「やめてよ聖歌先輩」もそうですが、
「おうちに帰りたい」では、私も調子に乗って「とっとと」をつけてしまう等、
ひょっとして初代へのオマージュかとも感じました。

それにしてもフェアリートーンに8種類もの個性を吹き込むとは、
昨年の学園祭ゲスト出演時と比較して(と言っては失礼ですが)
工藤真由さんの声優としての成長が著しいですね。
演技力の向上だけでなく、個々の個性を想像し創造するというのは
なかなか出来る事ではないと思います。
そして「キュアメタル」!その場面を先程もう一度見返して、
音楽の出来の良さにやっぱり高梨さんも相当楽しんでいると感じられます。
フレッシュで起用された当時は戸惑いがあったと聞いていますが、
既にプリキュアシリーズには無くてはならない存在になっていますね。

加音町のみなさんオールスターズは、町の人々のノリの良さという点で
SSでの「珍獣ミミンガ」や、フレッシュの「フサフサ大作戦」を思い出しました。
そして響が偽物を掴まされる件など、捻りの効き具合が絶妙で
おもちゃ箱をひっくり返したような賑やかさは心底楽しめました。

メロディの長調と短調の違いというのは、最初から気になっていました。
同じ旋律でも調を変えるだけで印象が異なりますが、
確かにクレッシェンドトーンとノイズ、どちらも鳥がモチーフですので、
何か関係があるのかが気になります。

そして次回の伏線。私もご指摘を受けて久々に14話を見返し、
これは見事だと納得しました。
てっきり「歌姫」がいないから大丈夫なのかと思っていましたが、
あの重要アイテムが無かったのですね。
ただ、私が忘れているくらいですので、
お子様が覚えているかがやや心配ではありますが、
次回を信じて見届けたいと思います。

by スティクス (2011-12-06 22:47) 

スティクス

>なぎほのさん
せっかくご意見を頂戴したというのに少々大人げない反応をしてしまい、
失礼しました。私は今回は心底楽しめたのですが、
それが全ての方に当てはまる訳ではない、という当然の事態を忘れ、
勢いに任せて反論してしまい、反省しております。

私はプリキュアシリーズ全ての作品に等しく愛情を注いでいるつもりです。
ここを始めた当初は単に好きなものを好きなように、気楽に語れる、
気楽なものでした。それが次第に私が想像もつかない程、
多くの方にご来訪いただくようになり、
文責、というものを意識するようになりました。
例えば、プリキュアをあまりよく知らない方がたまたま視聴し、
それが面白かったと感じたので、感想系サイトを開いてみたところ
私のサイトに当たったとします。
その時、その話を否定する内容が書いてあったとしたら
その方はプリキュアに対する興味を失ってしまうのではないか・・・
そう考えて、特にこの半年間は意識してきました。

私自身が、作品やエピソード、登場人物に関する批判的な意見を
見るのが辛かったという事情もあります。
他のサイト様であれば読まずに目を背ければ良いのですが、
私の記事に頂戴するコメントからは、私は逃げる事ができません。
コメントを読んだ上で、私の考えを示さなければなりません。
一時期このように逃げ場の無い状況が辛く、
コメント欄を止めようかと思った事もありました。
しかし私の記事に対して一切の意見する場を設けないのはアンフェアで、
色々な意見を尊重して行きたいと考え、コメント欄を継続しております。

うまくまとめる事ができず、支離滅裂になってしまってい申し訳ございません。
ただ、プリキュアを愛する者同士、せっかくのご縁ですので
今後とも交流を深められたらと思います。

by スティクス (2011-12-06 23:19) 

なぎほの

スティクスさん、丁重なご返信ありがとうございます。
いろいろな意見があるのは当然ですし、大丈夫ですよ。こちらこそ、今後ともよろしくお願いいたします。

「プリキュア初心者」と呼んでいいかわかりませんが、そういう方が、最初に否定的なコメントを見て、気持ちが萎えてしまうということはあり得ると思います。
また、スティクスさんがそれを心配されて、敢えて良い点のみにスポットライトを当てて、サイトを運営されるのはごもっともだと思います。

私もサイト運営者なら、悩むところでしょう。

時々、プリキュアシリーズをチラ見した程度で、批判的で感情的な荒れたコメントを書き込む人がいますね。
あれには私も腹が立ちます。

正直に言って、「初代から全部見て、意見を言ってよね」と突っ込みたくなるコメに遭遇することもあります。まあ、私のこの発言自体が独断と偏見に満ちているかもしれませんがww

「様々な考え方や感じ方が存在していて、それが共存して受け入れられているのが成熟した社会。自分と違う考えの人がいるのが普通の社会。」と思っているので、感情のさざ波が立つようなことがあっても、それが当たり前なんだと受け入れるようにしています。

自分と違う考え方や感じ方を受け入れられないから(即ち社会が成熟していないから)、戦争も起こるのだろうと思います。
話が大きくなっちゃいましたw

スティクスさんが、一つ一つのコメントに丁寧に対応したいと思われる誠実な方だから、真正面から受け止めて、考えてしまわれるのでしょうね。

私がサイトを運営したら、返答したくないコメはスルーするか、もしくは私が承認したコメントのみ表示するようにするでしょうww

もし、誠実なスティクスさんが心痛めるような、明らかに悪質というか、考え無しに感情を言葉にのせてぶつけてくるような、マナー違反の輩には、毅然とした態度で良いと思いますよ。

このサイトはスティクスさんのものですから、スティクスさんが一番心地よくいられるように運営されて下さい。それが一番いいと思います。

まあ41話は、響きが生身で屋根より高くジャンプしたのは、ちょっとやりすぎだったかなww プリキュアの力が無くてもいいじゃん、って思いました。
ギャグ回であっても、あまりぶっ飛びすぎて、整合性がとれなくなるような設定は避けた方が良いと、私は思っています。
東映アニメーションにも意見を伝えました。

わたしも話があちこちに飛んでしまいましたが、また覗かせていただきますね。 
ではまた~。

by なぎほの (2011-12-07 22:32) 

スティクス

>なぎほのさん
お心遣いありがとうございます。本当にうれしくなりました。
何より私自身が「さまざまな考え」を聞かずに反発してしまった事、
それによりなぎほのさんにお気を使わせてしまった事が申し訳なく、
相変わらず大人げが無いと反省しております。

私が、私らしくやっていけばいいと、気負わずいればいいのですが
極端に人目を気にしすぎるのが私の欠点でもありまして・・・
それでも、お蔭で大変気が楽になりました。
これからも、同じプリキュア好き同士、
交流を深められたらと思います。
本当にありがとうございました。重ねて御礼申し上げます。
by スティクス (2011-12-10 20:33) 

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