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映画 プリキュアオールスターズDX みんなともだちっ☆奇跡の全員大集合! [プリキュア劇場版]

偶然、今週は仕事で横浜へ行く用事がありました。
さらに仕事の合間の空き時間がかなり長く、プチ聖地巡礼を楽しんできました。
となれば当然横浜を舞台にしたこの作品を旬の内に観ようと思い立ち、
久々に再見レビューの筆を取った次第です。
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さて、すっかり春の恒例行事として定着した、オールスターズDX。
今なお、最も祝祭的気分に満ちた「グレイテスト・ヒッツ・ショウ」ともいうべき
その第1弾はファンにとってまさに夢の協演でした。
 
抜けるような青空の下、ラブ、美希、ブッキーの3人は桜木町駅に降り立ちました。
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丁度横浜は開港博真っ只中。街の賑わいに目を奪われますが、
今日彼女達がここにやってきたのは観光ではなく、ダンスコンテスト出場のためです。
ラブは早速チラシを取り出して場所を確認しますが、会場が良く分かりません。
誰かに道を聞こうと駆け出して行った先、桃色の髪の少女が目に止まりました。
『あの子に聞こっと。すみませーん!』
『え?』
ラブの声に振り返った少女はのぞみ。
共に初対面にも関わらず、互いに2人は何か不思議な感覚を抱きました。
直後、のぞみはりんちゃんの声に我に返り、ラブに一言謝って
慌ててりんちゃん達5人の待つバス乗り場へと駆けて行きました。
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反対のバスに乗ってしまったと騒ぐ6人を見送ったラブの胸の内に、
なんだか不思議な子だと、のぞみの印象が刻みました。

さてオープニングでは、ここに至るまでの経緯が描かれます。
ドーナツカフェでダンスコンテストのチラシを広げるラブ、美希、ブッキー。
のぞみ達は電車でタコカフェのチラシを広げ、
(背後の広告にミユキさんが描かれているというクロスオーバーも楽しめます)
なぎさはパンパカパンのチラシを手にしてチョココロネに黙っておれず、
タコカフェでほのかとひかりを誘いました。
そして教室で自慢気にアクセサリーを見せる仁美、
チラシを見せる優子に影響されて、咲と舞はナッツハウスへ向かいました。
ここから場面は一気に連続変身シーンへ!
ブラック、ブルーム、ドリーム、ピーチのブラック家族が手を重ねたと思えば、
みんなで協力し合って追われるモフモフ達を救い出し、
そして爆風から飛び出すブラックとホワイト、というおなじみの画に続いて
総勢14人が一斉に続く様はまさに圧巻!
大集合でポーズを決めた14人が、縦横無尽に活躍する本編はこのあとすぐ!

『我が名はフュージョン。全てを破壊し真っ暗な世界に。そのためにはまず力を集めねば・・・』
ザケンナー、ウザイナー、コワイナー、ホシイナー、スコルプさん
闇に蠢くそれらの怨念が一つに集まり、横浜上空に現れました。

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コスモクロックを目印に、ダンスコンテスト会場を目指して汽車道を行くラブ達。
タルトは一次審査に通過した事が信じられないと軽口を叩きながら、
練習に熱心だった3人を知るだけに、労う素振りも見せます。
その時、タルトはふと何か変な音を耳にして足を止めました。
突如、遥か上空から降ってきた物体が汽車道脇の入江へと落ちて来ます。
物体はシフォンとタルトを狙い、汽車道を逃げるラブ達の行く手に先回りして、
ワールドポーターズの前へと現れます。ギュッと圧縮されて人の形を取る物体。
力を欲してシフォンを狙う物体フュージョンを前に、早速ラブ達は変身します。

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プリキュア達がフュージョンと戦っている合間に、タルトはシフォンを背負い、
安全な所へ身を潜めようとしますがフュージョンには隙が無く、空いた片手で狙って来ます。
タルトが危ういと見るや、ピーチたちも防戦一方ではなく反撃に転じ、
ワールドポーターズ前で戦いを繰り広げた末、三方からフュージョンを取り囲みました。
直後、フュージョンは力が足りないと喘ぎながら溶けるように消えてしまい、
やや拍子抜け気味のピーチ達。ともあれシフォンとタルトが無事で一安心です。
そしてタルトは何か思い当るフシがあり、シフォンをラブ達に預けてどこかへ向かいました。
その後を、謎の物体に尾けられているとも知らずに・・・
そしてシフォンもまた、ラブ達がほんの一瞬目を離した隙に、
忽然と姿を消していました。つい先刻までラブの手の中に居たと言うのに・・・

場面は変わってパルミエ王国へ。
小々田国王とナッツ国王は、各国の代表が揃った会議の場へと向かいます。
『みんな、お待たせココ!』
扉を開けてモフモフ形態となったココとナッツを待ち受けているのは、
会場を飛び回るムープとフープを注意するフラッピ、
無邪気にライトを振り回すポルンのおかげで、収拾のつかない賑やかさでした。
ともあれ2人の到着を待ちわびたシロップに促されて、会議が始まります。
ナッツは何か恐ろしい気配を感じており、その脅威に対抗するため、
レインボーミラクルライトを作っていました。
ここからは「鏡の国」「お菓子の国」同様、ミラクルライトのチュートリアルです。
ミラクルライトを嬉しそうに振り回していたムープの手が滑り、
半年前に続いて再びシロップがライト直撃の被害を受けたり、
ミラクルライトを使う時はココが合図するという段取りが、会議の中で説明されて行きます。
その時、シフォンが襲われたという第一報をと共に、
タルトが息を切らせて駆け込んで来ました。騒然となる会議室。
と、嫌な予感を感じたタルトが振り返るとそこにはあの物体が・・・
『力をよこせ・・・』
たちまち追い回される珍獣達。しかしただ追われるだけでなく、
フープをシロップとミップルで助けたりと、ここでも作品を超えた共演がありますが、
非力なモフモフ達だけでは対抗する術はありません。
そして逃げるうちに転んでしまったルルンの背後から物体が迫りますが・・・
『なぎさ達に知らせるポポ!早く行くポポ!』
やっぱりポルンはお兄ちゃんです。ルルンを襲う物体をチョッピと共に身を挺して押し留め、
ポルンの意を受けたルルンは後ろ髪を引かれながら、一人逃げて行きました。

アカネさんのタコカフェに志穂と莉奈がたむろする、懐かしい光景。
そこにのぞみ達がチラシを頼りに、念願のタコカフェへとやって来ました。
のぞみの方向音痴で遠回りをしたものの、気を取り直してたこ焼きを注文し、
腕によりをかけてたこ焼きを作るアカネさんの手際を、目を輝かせて見つめる6人。
カレーをかけたら最強だと口走るうらら、タコの代わりに羊羹をと言い出すこまちに
それぞれりんちゃんが突っ込む中、
ソースの代わりにチョコをかけたら、というのぞみの素っ頓狂な発言は
くるみ志穂、莉奈、アカネさんの気を惹きました。
私の後輩のなぎさとほのかにそっくりだと笑うアカネさんに続いて、
志穂と莉奈もたこ焼きにチョコなんてなぎさにそっくり×3!と盛り上がり、
2人はなぎさの写真を見せようと手帳を取りに行きました。
そしてアカネさんもソースを取りに車内へ向かい、
ふと訪れた静寂の中、まだ見ぬ「なぎさ」と「ほのか」に想いを馳せるのぞみ達。
その静寂は、泣きながら降ってくるルルンによって破られました。
のぞみをなぎさと思い、助けを求めるルルン。
なぎさじゃないと気づいたルルンにくるみが声を掛けようとした矢先、
ルルンを追ってフュージョンも降って来ました。
アカネさんがソースを手に戻ってきた時、そして志穂達が戻って来た時には、
のぞみ達の姿は見当たりません。

フュージョンはルルンを抱えて逃げる6人の前に先回りし、
ザケンナー、ウザイナーを経てホシイナーに姿を変えました。
『大丈夫だよ。あんな奴にあなたを渡さない。
 それにはぐれちゃったお友達も一緒に探してあげるから。だから泣かないで』
怯えて涙目のルルンを励まし、この子には指一本触れさせないと変身する6人。
レモネードとミントは襲い来るホシイナーに鋭い蹴りを叩き込みますが、
相手の身体が粘体のため、弾き返されて攻撃が効きません。
他に目もくれずに、ルルンを抱えるドリームを狙うホシイナー。
すかさずローズが割って入ります。
『この子には指一本触れさせないって・・・!』『言ったでしょ!』
ローズに続けてルージュが、アクアが、
それぞれファイヤーストライクとサファイヤアローを叩き込みました。しかし・・・
やった?と思いきや、フュージョンは炎と水のエネルギーを吸収し、
何処かへと飛び去りました。先ほどのピーチ達同様、ドリーム達も釈然としませんが、
ともかくルルンに事情を尋ねます。ローズはミルクの姿になって、
モフモフ同士旧知の仲、久々の出会いを喜び仲良く跳ね回ります。
そしてルルンは「なぎさ」と「ほのか」に危険を伝えると訴え、
どこかで聞いたその名前にドリームは首を傾げました。

『お母さん、今の人たちお姉ちゃんのお友達かな?』
『そうかもしれないね。チョココロネばっかり買っていったし』
舞台は変わって夕凪町。なぎさ、ほのか、ひかりはパンパカパンを訪ねました。
どちらかというとキントレスキーのお友達じゃないかという疑惑の中(笑)
大空の木の下で、木漏れ日に包まれながら、ねんがんのチョココロネをてにいれたぞ!
いざ、なぎさがかぶりつこうとした矢先、
大空の木からムープとフープが飛び出してなぎさの顔に激突しました。
続けて大空の木からはムープ達を追ってフュージョンも現れます。
『ちょっと!これは私のチョココロネなんだから!』『・・・なぎさ、違うと思うよ』
チョココロネを奪いに来たと勘違いしたなぎさをほのかがたしなめる前で、
コワイナーを経てザケンナーへと姿を変えるフュージョン。
変身しようとしても、今の2人にはメップルとミップルが、ひかりにはポルンが居ません。
と思いきや、大空の木からメップルが飛び出し、なぎさの額に命中
続けてミップル、ポルンも飛び出して来ました。
『あんたねえ、何て登場の仕方すんのよ!』
ともかく話はあとで、今は変身が先決です。
デュアル・オーロラウェイブ&ルミナス・シャイニングストリームで変身し、
ルミナスにムープとフープを託して戦闘開始。
ムープとフープを抱えたルミナスを狙うザケンナーを向こうに回して
真っ向から徒手空拳の渡り合いを繰り広げる様は、流石は初代の貫録十分!
ブラックが思い切り力を込めて殴り返せば、
ホワイトは十八番と言える絶品の空気投げを披露。
転倒したザケンナーが形を変えて再び立ち上がる前に、
マーブルスクリューMAXで一気に決めました。
と思いきや、黒と白の光の奔流はザケンナーの体内へと吸い込まれて行き、
反撃もせず、力を吸収しただけで飛び去るザケンナーにブラック達も釈然としません。
ともかくムープとフープはお礼を言うと共に、「咲」と「舞」の事を心配しています。
その2人の名前に、ブラックとホワイトは顔を見合わせました。

舞台は再び移り、ナッツハウスへ。
咲と舞はようやくナッツハウスを訪れたものの、折角来たと言うのに閉店中です。
咲は肩を落とし、せめてアクセサリに負けないくらい可愛いと評判の
マスコットだけでも見たかったと呟いた矢先、
ナッツハウス前の艀にシロップ、ココ、ナッツが降って来ました。
そのまま何かから逃げるように咲と舞の元へ走り、直前で方向転換するココ達を見て、
『あ、そうそう。確かアレくらいの大きさで、あんな風にふわふわしてるらしいの』
『へえ。確かにかわいいわね』
『・・・・・・って!?何今の!?』
我に返った咲と舞の背後に、フュージョンが現れました。
ココ達を抱えて林へ逃げる咲と舞も、ラブ達やのぞみ達と同様、
先回りされて窮地に陥りますが、丁度そこにフラッピとチョッピが降って来ました。
『着地に失敗したラピ』『チョッピも着地失敗チョピ』
着地に失敗したフラッピの上にチョッピが落下するという、おなじみの展開。
ともあれフラッピとチョッピがいれば咲と舞も変身できます。
ウザイナーへと姿を変えるフュージョンを前に、デュアル・スピリチュアル・パワーで変身!
ウザイナーの第一撃を精霊の光を張り巡らせて防ぎ、精霊の力を溜めて大ジャンプ!
分裂して反撃してくるウザイナーに反撃を喰らうものの、
水面を滑り、ナッツハウス前の池で対峙します。
そのままブルームとイーグレットは頷き合ってツインストリームスプラッシュを放ち
精霊の力の奔流がウザイナーを直撃しますが・・・
これまで同様、ウザイナーも力を吸収しただけで、何処かへと飛び去って行きました。
当面の危機を逃れた宮迫ナッツは、咲達に力を貸して欲しいと訴えます。

その頃、ラブ達はみなとみらいでシフォンを探し回りますが、どこにも見当たりません。
『どうしよう・・・私がちゃんと見ていなかったから・・・』
自責の念に囚われるラブを励ます美希、ブッキーの元に、タルトが戻って来ます。
しかし後を尾けられていたという悪い報告に改めて危機感を募らせ、
シフォンを早く見つけるべく再び探しに行きました。
当のシフォンはと言えば、誰もいなくなった会議室で、一人ミラクルライトで遊んでいます。
その背後からフュージョンの一部が襲いかかり・・・
そして各地に散ってエネルギーを吸収してきたフュージョンは横浜上空で一体化しました。
『全てのものが私の一部となる。私の力となるのだ』
ランドマーク前にフュージョンが放つ力が落ちると共に、
みなとみらいはたちまち闇に覆い尽くされ、空が暗くなりました。

のぞみ達のいる空はまだ明るく、その下でルルンの話を聞いて
自分たちの他にもプリキュアがいる事を知りました。
散り散りになったみんなを助けたくとも、どこに居るのかわからないと
涙目のルルンを抱き上げたのぞみは、手がかりは無くとも大丈夫だと励ましました。
『こうしてルルンと出会えたんだもん。他のみんなにも絶対会えるよ!』
そのみんながどこに居るのかが解らずとも、のぞみの想いは変わりません。
『この空の下に居るよ。だって、ルルンも私達もこの空の下で出会えたんだもん。
 だから他のみんなも、同じこの空の下にいる筈だよ』
根拠は無く、言っている事は無茶であっても、
みんないつしかのぞみのペースに乗せられ、同じ空の下、必ず出会えると感じ始めました。
その時、うららは空の一角が暗く変わっている事に気が付きます。
時を同じくして大空の木のなぎさ、ほのか、ひかりも、
ナッツハウスの咲と舞も、暗く変わった空に気が付きます。
『行こう。みんなきっと、あそこにいる』

そしてラブ達もランドマークタワー上空のフュージョンを見上げて、
シフォンもあそこにいると考え、変身してランドマークタワーへと走ります。
3人の前に降り立ち、背中からザケンナー、ウザイナー、
コワイナー、ホシイナーを伸ばすフュージョン。
『シフォンは・・・シフォンはどうしたの?』
『あの力ももうすぐ私の物となる。お前達と共にな!』
その答えにシフォンはまだ吸収されていないと判断し、フュージョンに挑みかかります。
しかし各地で力を吸収したフュージョンは強く、3人がかりでも太刀打ちできません。
『お前達は私の中で、一つになるのだ』
『一つになる?みんな消えてしまうの?』
パインの問いかけた「消える」という言葉に、
シフォンもそうなるのではないかとピーチは途端に不安を抱きます。
個性を一つにすれば他人に責められて傷つく事も、自分を責める事も無くなる。
フュージョンはそう主張し、ピーチを名指して指摘しました。
『そう。今のお前のようにな』
『そうだ、私がシフォンをちゃんと見てなかったから・・・』
息を呑むと共に己を責めるピーチ。
『ピーチ!あなたのせいじゃないわ!』『しっかりして!アイツに惑わされないで!』
ベリーとパインが間髪を入れずピーチをフォローしますが、
すっかり取り乱し、色を失ったピーチの心には届きません。
ピーチの足元に闇が広がり、駆け寄るパインもベリーも足を取られ・・・
懸命にピーチを励ますベリー、パインの健闘空しく、3人は闇の渦に呑まれました。

ルルンと共に、暗くなった無人の街を、みなとみらいへ向けて走るのぞみ達。
その行く手、地響きと共に道路が割れて
無数のザケンナー、ウザイナー、コワイナー、ホシイナーが襲いかかって来ました。
ホシイナーの拳が6人を襲いますが、その下から変身した6人が登場!
5GoGoのテーマ曲と共に飛び出すドリームのカッコいい事!
ドリームは石ウザイナーと拳を交え、レモネードは海賊ホシイナーと交戦。
ミントとアクアは互いの背中を庇いながら土管ウザイナーと戦い、
そしてルージュは4発の火球を蹴って一度に複数の相手と渡り合います。
一方ルルンを守って逃げるローズの行く手には、信号機ザケンナーが現れました。
その窮地にローズの背後から飛び出したドリームが、
ザケンナーを殴り飛ばし様、シューティングスターで打ち倒す!
ローズとドリームを中心に円を描き、構えを取る6人。
しかし倒しても倒しても、敵は次から次へと沸いてきます。
それでもドリームの音頭と共に、再び立ち向かう6人。

ところが、状況はやや芳しくありません。
『ミミズはちょっと苦手です・・・』レモネードはミミズザケンナーのグロさに引いてしまい、
『だからお化けは嫌いって言ってるでしょ!』ルージュは唐傘ホシイナーに追い回され、
恐竜ザケンナーに追いつめられたローズをミント、アクアが救援に入るも
ブレス攻撃に跳ね飛ばされて、気づいた時にはローズ、アクア、ミントと
ドリーム、ルージュ、レモネードに分断されていました。
黒い雲を目指すよう指示するローズの前に現れる水道管ウザイナー
アクアが気転を利かせて蛇口を攻撃した事で、水を撒き散らして飛んで行きました。
そしてルルンはポルンの気配を察します。という事は・・・?

突如背後から爆音が迫りました。
振り返ると巨大な飛行機ザケンナーが突っ込んできます。思わず逃げるローズ達。
と、その時。壁にぶつかったようにザケンナーの動きが止まりました。
ザケンナーの機体を下から激しく蹴り上げているのはブラックとホワイト!
『みんな、大丈夫!?』
そのままザケンナーを撃破し、ローズ達の前に降り立つブラックとホワイトの頼もしい事!
ところがグラウンド照明ザケンナーに追われて逃げるルミナスに続き、
カッコよく登場したのも束の間、みんなで一斉に逃げ回るハメに(笑)
逃げながらも助けてくれたお礼とルルンを守ってくれたお礼を交換し、
互いをプリキュアだと認識し合うアクア、ミントとブラック、ホワイト。
そしてプリキュアがこんなにいるなんて頼もしいとルミナスに語るローズという、
厳密にはプリキュアではない2人が言葉を交わします。
そしてプリキュアは逃げているばかりではありません。
行く手に鉄アレイコワイナーの姿を認めると、すかさずブラックとホワイトが飛び掛かり、
ミントも背後から襲ってくるザケンナーのミサイルをエメラルドソーサーで止めました。
そしてザケンナーが旋回して襲ってくると見ると、
標的をザケンナーに変えて強烈な蹴りを叩き込むブラックとホワイト。
ザケンナーはそのまま撃破され、コワイナーも矢3本を放つサファイヤアローで撃退。
当面の危機は去り、ルルンもルミナスと再会して嬉しそうです。

ドリーム達は未だ危機の中にあり、敵を倒しても倒してもキリがありません。
石像ホシイナー小屋ザケンナーに追われたところに、
タイミング悪く先ほどアクアが上空に飛ばした蛇口ウザイナーが降って来ました。
前後を挟まれ危機一髪のその時、暖かな光が張り巡らされて3人を守ります。
ドリームが目にしたのは、精霊の光を張り巡らせるブルームとイーグレット!
そしてブルーム達に連れられたココ達もドリームと合流しました。
『ココ達を守ってくれて、ありがとう!』
『どういたしまして!』『困ってるときはお互い様でしょ』
親指を立てるブルームと、優しく微笑むイーグレットに、
精霊の光バリアで転倒したウザイナーが再び襲って来ました。
ブルームとイーグレットは手を取り合って精霊の力を込めた一撃を叩き込み、
続いて現れる花火ウザイナーを強烈なパンチで殴り飛ばすブルーム。
道を割って現れる木のコワイナーの攻撃に、後ろに走って逃げるレモネードは
見ていて危なっかしい逃げ方どおり転んでしまいますが、
すかさずイーグレットが精霊の光で防ぎました。
そして木の根を掻い潜ってパンチを叩き込むルージュに続き、
ブルームとドリームのタブルパンチでコワイナーを撃退。
そしてこちらの5人も、闇に覆われたランドマークタワーへと急ぎます。

闇の中。ピーチが目を開いた時、ベリーとパインがしっかりと支えていました。
シフォンを見つけるまで、こんなところでへこたれていられないと抗い
這い上がろうとする2人に打たれて、ピーチも再び立ち上がる意志を抱きます。
そんな3人を嘲笑うように、フュージョンの声が響きました。
奴がどれだけ力を持とうと敵わないとのたまうフュージョンに、
ピーチ達はそんな理由で探しているのではないと反論します。
大切な仲間だから、心配して探していると・・・
『ごめんねシフォン。一人で寂しいよね?すぐに見つけるからね』
あくまで下らないと扱き下ろし、全てを一つにしようとするフュージョン。
足元が揺れ、飲み込まれそうになっても、3人は繋いだ手を離しません。
『私達は負けない。こうしてお互いを感じて支えあえる限り、私達は絶対に・・・!』
『諦めないんだからーーーーーーーーーーーッ!!!』
涙を撒き散らして叫ぶピーチに続き、一斉に叫ぶ3人を、立ち上がる闇が襲います。
それでもピーチは涙を浮かべた目を逸らしません。
そして、ピーチの瞳の奥に、光が弾けました。

再び目を開いた時、ピーチの前には6人の後ろ姿がありました。
ベリーの後ろには3人、パインの後ろには2人が、取り囲んでいます。
『大丈夫?』『あなたたちは?』
未だ何が起こったのかわからず戸惑い気味のピーチ達に、
タルトはプリキュアが駆けつけてくれたと感涙に咽びながら答えました。
『ありがとう、助けに来てくれたんだね』
目を潤ませながら答えるピーチに、ブラックは首を横に振ります。
『あなた達は、自分の力で立ち上がったんだよ』
『私達の助けなんか無くてもね』
初代の2人、ブラックとホワイトは自力で立ち上がったピーチ達を誇らしく見つめ、
『そしてあなた達の諦めない強い気持ちがあったから』
『私達はみんなここに集まる事が出来たの』
2代目の2人、ブルームとイーグレットはピーチ達の気持ちが道標となったと語ります。
未だシフォンと会えない事が気がかりなピーチに対し、
ドリームは根拠は無くとも再会できると強く肯定しました。
『大丈夫だよ。絶対に会えるよ。だって、みんな同じ空の下にいるんだから!』
力強く頷くピーチ。そして・・・
立ちはだかるフュージョンを前に14人一斉に構えを取り、次々に名乗りを上げます。
『光の使者、キュアブラック』『光の使者、キュアホワイト』『輝く命、シャイニールミナス』
『輝く金の花、キュアブルーム』『煌く銀の翼、キュアイーグレット』
『青いバラは秘密のしるし、ミルキィローズ』
『希望の力と未来の光、華麗に羽ばたく5つの心、Yes!プリキュア5!』
『もぎたてフレッシュ、キュアピーチ!』
『つみたてフレッシュ、キュアベリー!』
『とれたてフレッシュ、キュアパイン!』
『あなたの思い通りには、させない!!!』
14人一丸となって、フュージョンを迎え撃ちます。

それでもフュージョンは一筋縄ではいかない相手でした。
フュージョンが放つ強烈な波動に、一斉に吹き飛ばされる14人。
フュージョンはランドマークタワーを上回る程に巨大化し、
口から放つ光線が14人の戦士たちを襲います。
しかし皆それぞれ、立ち上がる事を諦めません。
『諦め、られないよ。だってまだ、食べてないんだもん。タコカフェの・・・たこ焼!』
ドリームがタコカフェと口走るのを聞いて
ブラックとホワイト、ルミナスは顔を見合わせました。
『ありえないくらい美味しいんだから。タコカフェの・・・たこ焼』
『もしかして、お二人がなぎささんとほのかさん?』
レモネードの問いに頷くブラックとホワイトにも、心残りがありました。
『思い出したらお腹空いてきちゃった』『パンパカパンのチョココロネ、食べ損ねたもんね』
その店の娘であるブルームも、イーグレットと共に顔を見合わせます。
『パンパカパン、うちのお店なの。来てくれたんだ』
『私達、丁度ナッツハウスに行ってたから会えなかったのね』
イーグレットが口にした店の名前と、そこで売られているアクセサリーは
5チームの面々にとって知っているどころか、
今ここにいる健太と宮迫ルージュとナッツが作ったものです。
『りんさんとナッツさんが作ったアクセサリー、とっても素敵なのよ』
素敵なアクセサリーと聞いて、ピーチ達もダンスコンテストで
つけてみたいと願いながら、再び立ち上がりました。
『まだ、あんまり上手くないけど。みんなにも、身に来て・・・欲しいな』
みんなの目は再び輝き、そしてフュージョンを力強く睨み付け、次々と立ち上がります。

何故立ち上がる、というフュージョンに、答えをぶつけるドリームとピーチ。
『自分達が好きな物や自分達が大切に思っている事を
 伝え合うのが、とっても楽しいの!』
『それがとっても嬉しいの!何故だかわかる?それはみんなそれぞれ、違うから!』
フュージョンの拳が叩き付けられた際の砂煙をかい潜り、
みんな一斉にフュージョンへと躍りかかります。
『それぞれ考え方も感じ方も違う!』『そんな人たちが出会うから楽しいの!』
ブラックとホワイトは、あのケンカした日、
そして互いの事を良く知りたいと願った日の事
を思い起こしました。
『人は自分と違うからこそ・・・』『人に出会うことで自分も変っていけるの!』
ブルームとイーグレットは、先輩に花を持たせられずに悔し涙を流した日を、
多くを語らずそっと寄り添ったあの日の事
を抱きながら挑みかかります。
『違うみんながそれぞれの力を持ち寄るから、もっと大きな力になれる!』
絶望のどん底で手を取り合い、一緒に夢を追いかけると誓い合った
ドリーム達は知っています。本当に一つになるとはどういう事なのかを。
『みんなで力を合わせるからこそ』『どんな事でも乗り越えられるの』
その想いはベリーとパインが、そしてピーチにもしっかりと受け継がれていました。
『一つになるって言うのはそういうことよ!
 あんたの言ってる事なんかとは全然、違うんだからああああああッ!』
全員一丸となって攻撃を畳み掛ける様は、もはや文章で書き表す事など到底出来ません。
エメラルドソーサー、サファイヤアロー、ファイヤーストライクをぶつける3人に迫る反撃に、
すかさず割って入り、完全無欠強固なバリアを張るルミナス。
ブラックとホワイトはコスモクロックの鉄柱を蹴って跳びかかり、
フレッシュの3人はフュージョンの巨体を駆け上がり、拳を、蹴りを叩き込み、
さらにブラックとホワイトの重い一撃がフュージョンを打ちのめす!
上空へと高く跳んだブルームとイーグレットは
ブライトとウィンディにフォームを変えて光と風の力を集め、
それに気づいたフュージョンがそちらへ狙いを定めるのに気づいたローズは
強烈なパンチで地面を穿ち、フュージョンの体勢を崩しました。
その隙を見逃さずレモネードがプリズムチェーンで縛り上げ、
ドリームがシューティングスターをぶちかまし、
そこにブライトとウィンディが集めた光と風の力が命中しました。

しかしフュージョンが苦し紛れに放つ力によって、再び14人は倒れ伏します。
フュージョンの力を前に決め手を欠き、
みんな既に体力が残っていない状態では、抗う事が出来ません。
ミラクルライトがあれば・・・そうナッツがこぼした矢先、
光と共にシフォンが現れました。その手にはミラクルライトが握られています。
先程の会議室でフュージョンに襲われた際、
シフォンはミラクルライトを何気なく振りかざしたおかげでそれを撃退していたのでした。
ミラクルライトはシフォンによってモフモフ達全員に行き渡り、
ココの合図とともにミラクルライトの時間がやって来ました。
あたり一面虹色の光が包み込む中、
ドリームが差し出した手を取るピーチに続き、
ブラック、レモネード、ウィンディ、
ブライト、ルージュ、ルミナス、
ホワイト、ミント、ベリー、
ローズ、アクア、パインと続いて、14人が手を繋ぐ輪が完成します。
『一つになった私達の力・・・』『受けてみなさい!!』
エクストリーム・ルミナリオ、スパイラルスター・スプラッシュ、
ミルキィローズ・メタルブリザード、レインボーローズ・エクスプロージョン、そして
フレッシュ3人によるトリプルフレッシュ、各技の織り成す奔流がフュージョンに迫ります。
『そんなバラバラの力で、本気で私に敵うと思っているのか?』
みんなの力とフュージョンが押し返そうとする力は拮抗します。
しかし、彼女達の意志は負けません。
『それぞれみんな違うからこそ!』『一つになったときに、大きな力になるの!』
『私達の、みんなの想いは・・・』『一つなんだから!』
ブラック、ブライト、ドリーム、ピーチの主張と共に、
14色の光が一堂に会してフュージョンを押し返します。
ブラック→ホワイト→ルミナス→ブライト→ウィンディ→
ドリーム→ルージュ→レモネード→ミント→アクア→ローズ→
ベリー→パイン→ピーチと受け継がれた力によって、
遂にフュージョンは倒されました。
光を取り戻したみなとみらいに、夢色綺麗な虹(レインボー)がかかります。

そしてダンスコンテストは無事に開催されました。
フレッシュトリオと紹介されたラブ、美樹、ブッキーのダンスが始まりますが、
なにせこの当時はまだダンスレッスンを始めて間もない時期の事。
まだ実力は伴わず、練習不足も祟って開始早々無様に転んでしまいました。
それでも拍手を贈るのぞみに続いて、会場に拍手が巻き起こります。
ダンスはバラバラだったけど、想いは一つだったと
転んだまんまで笑うラブにとって、得難い経験となった事でしょう。
その後みんなでコスモワールドや中華街、赤レンガ倉庫に汽車道と、
横浜観光を楽しんだ後、念願のタコカフェを訪れたり
(ただ一人仕事しなければならないひかりが不憫というか・・・(笑))
ナッツハウスを訪れたり、うららのステージに盛り上がったり、
ドーナツカフェを訪れたり、花見に川遊びと
シリーズの垣根を越えて、みんなはもう「プリキュア」以外でも仲間です。
桜の花の下、最後にみんなで記念撮影。
姿の見えなかったモフモフ達もシャッターが切れると同時に割り込んで、
賑やかな写真が出来上がりました。


初めてこの映画の事を知った時の、胸の高まりは忘れられません。
歴代のプリキュア達が全員集合、所狭しとスクリーンを駆け巡るとは、
想像しただけでも楽しく、何という贅沢で豪華なイベントだろうとワクワクしたものです。
既に「ちょ~短編」での共演経験があるものの、
やはり番外ではなく本編として描かれると期待度が異なりました。
加えて当時まだデビュー間もないフレッシュチームがどう色を添えるのか、
フレッシュプリキュア放映時のオープニングで描かれる様や、
各種CM告知を観る度に、とにかく楽しみでたまらず、
DVD発売を一日千秋の想いで待ったのを、昨日の事のように思い出します。

その本編に目を向けると、ストーリーそのものよりも
とにかく懐かしいサブキャラ達の出演であったり、
各キャラクター、各シリーズの持ち味を活かした迫力満点のアクションが光り、
冒頭で述べた通りの、絢爛豪華なグレイテスト・ヒッツ・ショウといった感が楽しめます。
言うなれば、これは「お祭り」でしょう。
変わらぬ姉御肌の姿が壮快なアカネさんや、志穂と莉奈のやりとりも健在で、
特に志穂はお馴染みの3回口調だけでなく、
くるみと同じ場面に登場している事の感慨がありました。
美墨岳パパの寒いオヤジギャグがあれば・・・(笑)
対してSS組からの台詞付き登場はみのりと沙織ママだけというのがやや残念です。
中の人的には健太と宮迫、加代ちゃんに台詞があっても良さそうですし、
満と薫もラストの群衆に紛れているだけ、と少々寂しいのですが、
夕凪中の面々がストーリーに絡む展開にはし辛いので、
ここは無い物ねだりとして割り切りたいと思います。
「お祭り」の通りに、ラストのダンスコンテストの観客には一体何人が参加しているのか
これを探すのも楽しそうです。

アクションに関してはもはや言う事はありません。
プリキュアの魅力を知りつくし、プリキュアの何たるかを隅々まで理解している
スタッフの方々の渾身の力作と言える充実ぶりを、
ファンとして享受できることが、ただただ嬉しい限りです。
ブラックが圧倒的パワーを見せつければ、華麗な投げ技を見せるホワイト。
無敵の強度を誇るバリアとともに見事な援護を見せるルミナス。
(欲を言えばハーティエルアンクションがあっても良かったかもしれませんが・・・)
精霊の光を散りばめながら、美しい戦いぶりが光るブルームとイーグレット。
さらにオールスターズ限定の2段変身を経て光と風を巻き起こすブライトとウィンディ。
ドリームを中心に息の合った動きを見せる5組も、各々の技に磨きがかかっており、
ファイヤーストライクとサファイヤアローの複数攻撃の華やかさ、
プリズムチェーンとエメラルドソーサーのトリッキーな使い方、
そしてシューティングスターの食らわせ方など、見せ場に事欠きません。
さらにローズの地面パンチの強烈なインパクトもあり、
それぞれの持ち合いを120%描き出した、充実したアクションパートでした。

さて、今作はフレッシュ組にとってのスクリーンデビューでもあります。
翌年はハートキャッチ組が、翌々年ではスイート組が、
それぞれ新人として不安と戸惑いと共に戦いに巻き込まれる中、
フレッシュ組のある種の強さが印象的でした。
終盤、闇の中から自力で立ち上がり、先輩プリキュア達の姿を目の当たりにするまで、
フレッシュの3人は他にプリキュアが居ると言う事を知りません。
それだけに「助けてもらった」ではなく、「自力で乗り越えた」という感があり、
助けに来てくれたという言葉を否定するブラック達の誇らしさが際立ちます。
まだパインフルートやベリーソードはおろか、ピーチロッドすらない頃の事ですので、
ラストの全員技が物足りないのは仕方がありません。
また心の脆さを見せるラブの危うさは、後々までも彼女の個性として描かれるものなので、
この時点で指摘するべきものではないでしょう。
注目すべきは、ブラックから順に受け継がれる光をまとめあげてぶつけるピーチの姿です。
歴代、これまでに描かれ続けてきた歩みをしかと受け継いでいるかのようにも見え、
決めの雄叫びとも相俟って、フュージョンとの決着に相応しい一場面だと感じました。
もっとも、まだまだ未熟なのは戦いだけでなくダンスも同じ。
だからこそ、フレッシュプリキュアの最終回を知った状態で見返すと
いかにラブ達がこの1年で成長を遂げたのかが伺え、感慨深いものがあります。

始まったばかりでワクワク感のあるスマイルプリキュア同様、
この「オールスターズDX」というシリーズの開始に相応しく、
全編がワクワクさせられる展開に満ち溢れ、至福の70分を改めて堪能しました。
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なぎほの

オールスターズDXでは敢えて地名を出していませんが、ハートキャッチ映画版のように背景がよく書き込まれているので、すぐに「横浜」とわかりました。

特徴がある建物の数々・・・(ランドマークタワー、インターコンチネンタルホテル、コスモワールドの観覧車)

私は実家が横浜ですし、かつては勤務地が横浜でしたので、みなとみらい地区だと一目で分かりましたwww

オールスターズNSは「横浜」と明示しているので、今から楽しみです~(o^^o) 
すでに前売り券ゲットです♪
by なぎほの (2012-02-11 22:24) 

スティクス

>なぎほのさん
早速のコメントありがとうございます。
ハートキャッチのパリとモン・サン・ミッシェルもそうですが、
横浜という実在の風景があるだけで、
実際に彼女達がここを歩いたと想像できるのが愉しいですよね。

あと、実は私も出生地は横浜市緑区(現都筑区)で、
学生時代は横浜で青春を過ごしたので、
この町への愛着もあり、楽しめました。
都内に住んでいると、近いようでなかなか足を運ぶ機会が無く、
桜木町~みなとみらい~関内~元町・中華街までの
東京とは違った雰囲気はプチ旅行気分でいいですよね。

オールスターズNSで再び舞台となるとの事。
改めて聖地として盛り上がる事でしょう。こちらも楽しみです。
by スティクス (2012-02-11 23:08) 

龍

汽車道と桜木町駅(初代・横浜駅)ということは、日本で最初の鉄道ということですね。残っていたとは知りませんでした。

ちなみに、私の地元で「聖地」と言うと、「平岸高台公園」というものがあります。「水曜どうでしょう」というローカル番組のロケ地として有名で、この番組には当時大学生だった大泉洋さんが出演していました。プリキュアファミリーでは、工藤真由さんや西村ちなみさんが大ファンなんですよ。
ただ、もう1人の出演者・鈴井貴之さん(番組内での通称・ミスター)の娘さんが、弟の小学生時代の同級生だったことを、つい最近まで知りませんでしたが。さらに、近所の中学校が実は「タカアンドトシ」の母校だったり…。暇を見つけて「聖地」を回るのって面白いでしょうね。どこかにないかな…。
by 龍 (2012-02-11 23:21) 

スティクス

>龍さん
汽車道に架けられている鉄橋も貴重な文化財だそうです。
今回は仕事の合間だったのでじっくりと見られなかったので、
次はプライベートで改めて聖地巡礼してみたいです。

ところで札幌にお住まいだったのですね。
丁度今は雪まつりシーズンでにぎわっていらっしゃる事でしょう。
いつかプリキュアの雪像が出来ないかと思っているのですが・・・
プリキュアファミリーの方々がお好きな聖地というのも楽しいですね。
知らずのうちにご本人とニアミスしているかもしれません。

北海道におけるプリキュア聖地といえば・・・
札幌から相当遠いですが、根室の手前の「花咲駅」とか、でしょうか?
あとはひかり役の田中理恵さん、ブッキー役の中川亜紀子さんが
札幌のご出身のようですので、案外お近くかもしれませんね。
by スティクス (2012-02-11 23:42) 

横浜学園都市部

実は自分が上の名前で横浜の名を使っているのには、この作品の舞台としての県民の誇りを持ち合わせて、この名を使っています。

この作品では横浜を舞台にしていた背景には、当時みなとみらいで行われた「開国博Y150」とのタイアップを兼ねていたそうでした。

マスコットであるたねまるの登場も、その名残です。

個人的に初代の思い入れの強さが半端じゃなかっただけに、ジャンボジェットザケンナー(今作のオリジナルらしい)にしたからキックして登場したブラックとホワイトに、凄いお気に入りのシーンでしたね。

S☆S組は、あんまりメインキャラを描かれていないのが残念っぽいのですが、それを言い出すとNSでのスイートなんかもっと心配な気がしました(本編でのサブキャラ(加音町の面子の一部)のほったらかし感が半端じゃなかったので)。
by 横浜学園都市部 (2012-02-13 13:07) 

スティクス

>横浜学園都市部さん
私も学生時代を過ごした横浜への愛着があります。
友人や親戚も多いので、未だに第2の実家のような印象があります。
Y150には足を運ばなかったのですが、
中学生の時に行った「横浜博覧会」の記憶は今でも残っています。
横浜そごうからみなとみらいまでロープウェイがあったという、
とんでもないバブリーな催しだったのですが、
それだけに未来の期待を抱かせる素晴らしいものでした。

さて、言及されていらっしゃるとおり飛行機を蹴り上げて登場する
ブラックとホワイトは本当にカッコよかったですよね。
あのカタルシスは半端じゃありません。

またSS組のキャラに関しては、声優さんの2役で出られそうな
健太、宮迫、加代ちゃんに台詞が欲しかったという程度のものなので、
まあ仕方ないかな、と思っています。
その点、NSでのスイート組は・・・
私のお気に入りの和音の出番はおそらく無さそうですので(涙)
by スティクス (2012-02-13 22:02) 

龍

先日、「New Stage」を観賞してきました。今回はアクションこそ引けを取らないものの、例年以上に戦闘シーンで気遣いがなされています。
「横浜という現実の街が舞台であることもそうですが、周囲の風景が荒廃するようなシーンを出すと、東日本大震災を連想して子供が怖がってしまいますから」(志水監督)。
直接的な破壊をせずに、どうやって緊張感や緊迫感を出すのか、BGMも含めて相当な試行錯誤があったようです。

「スマイル」の戦闘シーンが控えめなのは、まだ始動したばかりというのもありますが、「New Stage」同様に気を遣っているのかもしれません。「Splash Star」の柔らかい作風も、「Max Heart」の激しいアクションについて「派手すぎて子供が怖がる」という意見があったことが理由に挙げられていましたから。

作品については、「『今回はDX三部作とは違う』とあらかじめ知っておいてほしいんです。先入観なしで観てもらえれば、と思います」と志水監督がおっしゃっていましたが、その通りの素晴らしい作品でした。
スティクスさんがご覧になるのは、まだまだ先だとは思いますが、志水監督の言葉を借りて言えば、今回の実質的な主役は28人のプリキュアそのものではなく、「プリキュアと出会った1人の少女」であることは、前もってお話ししておきます。
by 龍 (2012-04-02 15:41) 

ミスタープリキュア

ユーチューブに投稿された作品を早速拝見したが、初のオールスターズ長編作品とあっていい出来である。驚くべき事に、もうこの時点で「現役ピンクと1年先輩ピンクが出会うと、ホワイトバック・スローモーになる」「現役プリキュアは先輩を知らない」「歴代妖精たちは皆を知っている」というのが使われている。しかしこの作品では歴代プリキュアたちが「他にもプリキュア」がいた」というのを知らないというのが意外だ。どうやら「ちょー短編」での設定は「無し」になっちゃったらしい。

そしてその内容も、当時現役だったフレッシュは中盤まで活躍が少なく、その間は先輩3組11名の行動や活躍が多い。特に、GoGoが「タコカフェ」に行き、MHが「パンパカパン」に行き、SSが「ナッツハウス」へと、かつてのプリキュアの街へ行くという行動や、妖精入れ替えというのが面白い。またこの時期でも、志穂ちゃんの「そっくり!そっくり!そっくり!」という志穂節が聞けるのがうれしい。
(でもこの時期になっても、なぎさやのぞみの食い気はすごいな。マァ、DX3でも冒頭、お菓子の国のお菓子をパクパク食べてたからな。でも、うららの「カレータコヤキ」はうまそうだけど、こまちの「ヨーカンタコヤキ」、のぞみの「チョコタコヤキ」って何じゃこりゃ?!そんなの誰が食うのか!)
しかし話が進むにつれ、3組の戦いを始め、ようやく脚光を浴びたフレッシュと合流となって大決戦、やっとフレッシュ達も活躍出来たなと思った。

そしてラスト、あのエドはるみが司会者役で出たのは驚いた。エドはこの時期、「新・ヤッターマン」「ゴーオンジャー」と子供向け作品に出演してたが、まさかプリキュアにも!これでフレッシュは、この後TVでもオードリーと共演するのだから、これまたすごいな。でもこの後、プリキュア映画にコメディアンが出演しないのはさみしいな。また出して欲しいな。
by ミスタープリキュア (2012-12-06 00:18) 

スティクス

>ミスタープリキュアさん
まず、やっぱりいつもの文体に戻しますね。なんか書きづらくて(笑)
ご指摘されているように、この作品で行われた試行の数々が
後々まで生きているのがいいですね。特に先代と現役の出会いの場面は、
次のオールスターズでも展開されるんだろうなという期待があります。
今春のNSではまだヒヨっ子だったみゆきが、
すっかり先輩の風格を漂わせるのだと思うと感慨深いですね。
「ちょ~短編」が無かった事になっている点は、
特別なお祭り的なものだったと考えています。

>先輩3組11名の行動や活躍が多い
やっぱり初のオールスターズなので、
歴代プリキュア達の姿をじっくりと描いたのだと思います。
これ以降のオールスターズでは現役組メインで描かれて行くのも、
おそらくこの作品で先輩達の出会いが描かれているからでしょうか。
それにしてもファンサービスが多いのが嬉しいですね。
志穂節もそうですが、同じ声のくるみと同じ場にいるという事実がツボでした。
食えるかどうかは別として、カレーや羊羹も各々の好みを知っていると
この子達なら本当にやりかねないと納得させられます。

>エドはるみ
単なる司会者役に徹していて良かったと思います。
あの持ちネタを披露されてしまうと、少々違和感が・・・
個人的にはあまり芸人とのタイアップを好まないので、
このくらいの露出で良いと思っています。
by スティクス (2012-12-08 07:56) 

ミスタープリキュア

そうかも。
しかし、昨今の映画番組での、芸能人による吹き替えに対する批判に比べると、アニメ、それも我らが「プリキュア」ならいいだろう。

あの後何度も拝見したが、変身シークエンスが、MH・SS・GoGoの3組11名はフルに有り、MHとSSの口上「とっととお家に帰りなさいッ!!」「アコギな真似はお止めなさいッ!!」もちゃんと有るのがうれしい。これがシリーズ進むに連れてシークエンスが段々と少なくなり、「とっとと」「アコギな」の口上も無くなってしまう。そしてNSではシークエンスが全く無くなってしまうのだから悲しいな。

また大決戦のどんづまりで、必殺アイテム「ミラクルライト」を出して、プリキュアファンの合言葉(と言うべきか)「プリキュアに力をォ!!」の掛け声で、プリキュアはパワーもりもり、そして必殺技の合体攻撃で大勝利というのだが、流石にこの作品では、ライトを振っているのが妖精達(もちろん観客達も)のみで、プリキュアの強化変身も無い(せいぜいSSの劇中二段変身程度か)のが、後のDXシリーズを見た人にはちと物足りない。しかしDX2では妖精(&観客)と共に、フェアリーパーク客である歴代脇役&異世界住人が振り、そしてDX3ではこれらの他、(劇中では見せなかったが)世界中の人々が振るという、壮大なスケールへと進化していくのだから。
(もちろん、私めやそなたも作品内の人々だったらやってたかもね)

事件解決後、ラスト部分でなぎさ・咲・のぞみがどんな場所でも食い物をパクついているのを見て、「ホントに、いつまでたっても中心キャラは食べるの好きだなァ」(ブロッサムは除く)と呆れていたが、その前のダンスコンテストが、ラブ達がガチガチだったのがおかしかった。当初は「アレッ?ラブ達ってこんなにダメだったの?」と思ったけれど、その後「そうか。ラブ達はまだダンサーとしても初心者だったんだ」と判った。やがてラブ達はプリキュアだけじゃなく、ダンサーとしても成長していくのだから。
(でも最近のオールスターズ映画ではダンスしてないなァ)

by ミスタープリキュア (2012-12-11 23:23) 

スティクス

>ミスタープリキュアさん
この作品で過去作の描写が充実しているが故に、
DX2以降は「既に描いている」ので割愛される傾向になったのかと思います。
確かにファンとしては寂しさもありますが、
反面オールスターズの流れが途絶えることなく続いているのも
こうした取捨選択があるこそと、なるべく肯定的に考えるようにしています。
年を追うごとに増え続けるプリキュア達が、
みんなフルバンクで変身or技を繰り出したりしたら、
それだけで尺の大半を費やしてしまいますから・・・

ミラクルライトやパワーアップに関しては、ご指摘の通りと思います。
年を追うごとに進化発展していますね。
何かを犠牲にする以上、目に見える進捗がある事が嬉しいです。

>中心キャラは食べるの好き
次のオールスターズではみゆきでも違和感無いですが、
さほど大食いのイメージが無いので、なおが加わるのでしょうか・・・?
ラストのラブ達の「ダンスという名のタコ踊り」も
この時はいかに発展途上だったかが伺えますね。
ラストまで見届けた今となっては、プリキュアとしてだけでなく
ダンスの成長や人間として成長した姿に感慨深いものがあります。
by スティクス (2012-12-12 21:58) 

ミスタープリキュア

久々にこの項に投稿する。

実は私め、今日とある本屋で、この「DX」と後日談の「NS」のフィルムコミックを入手した。これでオールスターズ映画コミックの大半を入手した。

読んでみてとても楽しい。以前ユーチューブで見た作品が、次から次へと掲載されている。特に「DX2」「DX3」同様、群衆シーン(「NS」は通行人シーン)で「こんな人が出ていたのか」と感心した。やはり映像では、ちょっとしか見せないのだから、結構これらは役に立つ。でもページ数が制限されている関係上、一部のOPや全てのED(「DX2」「NS」はOPが入っていた)、そして一部の場面が削られているのはちと残念である。
(特に志穂の「志穂節」が全て削られていた。志穂でなくても「ヒドイヒドイヒドイ!!」。また「DX2」でアラクネアとカレハーンが「いつまで寝ている!? カレーパン!!」「カレハーンだ!!」と言い合う場面もだ)

また「NS」では、「スマイル」と「スイート」の活躍を中心に、エコーの勇姿が掲載されていた。でも、もう映画ではエコーの勇姿を見られないのは悲しいなァ。やはりエコーは、満・薫・フラワー同様、番外扱いされるのか。

なお今回入手した本は、「ブックオフ」に無かったとはいえ、結構アシが出てしまった。双方とも880円+税で、約1900円もかかった。ブックオフで買った「DX2」「DX3」は双方とも約500円だったのになァ。でも買えた事はうれしい。

なお今日行った本屋では、「NS2」のフィルムコミックがもう販売されている。早ェなァ! でもまだ筋が分からないので、ユーチューブやDVDで拝見してから、余裕を見て買おう。

以上
by ミスタープリキュア (2013-08-06 20:10) 

スティクス

>ミスタープリキュアさん
本当にオールスターズがお好きなんですね。
その熱意には感服します。
群衆シーンを吟味できるという用途は面白いですね。
フィルムコミックというものの活用方法になりそうです。

>エコー
あの一回だからこそ、価値ある存在になっていると私は思うのですが・・・
モブとして登場してもいいかもしれませんね。
by スティクス (2013-08-09 07:03) 

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