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スマイルプリキュア第7話『どこなの?わたし達のひみつ基地!?』 [スマイルプリキュア!]

秘密基地・・・懐かしいですね、この響き。子供心には何とも言えぬワクワク感がありました。
私も幼少の頃、ダンボールやら発泡スチロールやらを植え込みの裏などに積み重ねて
そんなものを作った思ひ出があります。
しかし作っている時は楽しくとも、次第に足を運ばなくなり、ふと思い出して足を運んでみると、
既に片付けられていたり壊れていたりという、どこか切ない記憶にも繋がります。
さてタコカフェ、大空の木、ナッツハウス、ドーナツカフェ、植物園、調べの館と、
プリキュアシリーズには皆が集う場所がありました。
みゆき達にとってのその場所とはどこなのか。その場所から始まる物語の開幕です。
  
電話デコルをデコルデコールに収める事で、ポップとお話しする事が出来ます。
ホログラムのように浮かび上がるポップの姿にキャンディは喜び、
五人は手を振り、ポップは照れ(笑)と盛り上がっていたところ、
生徒達に声をかけられ、慌てふためくみゆき達。
ここは学校。それも中庭の東屋ですので、人目を憚るのは至難の業です。
とっさにあかねがUFOだと叫んで生徒達の気を惹き、
その隙にみんなでキャンディとデコルデコールを隠して事なきを得ました。
屋上へ場を移すものの、ここもそれなりに人が来るため隠れて話が出来るような所では無く、
かといって各々の家には家族がおり、プリキュアの話が出来るような場所は思い当りません。
『私達だけの秘密の場所があればいいんだよね?』
『それってプリキュアの秘密基地みたいな?』
流石はやよい、目の付け所が一味違います(笑)
ともかく、皆で秘密の場所探しを進める事と相成りました。

さて今回のオープニングもオールスター仕様。
昨年のこの時期には新人扱いかつ、まだ頼りなかった響と奏から
先輩の風格が漂う様には胸が熱くなります。
響とみゆきの運命の出会いと、オールスター初参戦となるビート、ミューズの活躍を経て、
精霊の光を巧みに用いて戦うSS組、ブルームとイーグレットのカッコいい事!
嗚呼、BD発売が待ち遠しい・・・

アリス、ハイジ、シンデレラ、そして赤毛のアン。
みゆきは自室の本棚からお気に入りの本を手に取り、
キャンディと共にふしぎ図書館への扉を開きました。
同じくあかね、やよい、なお、れいかも自室の本棚のスイッチを入れ、
みんなが不思議図書館へと集まって来ます。
それにしてもあかね、ホットプレート背負いながら「ちゅうちゅうたこかいな」って(笑)

みんなの部屋から直接来られるふしぎ図書館は、秘密基地としてうってつけに思えます。
『秘密基地ここでええんちゃうか?便利やん』
みんなもその意見に賛同しかけて、やよいは周囲の探検へ出かけました。
ところが木の根につまづいて転び、駆け寄ろうとしたみゆきは枝に吊るされ、
あかねも足を滑らせて、なおとれいかを巻き添えにして窪地に転落。
『無いわ!やっぱ秘密基地ここちゃうわ!』
言いだしっぺのあかねは、真っ先に却下しました。
『折角どこへでも行けるんだし、もっと素敵なところにしようよ』
「素敵なところ」にれいかは心当たりがあるようです。まさか鏡の国じゃないですよね?
ともかく、行ってみてからのお楽しみ、と本棚の扉を開きました。

やってきたのは、どこかの研究室のような場所でした。
れいかに導かれるまま扉を開くと、そこは猛烈な寒風吹き荒ぶ地でした。
『れいかちゃん、ここって?』『富士山です!』
前回の南極に続き、今回は富士山頂。確かに富士山測候所は無人となりましたが・・・
なぜ富士山、との問いにれいかは「道」と書かれた書を取り出して力説します。
『プリキュアとして歩む私達の道は険しいわ。人の一生は、重荷を負うて遠き道を往くが如し。
 でもその道の先には、この日本一の富士山があるの。
 私たちにとって、これほどふさわしい場所があるかしら?』

何か凄く高尚な思想ですが、飛躍しすぎて四人はもとより私もついていけません(笑)
それ以上に、この過酷な環境では風邪をひいてしまいそうですので、当然却下となりました。

続いては、秘密基地に関して一家言あるやよいの出番です。
『私が本当の秘密基地に連れてってあげる!』
やよいが自信たっぷりで皆を連れて来た場所は、
確かに秘密基地らしくモニターやスイッチが並んでいます。
映画のセットのような光景に目を奪われ、楽しそうにボタンを押してはしゃぐあかね達。
ところがここは本当に映画のセットで、スタッフに怒られ、慌てて撤収となりました。
『だって、一度でいいから行ってみたかったんだもん』

続けてなおの出番。常識人の彼女だけに、これは期待できそうです。
果たしてぬいぐるみに囲まれたピンク基調の部屋で、いかにも女の子好みしそうな場所でした。
なおは実は可愛いものが大好きであり、
それはあかねも同様でゴリラのぬいぐるみにしがみつく姿に、
二人の意外な一面を見たみゆきとやよいからは意外そうな声が上がります。
『じゃあ、とりあえずお茶にしよっか?』
ところが、実はここはぬいぐるみ売場。当然飲食禁止です。
困惑した店員に注意され、さらにキャンディがぬいぐるみに間違われて売られそうになり、
またまた撤収と相成りました。

三度目ならぬ四度目の正直。あかねが皆を案内した場所とは・・・
ええ、確かに人には邪魔されない場所でした。なんたって動物園のゴリラのお家ですから。
『な?ええやろ、ここ』
大人ゴリラに抱きついてしまって血の気が引くみゆきを他所に、
あかねは赤ちゃんゴリラを抱いて満足そうですが、こんな場所が秘密基地になる筈がありません。
飼育員に見咎められ、急ぎ帰ろうとしても壁に描かれた絵の本棚は動かせません。
もちろん、ここも撤収です。

いったいどうやって戻ったのか(笑)再びふしぎ図書館へと戻った頃には
秘密基地探しは暗礁に乗り上げ、皆のテンションは下がり気味です。
しかし、困惑するみゆきの想いに気付いたれいかが助け船を出しました。
『みゆきさんは秘密の場所に随分こだわりがあるようですね?何か理由があるんですか?』
みゆきは赤毛のアンの作中、秘密の場所で永遠の友情を誓い合ったアンとダイアナに憧れ、
前に住んでいた町の近くの森に素敵な場所を探しに行った事を打ち明けました。
そして、みんなでそこへ行ってみる事となりますが・・・
その頃、その森では、仲良しの女の子2人を見下ろしながら、ウルフルンが現れました。
『言っておくが、これはスマイルじゃねぇ。悪だくみしてる顔なんだよ』
本当に丁寧な方です、この狼さんは(笑)

『あ~あ、はしゃいじゃって』『子供ね、もう』お前が言うな
楽しそうにみんなを先導するみゆきを微笑ましく見守りながら、
やよいにツッコミつつ森へと足を踏み入れて行きます。
『やっぱりここ、アンとダイアナみたいな心の友にぴったりの場所だよ』
懐かしい森の風景。秘密の場所へ近づくにつれて、みゆきの胸は高鳴ります。
ところが、その秘密の場所でおままごとをしている二人の女の子を見て、足が止まりました。
みゆきに追いついた四人も事情を察し、ここはあの子達の秘密の場所なのだと理解して、
引き上げようとした矢先、ウルフルンが姿を現します。
『いい加減目障りだな。俺は笑顔が大っ嫌いなんだ!』
白紙のページを塗りつぶし、たちまちネガティブへ陥る子供達。
変身する五人に対抗すべく、ウルフルンも木をアカンベェと化します。
『ここはあの子達の素敵な場所なんだから、私達が絶対守る!』

早速振るわれるアカンベェの腕を五人そろってジャンプでかわし、
プリキュアの高い身体能力、とりわけジャンプ力に未だ戸惑うハッピー。
しかし戦闘経験は未だ不十分な五人は、あえなく腕に叩きつけられました。
ウルフルンはこんな森を守って一体何になると鼻で笑いますが、
戦士としては未熟であっても、ハッピーの想いは既にはっきりと固まっています。
『あなたにはただの森かもしれないけど、大好きな友達と一緒に遊んだり、
 おしゃべりしたりする場所は、とってもキラキラした素敵な場所なんだから!』

ハッピーシャワーを放つべく気合注入を始めるものの、その隙にアカンベェが襲って来ますが・・・
その腕は四人一丸となって受け止めました。
みんなのアシストの下、ハッピーシャワーを放ってアカンベェ撃退。
前回千人相手でも構わないなどと言っていた狼さんも、あっさりと撤退して行きました。
再び仲良く楽しく遊ぶ女の子たちを見守りながら、みゆき達もそっとその場を立ち去ります。

ふしぎ図書館に戻った後、みゆきは本の扉に場所選びを任せてみようと思い立ちました。
みんなも同意し、本棚の前に揃って念じながら、本の扉を開きます。
ところが、出てきたところも再びふしぎ図書館でした。
『うちらだけのすっごい楽しい秘密の場所って念じてんけどなぁ~』
あかねだけでなくみんなが同じことを考えており、その結果ここに出てきたという事は・・・
『私たちの秘密の場所は、最初からここにあったんだよ』
探すまでも無く、答えは最初から出ていました。
場所にこだわらずとも、みんなが一緒に楽しく過ごす事が出来る所こそが秘密の場所だと、
ふしぎ図書館もそう言っているようです。
みんなも納得して、めいめいキノコに腰を下ろして行きますが、ちと互いの距離が遠すぎ、
れいかに至ってはどうやってあの高さに座ったのでしょうか(笑)
かといって一つのキノコに腰かけるには狭すぎて、端のやよいはあえなく転落しました。
そんな時、キャンディは星デコルでデコレーションを促します。
大きな切り株は家へと姿を変え、そんな能力があるのなら最初っから言え、
という突っ込みはあかねが代弁してくれました。
しかし最初からその事を知っていたとしても、いろんな場所を見て来たからこそ、
ここが素敵な場所だと気が付けたのだと感じるみゆき。
ここじゃないって最初に言ったのはあかねだと茶化すなおも2番目に言ってましたけど(笑)
れいかは壁に「道」の書を貼り、やよいに浮いていると突っ込まれました。
ともあれ装飾、そしてお茶を淹れ、秘密基地の誕生に乾杯します。
『見つかったね、私たちの秘密の場所』
『うん!それでは私達だけの秘密の場所、ふしぎ図書館に、乾杯!』


それぞれが思い抱く秘密基地めぐりの場面は楽しい反面、
こんなに「ズレとる・・・」面子ばかりで大丈夫かといらぬ心配をしてしまいそうです(笑)
まずはインパクト抜群だったれいか、ここまで天然キャラだったとは・・・
富士の高嶺での力説もさることながら、最後まで「道」の書にこだわり、
さらにさりげなく装飾までされている事には笑わせてもらいました。
あかねも終始ホットプレートを背負いっぱなしで、どんだけお好み焼きが好きなんだと思いきや
ゴリラのぬいぐるみに興味を示したり、子ゴリラと戯れたりと、
同じくらいゴリラが好き?な事が意外な趣味と言えそうです。
次の共演機会があるならば、響先生とのゴリラダンスに期待ですね(笑)。
それにしてもゴリラのお家でお好み焼きを焼くつもりだったのでしょうか。
また、あの秘密基地にホットプレートを使うための
交流100V、20A程度の電力が来ていると良いのですが・・・

やって来た先が売り場だったりした常識外の行動があるものの、
なおは流石に常識人です。お茶セットを持ってきているのは彼女だけですし、
みんなで楽しむために何が必要なのか、さすが大家族だけあって慣れた感じがしました。
そして、やよい。本当にこの子はヒーロー、というより特撮モノが好きだと伺えます。
秘密基地の何たるかについての力説であったり、
「子供じゃないもん」発言のインパクトも絶大で、
4人それぞれのぶっちゃけはっちゃけプロブレム(NoNoは付きません)が実に楽しいです。

さて童心に戻ったように楽しめた一方、
過ぎ去った日はもう戻ってこないという切なさも感じました。
みゆきにとっては、あの森の中の場所は大切な記憶だった筈です。
おそらくそこでは、引っ越す前の友達と遊んだ事もあったのでしょう。
楽しそうな子供達を見るみゆきの顔を映さないのは、複雑な心境を表しているように思えます。
キャンディをそっと抱きしめる様からは、ここはあの子達の場所だと頭でわかっていても、
もう自分の場所ではないのだというような想いが伺えた気がしました。
それでも子供達を振り返りながらこの場所を後にする姿からは、
もう戻れない過去に未練を抱くのではなく、
今の友達である四人と共に先を見据えて歩むという答えを出したように思えます。

そう考えるとやよいの「子供ね、もう」「子供じゃないもん」発言が意味深に感じられました。
以前住んでいた町に戻ったみゆきは、今より少し前の記憶に胸を躍らせていますが、
それは今より少しだけ昔の、少しだけ過去のみゆきの姿です。
しかし森の中で出会う二人の女の子は、もっと小さな子供であり、
彼女達から見れば中学二年のお姉さんは大人に見えてもおかしくありません。
その中学生のみゆきが、あの子供達と同じ目線で楽しむ事はもう出来ません。
はからずも今回、みゆきが選ぶ本の数々「アリス」「ハイジ」「シンデレラ」「赤毛のアン」は
いずれも少女が何らかの形で成長する物語です。
プリキュアも同様、少女の成長を肯定して描く作品群ですので、
こうした作品のチョイスからも何となくメッセージ性が感じられる気がしました。

そして大切な場所についての答えも満足いくものでした。
思えば過去作の秘密基地的存在の場所の数々も、
ナッツハウスはややその傾向が高く、調べの館は本物の基地になってしまいましたが(笑)
あくまで「舞台」であり「基地」ではありません。
場所そのものが持つ雰囲気ももちろん大切だと思いますが、
例えばナッツハウスも、そこで過ごした日々そのものがみんなの大切なものになりましたし、
それはタコカフェや大空の木、ドーナツカフェや植物園も同様です。
「もともと地上には道は無い。歩く人が多くなれば、それが道になるのだ」
魯迅の「故郷」の結びの言葉のように、場所に対する記憶も同じ事が言えそうです。

それ以外でも相変わらず説明が丁寧なウルフルンや、
願い事を口にして珍しく突っ込まれるあかねに笑わせて貰いました。
が、しかし!一番の注目はこの場面でしょう。
私以外にも一時停止ボタンを押した方いらっしゃいますよね?
ええ、なおの胸元が露わになりかけた場面の事です(笑)
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なぎほの

まさかプリキュアの中で、「赤毛のアン」や「心の友ダイアナ」という言葉が聞けるとは思いませんでした。
私も大好きでしたよ、『赤毛のアン』。

親には内緒の「秘密基地」を決めて、そこで遊ぶことは、私も子どもの頃にやっていました。
客観的に見ると、小さな公園の中のわずかな木陰だったり、ちょっとしたスペースだったりするんですが、当事者にとってみれば特別な場所。
それもすっごく広くて、何でもありな場所(だと本人達は思っている)なんですよね。

大人の私でさえ、子ども時代を思い出したのだから、今日の話にハートキャッチされた子は多いのではないでしょうか。

それから、ラストの締めは「青い鳥」を彷彿とさせますね。
「色々巡り巡ったけど、幸せの青い鳥は一番近くにあった」

一番身近にあるものが最高だったとわかるのは、あちこちぶつかったり、失敗したりして経験を積むからこそ。
お子ちゃま向けですけど、相変わらず深いですね、プリキュアは。

by なぎほの (2012-03-18 22:12) 

きすけ

ども…3周年おめでとうございます
と言っても、自分はスイプリやっていた途中ぐらいからブログを読むようになった
新参もいいとこなんですけどw初めてコメントしてみますぜ

れいかさんの面白かわいい面が回を増すごとに露になって、段々心惹かれている俺がいる^q^
あと「なおは昔からかわいいものが好き」っていう幼馴染みらしい一言があって…キマシタワー
最後の、なおの胸うんぬんのシーンでもれいかさんが押し倒しているようにも(ry


長くなりましたがw来週もまたブログ読んだりコメントするだろうから…コンゴトモヨロシク
by きすけ (2012-03-19 00:19) 

スティクス

>なぎほのさん
赤毛のアンといえば、私も世界名作劇場の再放送?で観た記憶があります。
今作はシビレッタさんシリーズとはまた違ったベクトルで
子供達を名作に親しませる点、好感が持てますね。

>秘密基地
やっぱり、こういう体験ってありますよね。
それだけでなく、ちょっと綺麗で珍しい形の石をずっと取っておいたり等、
今思えば他愛もない事なのですが、それを他愛も無いと思ってしまうと
あの当時には決して戻る事が出来ないという感傷が沸いてきます。
まさか秘密基地探しの話において、
ノスタルジーを掻き立てる展開になるとは意外でした。

そして青い鳥もまた、そことなく不思議な余韻を残しますね。
大切なものが近くにあったという、ご指摘の引用だけでなく
案外みゆきにとってのウルトラハッピーの答えだったりして・・・?
思っていた以上に色々な見方が出来て、本当に深い作品だと思います。
by スティクス (2012-03-19 22:36) 

スティクス

>きすけさん
はじめまして。コメントありがとうございます。

れいか、本当に楽しいキャラになりましたね。
第4話以前からは考えられない存在感を醸し出して来ましたが、
この点かれんにも共通しています。
あの水無月先輩もあんなにイジられキャラになるとは思いませんでしたし。
なおの事を呼び捨てにしてたり、昔の話題を出して来たところは、
私も来たか・・・ガタッという感じがしました。
この幼馴染設定が今後どう活かされるのかも楽しみですね。

これからもコメントお待ちしております。どうぞよろしくお願い致します。
by スティクス (2012-03-19 22:49) 

幸下人(しあわせげっと)

スティクスさん、こんにちは。幸下人です。

幼児のおままごとに、倉田君が同席していなくて何よりです。
あの場に居合わせれば言い訳無用で生徒会書記は即刻罷免でしょう。

それにしても当の幼児といい、サブキャラどころかエキストラにも無駄に美形を揃えているのが今シリーズのひそかな楽しみです。

秘密基地、どうなるのでしょうか。外部の人間たちと完全に遮断されている空間なのが多少気になります。あそこでたこ焼きやドーナツ売っても客は来ないでしょうし。
アドバイス役としての大人とのからみが今後描かれるのか、あるいは5人だけで敵と対峙していくのか、気になるところです。

それにしてもあかねの本棚のスカスカ感。引越ししたから古本は捨てたとと善意に解釈したいですが、「プリキュアたちの活字離れ」、サウラー君は苦い気持ちで甘いコーヒーをすすっていることでしょう。

さて、次週は「8話」。
8話がなぜ力作ぞろいなのか?やはり大人の事情で、4月改変期前に少しでも幼児の「保護者を」ひきつけておきたかったのでは、と邪推しています。

次週は予告を見る限り「ギャグ回」、と思わせてしんみり感動巨編・・。
の可能性は低いと予想しています。おそらくギャグ回でしょう。

安定した人気のプリキュアシリーズ、無理に8話に序盤のピークを持っていかなくても、1年引っ張っていける確固たる自信の表れではないでしょうか。

とはいえ、8話の名に恥じない好エピソードであることを、私、信じてる。
by 幸下人(しあわせげっと) (2012-03-20 23:40) 

横浜学園都市部

ある意味では5人の本当の我を見付けた本編という感じですね。

しかし一番れいかが壊れまくっているかんじがしましたけど…

さて、前話の感想で、バッドエンド陣営にもハッピーエンドみたいなことを仰っていましたが、実はこの間からyoutube及びニコニコ動画に出始めた、キャラクターショーでもそれをにおわす会話をウルフルンとみゆきが言ってました。

内容はご自身で高める事を推奨しますが、一応終盤のハッピー&ピースvsウルフルンで、こんなやり取りが有りました。

ハッピー「狼は、本当は良い人なの!」
ウルフルン「そんな訳有るか!!狼は昔からずっと悪い奴なのさ!狼にハッピーエンドなんて無いんだよ!」
ハッピー「狼だって、友達に成れるんだよ!」
ウルフルン「それが、下らねぇって言ってんだよ!!」

なんて会話をしてました。

幸せ大嫌いだなんて豪語していたウルフルンは、自覚なしに可也悲しい自虐を言っていました。

ある意味では、救いはあって欲しいですね。
by 横浜学園都市部 (2012-03-21 13:52) 

スティクス

>幸下人さん
どうやら倉田は命拾いしたようだな・・・(笑)
いやいや、彼がこれからどうなるのか、まだまだ予断は許しませんね。
真面目そうに見えて、案外明堂学園の佐藤君のような野心があったりして。

>エキストラにも無駄に美形
あの先輩2人組といい(既にネタキャラとして大ブレイクしているようですが)
普通の人を探す方が難しいくらいで、何らかのこだわりも感じられます。

秘密基地に関して、ちょっと気がかりなのは
彼女達だけの閉鎖的空間が形成されないかという懸念ですね。
現に5人の両親は誰一人として登場していませんし、
これまでのシリーズで見受けられた導く存在の大人キャラもいません。
それを逆手に取った新しい展開という事であれば良いのですが・・・

>活字離れ
なるほど幼いうちから絵本を通して活字に親しむという点では良いですね。
あかねの本棚は量より質、という蔵書だと考えたいところです。
「ぽんたのぼうけん」とか(笑)

>来週
私もギャグ回としか思えないのですが、
以前このネタを使ったフレッシュプリキュアでのブッキー⇔タルトの時は
父の存在感がクローズアップされていましたので、
単なるギャグ回に終わらない事を期待しています。
これまで培われてきた「第8話」の伝統、楽しみです。
by スティクス (2012-03-21 21:49) 

スティクス

>横浜学園都市部さん
皆それぞれが考える秘密基地の描写が本当楽しかったですね。
れいかのブッ飛び具合は音吉さんの本で妙な知識を身に着けてしまった
エレンのように、本人が大真面目だからこそ楽しいです。

キャラクターショーにおけるウルフルンの台詞、考えさせられます。
ウルフルンだけでなく、アカオーニもマジョリーナも、
物語の登場人物としては忌み嫌われる存在であり、
それ故に頑なな態度を取っているとすれば悲しい存在ですね。
ノイズ様もそうでしたし・・・
果たして相互理解という結末なのか、はたまた倒されてしまう存在なのか、
日本古来、狼は「大神」という神聖な存在だったという事を
ウルフルンにも知っていただきたいものです。
by スティクス (2012-03-21 22:38) 

まるっさ

なんだか今回のですっかり、あかね・なお(サニー・マーチ)の『日産コンビ』に目覚めた気がします(笑)。かれんさん・りんちゃんさんと似てるようでまた違った男前同士のさわやかなやりとりがなんとも言えません。
なおちゃんの当たり前のようにあかねちんの肩に手を置くのも良いですねwもちろん今回のさり気なくきわどいシーンにはこちらも反応させていただきました(笑)。
・・・それだけにこの二人が戦闘で活躍するシーンがなかなか見られないのはじれったいものがあります・・・そしてご指摘の通り先生以外の大人がなかなか出てきません。
この今までのシリーズにあったものが無い・少ないというのは最悪シリーズ作品である意義すらも問われそうになりかねませんが・・・しかしスマイルプリキュア、これはこれで計算されたギャグなど面白いから困ったものです(笑)。
戦闘はともかく大人に関しては・・・僕も出ては欲しいのですが、もし出さない方針であるのならば、逆にそれを貫き通して欲しいという気持ちもあります。中途半端が一番良くないので。

それでは。


by まるっさ (2012-03-23 20:19) 

スティクス

>まるっささん
いいですよね、日産コンビ。私も先物買いした甲斐がありました。
いや、もちろん5人全員に愛情を注いでいるつもりですが(笑)
彼女達にしか醸し出せない雰囲気が
既に出来つつあるのは賞賛に値すると思います。
どうしてものぞみ達と比較される以上、難しかったと思いますが、
このキャラクター作りは見事ですね。

さてご指摘の通り、アクションが物足りないと感じる点は私もあります。
そして大人が登場しないという事も本文やコメントで私も気にしていますが、
まだ本当に入り口に入っただけですので、これからに期待です。
そしてシリーズの伝統というものはいろいろありますが、
「少女の成長」こそがプリキュアが一貫してきたものですので、
これがはっきりと見て取れるだけに、私は楽観視して観ています。
おっしゃるとおり、ギャグ・小ネタ的なものにも事欠きませんし、
どう楽しむかは人それぞれですから、
これからの10か月を大いに楽しもうと思います。
それにしても、既に6分の1を過ぎてしまうのですね・・・早いものです。
by スティクス (2012-03-23 23:44) 

龍

何事にも真摯に取り組むのはいいことなのですが、さすがに富士山は過酷です。シェルパじゃあるまいし、高山病になりますって。「いいとこだけど、寒いね」→南極を普段着で歩いた人が言うと説得力ないっす。というか、首のほうは大丈夫でした?

やよいの特撮セットは予想通り、というかセットでよかった。「こういうところがいいな」と想像したら最もふさわしい場所に行ける、というのはある意味危険です。今回のように、絵の本棚に移動してしまったら戻るのが大変だし、やよいの場合NASAとか自衛隊の基地に行きかねない。
「れいかちゃんったらダメダメ」「「子どもね~」いろんな意味で、君にだけは言われたくない言葉です。

いつきと日産コンビは何かと気が合いそう、というか、3人ともオリヴィエにドン引きされないように注意してください(笑)。服が破れそうになりましたが、なおは繕いものは得意そうなので大丈夫でしょう(そういう問題じゃない)。ちなみに私は全部の指に絆創膏を張る自信があります。「キャンディ売られちゃうとこだったクル」→全国で売ってますが何か?

ゴリラのオリ…あかねはん、「秘密」って言葉の意味分かっとりますよね? もしかしてお得意のウケ狙い? まずは人目につかへん場所やろ。
「れいかちゃん、冷静すぎ」彼女が危機感を持つところはどこなんでしょうか?

オオカミさん、誰に向かって説明しているんでしょうか(笑)。どうみても人がいなさそうな場所でしたが、バッドエナジーって意外と楽に集まるものなんですね。みなさんどうもまだ戦闘に慣れない状態ですが、それは今後に期待ということで。

遠すぎるので一か所に。今度は狭い。ていうか、キノコ食べたの誰だよ。「道」………ビーズで飾ってもやっぱり浮いている掛け軸。デコルで床の間でも作りましょうか。

今回一番まともな案を出したのがみゆきとは意外でしたが、色々と考えさせられる一編でした。秘密基地、今の子供たちはどんなところに作っているのか、気になります。今は秘密基地にできそうな場所ってなかなか思い浮かびませんからね。

「赤毛のアン」ではアイドル・ワイルドだったでしょうか、アンとダイアナが初めて一緒に遊んだ場所があります。成長したアンとダイアナが久々に訪れてみると、樺の木立はすべて切り倒されていたんですよね。そんな無残な姿を見て、2人はもう戻れない幼少期を思い出して涙する。14歳、みゆき達とちょうど同い年でした。

何だかんだありましたが、今まで知らなかったお互いの趣味もわかったし、また少し絆を深めることに繋げられたので良しとしましょう。約一名、最初から隠す気ゼロな方がいらっしゃいましたが。
by 龍 (2012-03-26 17:14) 

スティクス

>龍さん
私は富士山には5合目まで車で行った程度しかなく、
いかに過酷な環境なのかは書物で読んだ知識しかありません。
南極よりマシな環境とはいえ
(夏の南極と冬の富士山頂では富士山の方が過酷かもしれませんが・・・)
「道」の行きつく果てにあるものなのでしょう。おそらく(笑)

やよいのアレは本当にセットで良かったと思います。
おっしゃる通りの自衛隊ならまだマシでしょう。
米軍基地やペンタゴン、エリア51などにも入りかねないですから。

オリヴィエにドン引き。一瞬考えてしまいましたが、
なるほど、取りに来た服を見た時のいつきの変わり身の事ですね。
私も料理は半分趣味でやっていますが、裁縫は苦手で
ボタンつけもままならないので、「おもちゃの国」ラストのラブの如く
指を絆創膏だらけにする自信があります。

ゴリラのお家・・・いったいどこからそんな発想が出るのやら、
あかねは比較的マトモだと思っていたのですが・・・(笑)
ボケるか突っ込むかしないとならない宿命でも追っているのでしょうか。

と、龍さんと一緒に突っ込んでも突っ込み切れないネタ満載感が
楽しかったですね。もちろんウルフルンの極めて丁寧な説明口調や
キノコしかり道しかり、どこからこんな発想が出てくるのか驚かされます。

もちろん、赤毛のアンを巧みに活用しているところも高評価ですね。
私が読んだり、世界名作劇場で観たりしたのは随分と昔の事で、
細かいところはあいまいなのですが、
樺が切り倒されていたという件は何となく覚えているような気がします。
時間を見つけて図書館かブックオフで探して
久々に読んでみたくなりました。

>約一名、最初から隠す気ゼロの方
じゃんけんが趣味の子(嘘)ですね。わかります(笑)
by スティクス (2012-03-26 22:50) 

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