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スマイルプリキュア第8話『みゆきとキャンディがイレカワ~ル!?』 [スマイルプリキュア!]

前回の次回予告で、多くのファンの方は3年前のフレッシュプリキュアにおける
ブッキーとタルトが入れ替わるエピソードを連想した事でしょう。
このエピソードは今なお強烈な印象を残すだけに、同じ事はもう出来ないと思っていましたが・・・
案の定みゆきとキャンディの入れ替わりによるドタバタ劇が楽しめる今回。
もちろんそれだけでなく、互いの立場の相互理解、そしてまさかの充実したアクションなど、
「プリキュアシリーズ第8話」の伝統に相応しい一編へと昇華していました。
※今回、中身がキャンディのみゆきは「みゆき(キャンディ)」、
 中身がみゆきのキャンディは「キャンディ(みゆき)」と表記します。
  
いつも遅刻続きのみゆきですが、今日は珍しく定時登校出来そうです。
ところが登校途中、キャンディが流れ星を見つけた事で、平穏な一日の始まりは一転しました。
流れ星が落ちた場所に行ってみると、そこには指輪が二つありました。
ペアリング?と思った矢先、指輪は勝手にみゆきとキャンディの指に絡みついて・・・
あくび混じりに登校して来たあかねが、みゆきを見つけて挨拶すると、
その返事はみゆきからではなく、傍らのキャンディから返って来ます。
そして手を振るみゆきからはキャンディの口調・声が返って来ました。
互いを見つめて、確かめるように体に触れる、キャンディとみゆき。
『私とキャンディ・・・入れ替わっちゃったぁ~!』
事の次第に気づいたキャンディ(みゆき)の戸惑いの声が響き渡りました。

バッドエンド王国にも、爽やかな朝が訪れました。
なぜか携帯テレビでモーニングバードを観ながら大きなおむすびを頬張り、
ゆったりとした朝のひと時を過ごすアカオーニと対照的に、
マジョリーナは何やら探し物をしています。
はめた人間の中身を入れ替えるというペアリング、
名付けて「イレカワール!」です。テーレッテレー!!
そのまんますぎるセンスのないネーミングは野郎2人の突っ込みを誘うものの、
アカオーニにはそれがなくなった時の状況に心当たりがありました。
テーブルの上の指輪を何気なく手にした際、盛大なくしゃみをして、
指輪は何処かへ飛び去って行った事を・・・
『お前じゃないか!』『お前じゃねぇか』『俺様だったオニ!』
和気藹藹突っ込むウルフルンと、素直にゴメンゴメンと謝るアカオーニですが、
マジョリーナとの間には温度差があります。
あとでお仕置きだと怒りながら、指輪を探しに飛び出して行きました。

みゆきとキャンディが入れ替わったと言う突拍子の無い事はにわかに信じ難いです。
集まった四人の前でみゆき(キャンディ)は、耳を滑らかに動かす事で証明し、
負けじとキャンディ(みゆき)も四苦八苦しながら耳を動かす等、
今はまだ、混乱した状況ながら楽しんでいる様子です。
さて、入れ替わりの原因の指輪を外せば元に戻ると考えますが、
力任せに外そうとしても、指輪は全然外れません。
先日手に入れた指輪デコルを試しても、ただのアクセサリー以上の効果はありませんでした。
そうこうしている内に始業のチャイムが鳴り、やむを得ずみゆき(キャンディ)が、
代わりに授業を受ける事になりますが、どう見ても嫌な予感しかしません(笑)

最初の授業は、いきなり抜き打ち小テストです。
そもそもみゆき(キャンディ)は、テストが何なのかすら解っていません。
みゆき(キャンディ)の奇行を、なおとれいかが懸命にフォローするものの、
テストそのものはみゆき(キャンディ)に任せるしかありません。
キャンディ(みゆき)もそう信じて運を天に任せますが・・・
みゆき(キャンディ)が自信たっぷりに提出した答案には
幼稚園児の絵のような、キャンディの自画像がデカデカと描かれていました。
当然みゆき(キャンディ)は、放課後職員室への呼び出しを喰らいました。

続く国語の授業中の音読、社会の授業での板書などでも、
みゆき(キャンディ)が繰り出す奇行の数々は止まりません。
あかね、やよい、なお、れいかがその都度フォローするものの、
国語の先生には保健室行きを勧められ、
社会の先生にはアヴァンギャルドな板書に雷を落とされ、
机の影で人知れず頭を抱えるキャンディ(みゆき)の心労は絶えません。
その後も理科の実験では化学薬品をドボドボ混ぜて盛大に煙を上げる等
科学部長の雪城先輩に怒られそうな事をしでかしたり、
家庭科では張り切ってミシンを操って延々と布地を縫い続け、
これにはファッション部長の来海先輩もここらが我慢の限界を迎えそうです。
体育のバスケットボールでは、もうトラベリングっていうレベルじゃねぇぞと言う程、
ボールを持って走り続け、挙句に体育館から走り去ってしまう始末。
『どこまで行っちゃうの私~』
本当、どこまで行ってしまうのでしょうか(笑)

放課後、技を放った後のようにぐったりと疲れ切ったみんなを他所に、
職員室から戻って来たみゆき(キャンディ)はまだまだ元気いっぱいです。
無邪気にマルを貰ったと喜び、ご褒美を貰ったとはしゃいでいますが、
それは0点の答案と、山のような補習のプリントで、
流石のキャンディ(みゆき)も、思わず声を荒げました。
『いいかげんにしてよ!キャンディのせいで私の学校生活滅茶苦茶じゃない!』
しかしみゆき(キャンディ)は、なぜキャンディ(みゆき)が怒っているのか解りません。
ともかく元に戻す方法を考えようとしても、これといった案が浮かばず考え込むみんな。
気がついた時、みゆき(キャンディ)の姿が見えません。

その頃、マジョリーナは町の交番に遺失物捜索を頼みに来ていました。
なんという律儀な悪役でしょう(笑)
お巡りさんに「おばあちゃん」呼ばわりされ、イレカワールを説明しても理解してもらえず、
さらにはバッドエンドを作る仕事と答えた事で作家だと思われたりと、
当然ですが全く会話が噛み合いません。
その時交番の前を駆け抜けたみゆき(キャンディ)の指に
イレカワールが嵌められている事に気付いて、
マジョリーナはお巡りさんの制止を振り切ってその後を追いかけました。
『おばあちゃーーーーん!』
もっとも直後、おばあちゃんではないと釘を刺しに戻って来るのですが(笑)

公園でスプリング木馬に跨り、怒られた事に不貞腐れていたみゆき(キャンディ)は、
いつしか子供達の輪に加わり、一緒に砂場で遊び始めました。
一方、怒ってしまったキャンディ(みゆき)は、これまでのキャンディとの事を想い返しながら
先程は言い過ぎてしまったと、少し後悔していました。
『キャンディはこの世界に来てから、ずっとプリキュアのために頑張ってた。
 今日だってキャンディはキャンディなりに精いっぱいやってたんだよね。
 私、キャンディに謝らなくちゃ』

決意新たに、再びみんなでみゆき(キャンディ)を探しに駆け出して行きます。

陽は西に傾き始め、みゆき(キャンディ)と遊んでいた子供達も家路につきました。
夕暮れ時の公園に、一人取り残されたみゆき(キャンディ)の心境を暗示するように、
鳥の声が響き、砂場に残されたバケツとシャベルが、寂量感を煽ります。
『みゆき、怒ってたクル。帰るクル、帰ってみゆきに・・・』
みゆき(キャンディ)も、帰るべき場所へ戻ろうとした矢先、マジョリーナが姿を現しました。
指輪を返すよう要求し、そのまま白紙の未来を塗りつぶすマジョリーナによって
先程の子供達も無気力状態へと陥ります。

この状況にみゆき(キャンディ)は
スマイルパクトを手にしている事に気付き、意を決していざ変身!
『プリキュア・スマイルチャージクル!』
ところが当然変身できる筈もなく、さらに語尾が「クル」である事で
マジョリーナも目の前のみゆきはキャンディと入れ替わったものだと察しました。
追い込まれて涙目のみゆき(キャンディ)。その時、みゆき(キャンディ)を守るべく四人が、
そしてキャンディ(みゆき)が颯爽と駆けつけます。
みゆき=キュアハッピー不在の穴を埋めるべく、変身する四人。
対するマジョリーナも、スプリング木馬をアカンベェ化します。

今回のアカンベェは公園の遊具そのままのサイズで、思わず拍子抜けするほど小さいのですが、
見た目でナメると痛い目見るというマジョリーナの言葉通り、素早い動きで皆を翻弄します。
辛うじてマーチがロデオのように乗りこなそうと試みるものの、暴れ馬を御する事敵わず
4人揃って次々とバネに拘束され、文字通り手も足も出なくさせられました。
残るはみゆき(キャンディ)とキャンディ(みゆき)だけです。
何とかイレカワールを外そうと試みる2人に、マジョリーナは自慢げに薬を見せびらかしました。
『魔法の指輪、イレカワールを外せる唯一の薬。その名も"モトニモドール!"』テーレッテレー!
・・・またしてもそのまんまのネーミングに、容赦なく突っ込む日産コンビ。
しかし、アカンベェに抗う術はありません。

その時、みゆき(キャンディ)が、キャンディ(みゆき)を護るべく、手を広げて立ちふさがります。
『みゆきは絶対傷つけさせないクル!』
その身体は震えています。それでも、みゆき(キャンディ)は逃げません。
『今はキャンディがみゆきクル。みゆきならこんな時絶対に諦めないクル。
 諦めないでキャンディを守ってくれるクル!』

変身も出来ないお前が何をやっても無駄だと、ばっさり切り捨てるマジョリーナ。しかし、
『無駄じゃない!』
今度はキャンディ(みゆき)が前に出て、みゆき(キャンディ)を護ろうと手を広げました。
『キャンディは必死なの。必死に私の代わりになろうと頑張ってるの。
 そのキャンディの優しい気持ちを・・・馬鹿にしないで!!』

その時、スマイルパクトが光りました。もしかして、出来るかも・・・
パクトにそっと手を伸ばすキャンディ(みゆき)。そして光の中で、互いに謝り合いました。
『キャンディ、さっきは言い過ぎちゃった。ごめんね』
『キャンディも、ごめんクル』
互いに笑顔を向けあう二人。いざ、スマイルチャージです。
『クルクル煌めく未来の光。キュアキャンディ!』
キャンディの姿のまま変身を遂げ、6人目のプリキュアが誕生しました(嘘)

皆の声援を受けながら、短い手足の代わりに耳を使ってアカンベェと渡り合うキュアキャンディ。
さながらDX2でハデーニャさんをぶっとばしたミルクのように、耳でアカンベェをぶちのめし、
耳を使っての猛打の応酬。その後も小さな体を逆手にとってアカンベェを翻弄します。
その間にマジョリーナの隙を突いてサニーがクルクル回りながら突撃し、
薬を思わず手放したところを、みゆき(キャンディ)が奪い取りました。
一方キュアキャンディは相手をシーソーの上に落とし、
反対側に着地する事で高く飛ばして、ハッピーシャワーで撃退。
マジョリーナも撤退し、無気力状態に陥っていた子供達も元気よく帰って行きました。

イレカワールにモトニモドールを垂らすと指輪が消滅し
みゆきとキャンディは無事に元に戻りました。
大変な一日でしたが、どこか楽しかったところがあったのもまた事実。
しかし、補習という現実は消えません。それでもみゆきには、手伝ってくれるキャンディがいます。
一気に片づけるべく、気合を入れ直すみゆきとキャンディ。
夕陽に照らされたその笑顔は輝いていました。


以前の入れ替わり、ブッキーとタルトの時は性別も異なってしまったがために
ブッキーが絶対行わないような「あぐら」「鼻ほじり」「頭ボリボリ」「大股開き」が強烈でしたが、
今回もそれに劣らぬ奇行の数々の凄まじさが強烈でした。
学校であんな事をされてしまってはこれから先の学校生活が本当に心配です(笑)
都度フォローに入るあかね、やよい、なお、れいかの反応も楽しいのですが、
あかねはあの時保健室に行かせてあげるべきだったのではないでしょうか・・・(苦笑)
途中から諦めてしまったかのようなやよいの描写も楽しめました。
入れ替わりだけでなく、バッドエンド3人組のやりとりや
まさかのマジョリーナによる「テーレッテレー!」、
そして交番でのやりとりや「おばあちゃーーーーん!」叫びなど
どこまでネタを仕込んでくるのかと言いたくなる程の突き抜けっぷりは見事です。

また、ブッキーとタルトの時には想像上の産物でしかなかった変身が
今回では本物の変身だった事には度肝を抜かれました。
しかし考えてみればタルトと異なり、キャンディは守るべき存在かつまだ幼いですから
たとえ外見がみゆきであったとしても、キャンディに戦わせるわけには行きません。
その点では今回のキュアキャンディという流れも頷けます。
ところがそのキュアキャンディによるアクションが
ここまでのエピソード中、最も充実したものに事になろうとは・・・
もっともこれは良い意味で評価したいです。今シリーズのプリキュアの能力には制約が多く、
いかに持ち味を活かして弱点を補いながら戦うかが鍵となりそうです。
今回のように小さな体や遊具を巧みに利用し、
鉄棒やシーソーなどを活用したアクションには、今後の戦い方への方針が見えた気がしました。

さて、もちろんドタバタ劇だけで終わらないのがプリキュアシリーズ、しかも今回は「第8話」です。
互いの事情を知らずに抱く不満と、そこからの関係修復という
初代第8話に通じる要素も見受けられます。しかし私としては
みゆきにとって、妹のような立場とも取れるキャンディとのやり取りの数々、
「姉」として叱る事と、言い過ぎた事を気にする様など
「なぜ怒られたのかが解っているみのり」「なぜ怒られたのかが解らないキャンディ」
という相違点はあるものの、スプラッシュスターの第8話を思い起こしました。
スプリング木馬の怪物化という共通点はたまたまだと思いますが・・・

プリキュアシリーズをご家族でご覧になっている家庭にとっては、
今回はお子様、親御さんそれぞれに訴えるものがあったと思います。
まず子供達にとっては今回のキャンディ同様、実生活において
なぜ怒られたのかが解らない事も多々ある事でしょう。
そして大人目線では今回のみゆきのように、
子供はなぜ怒っている事がわからないのか、やきもきさせられる事もあります。
そんな時どう注意すればいいのか、そしてどう謝ればいいのか。
それぞれの目線に向けて問題意識を投げかけつつ、作中で綺麗に仲直りさせる事で、
みゆきとキャンディを通して互いの立場の違いがある事を理解し、
そして新たな関係を築いて行ける展開になっていたと思います。
立場の違いと言えば、国語の授業で採り上げられている「吾輩は猫である」にも通じます。
猫としての目で苦沙弥先生をはじめとする人間たちの目を見る作品を引用しているのは、
暗にキャンディの目で人間世界の学校を見ると
変わった事だらけと言うような見方がある気がしました。

さらに「謝る」という一点に於いては、冒頭のバッドエンド組のやり取りの中で
ギャグ描写に埋もれているものの、アカオーニは自らの非を素直に謝っています。
アカオーニとキャンディ、いずれも悪気は全くありませんでしたが、
それによって誰かに迷惑をかけた場合はきちんと謝るという教訓が見て取れました。
対照的なのは、許してくれるみゆきと許してくれないマジョリーナの違いでしょうか。
マジョリーナは悪気が全くないお巡りさんの「おばあちゃん」呼ばわりにも噛み付いていました。
(これはこれでギャグとして大いに楽しめましたが)
一方で、今回のアカンベェを小さいから侮ると痛い目を見ると忠告していたにもかかわらず、
キュアキャンディに対しては逆に小さな相手を侮る発言をしています。
この事からも自分が何をしたかわからないキャンディに通じるところがあり、
今回のマジョリーナの存在は、反面教師として立っていたと感じました。

ただ赤江アナの登場だけはストーリー上の必然性を見いだせず、
ここだけが「ちょっと、浮いてるね」と感じてしまった事が残念でしたが
プリキュアシリーズ第8話に名を連ねるに相応しく、語り継がれる一編となる事でしょう。

ところですこぶるどうでもいい話ではありますが、
私も耳が動かせるという特技を持っています。
これを活用すればキャンディと入れ替わったという事にして、あの5人の輪の中に(以下自粛)
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横浜学園都市部

今回のお話は、嘗てフレッシュで祈里とタルトが味わった体の入れ替わりを、みゆきとキャンディが味わってしまいましたね。

みゆきの体でやりたい放題なキャンディに振り回されっぱなしなあかね達やみゆき(体がキャンディ)でしたが、夕暮れに遊び終えた後で憂鬱になった所を皮切りに、相手の立場を実感していく流れは、好印象ですね。

肝心のイレカワールを紛失して、交番で事情聴取を受けるマジョリーナや、キュアキャンディには素直に面白かったです。

さて次回は、エイプリルフールの為に、やよいがみゆきに転校するという嘘を吐いたら事で、大騒ぎに発展してしまいますね

どうなるのやら…楽しみですね。
by 横浜学園都市部 (2012-03-25 19:44) 

なぎほの

「クルクルきらめく・・・キュアキャンディ!」って、最高に可笑しかったです!
耳で戦うキュアキャンディ。
ミルク先輩と張り合ったら、どちらの耳が勝つでしょうか~www

バッドエンド王国でのニュース報道と3幹部のやり取りとの絡み。
ペアリングと薬のネーミングに対する、ウルフルン&アカオーニのリアクションとサニー&マーチのリアクション。
交番でのやり取り。
小型で機動力抜群の木馬アカンベェの設定と、さらに小回りの利く小さなキュアキャンディ。
・・・などなど、今回のシナリオは随所に小技が光っていて、それがメチャクチャ利いていました。

交番で、しっかりおせんべいをいただき、お茶をすすりながら、マジョリーナさんは遺失物の状況説明w
話のぶっ飛んだおばあちゃんに、丁寧に応対するお巡りさんも好印象でした。

しかしギャグだけでは終わらないのがプリキュアです。

キャンディは幼いし、こちらの世界の事情には疎いはずで、常識外れの行動を取るのは致し方ない。
星空さんにとっては、自分のイメージダウンになること必至ですから、怒るのは無理からぬこと。
どちらの立場に立っても、「やむなし」という状況です。

しかしこういう場合、自分の側だけに留まっていれば、相手を非難するだけで終わってしまいます。
ちょっと視点を変えて、相手の立場に立てれば違う世界が見えてくる。

星空さんが視点をずらして、素直に「謝ろう」と思ったところが、私にはキモでした。

こういうことを、さらっと上手く表現するのがプリキュアだと思います。

満喫させてもらいました(^^)

by なぎほの (2012-03-25 20:26) 

R2

スティクスさん、こんばんは。

今回も「スマイル」らしいカラーが全開、で、楽しめる回でしたね。

>科学部長の雪城先輩に怒られそうな事をしでかしたり

でもまあ、雪城先輩も無印2話とかでは備品を景気良くクラッシュしてましたし(笑)

今回、スティクスさんの感想を拝見して、なるほどなぁと思わされたことが一つあります。
それは「大人目線では今回のみゆきのように、子供はなぜ怒っている事がわからないのか、やきもきさせられる事もあります」という所。

この話を見た後に、私が引っかかってしまったのがそこなんです。

キャンディに悪気がないのはもちろん分かるのですが、結局今回、キャンディは自分がなぜ怒られているのか最後まで理解していないんですよね。
それをしないで、「解決してめでたしめでたし」となったのが正直、納得いかなかったのですが、スティクスさんのレビューを見て、よく考えたら子供ってそういうものだよなぁと思いました。

子供に接するのってある意味「何でわかんないの!?」の繰り返しみたいなとこ、ありますもんね。

ただ、みゆきはちゃんと謝れたからいいのですが、キャンディの方はやっぱり分かってなさそうなので、せめてちょっとでも前に進めた、みたいな描写があれば尚よかったと思います。

今回は悪役のくせに素直に交番に届けるマジョリーナさんと、何故か妖精体の方が強かったみゆき=キュアキャンディが肝でしょう。
特にマジョリーナは見ていて退屈しないので、これからも期待できますね。

来週のレビューも楽しみにしております。

by R2 (2012-03-25 21:38) 

スティクス

>横浜学園都市部さん
早速のコメントありがとうございます。
・・・てゆーかてゆーかてゆーか、めっちゃ早いですね(笑)

>夕暮れ
あの寂しさをかき立てる演出の上手さはさすがと思いました。
思えば本文で触れたみのりの時にも、
夕暮れの町や公園の描写が凄かったですし、
こういった作り込みは私も大好きです。

そしてマジョリーナの交番、あのせんべいと、
「シェーン」のラストを思わせるおまわりさんの叫びが本当に楽しめました。
もちろんキュアキャンディもですが、最初で最後の登場というのが
残念なほど、作り込まれていた事が驚きでした。

次回のやよいの転校騒ぎとは、そういう事でしたか・・・
ただ勝手なお願いかもしれませんが、
私は事前情報を収集する事を滅多にしない為、
極力ネタバレを避けて頂けると有難いです。
by スティクス (2012-03-25 22:46) 

スティクス

>なぎほのさん
耳対決の行方は、やっぱりミルクに軍配が上がるでしょうか。
何と言ってもハデーニャさんをぶちのめしたくらいですし、
「美々野くるみ」を逆から読むと「みるくのみみ」ですから(関係ないですね)

挙げて頂いた小技の数々、都度ひねりが効いていて楽しめました。
前作の「ワオーン」や「ファリー」のように、私もこういった話大好きなので、
これから先も楽しみにしています。

>どちらの立場に立っても、「やむなし」
完全にお互いを理解し合う事は出来ない。
けれども理解しようと努める事、そして互いに守り合いたいという共通認識で
同じことを考え、同じ行動を取った2人の姿は印象的でした。
相手の立場でものを考えるという事は、
ノイズ様といった存在に対しても見事に貫きましたので、
このキャンディとの関係を築いたみゆきは、
今後ウルフルン達と何らかの歩み寄りがあるのか、それとも・・・?
こちらも気になります。
ともかく、おっしゃる通りギャグ回や日常回に
こうしたテーマを混ぜる手法は本当に上手ですね。
だからこそ、このシリーズの虜になった私がいます。
by スティクス (2012-03-25 22:53) 

スティクス

>R2さん
再びコメント頂き、ありがとうございます。
私、初期の雪城先輩が結構クラッシュさせていた事を失念しておりました
どうもMHでの後輩を叱るシーンの印象が強かったもので・・・(苦笑)

さて、子供に接する事の難しさについて、
実は私、以前ハートキャッチの35話で、
いつきがポプリを叱らなかった事に違和感を覚えた事がありました。
その時の感想では触れなかったものの、
悪気の有無に関わらず、迷惑な行為は叱るべきではないかと
考えていたのですが、実際に子供が居る知人の話や
そのお子さんと接した事で、考えが変わったのを覚えています。

確かに、何でわからないのかとやきもきする事もありますが、
そんな大人に対して子供はこうしたものですよ、と
やんわり諭しているようなメッセージが伺えた気がして、
今回の感想を抱くに至った次第です。
しかも「甘やかす」のとは違うという事も、
しっかりと謝らせる事で表しているように感じました。
親子で観た際に、お子様と親御さんに異なるメッセージを送っているのも
家族で楽しむにうってつけの内容だと思います。
もっとも、楽しめる要素も大いにあるが故ですね。
本当にスマイルプリキュアシリーズらしく、
観ていて飽きない作りは素敵だと思います。
by スティクス (2012-03-25 23:40) 

幸下人(しあわせげっと)

スティクスさん、こんにちは。幸下人です。

今年の8話はスティクスさんへのスタッフからの挑戦状だったのではないでしょうか。

たとえば、もし今作品が2年前、ハートチャッチの8話であったなら、スティクスさんは今日のように冷静かつ的確なレビューを挙げることが出来たのでしょうか?

「プリキュアの8話の何たるかをわかってない、今シリーズのスタッフは、いったい何をやりたいのか・・」などと消極的に評価してしまったのかもしれません。

今回のエピソードは、単体として面白い。傑作といっていい。
しかし、並みいる過去の8話と比較してどうなのか?

そのような印象をお持ちの視聴者もいらっしゃるかもしれません。

まるで読売の18番は他球団の18番とは違う、みたいな、「8話」への畏敬というべきものは否定できません。

それに縛られて見てしまうのはファンとして当然でしょう。

では、スタッフの立場はどうなのか?

前にもコメントしましたが、8話は各局改編期で、とにかくチャンネル権をもつ大人に訴える作品がほしい。1年のスケジュールで、序盤のヤマをここにもっていきたい。そのような計算、伝統、慣習・・・、守るべきなのか、あるいは全てをゼロにして「一作品」としてオンエアすべきなのか。

葛藤はあったと思います。

見る人にとっては、「8話としての」評価が判れそうな今作品、スティクスさんのこのレビューを読んで、合点を得る方が多いのではないでしょうか。

スティクスさんは、勝ったのです。

ラビリンスから、もといスマイル製作スタッフからの挑戦状に・・・。

プリキュアシリーズを信じているからこそ、楽しみつつ、短時間でこの話のエッセンスを摘み取り、文章として昇華せしめたのでしょう。

しかし、「8話評」にエナジーを使い果たしたご様子。

今回最大のハイライト、あのお方に萌えるのを、すっかりお忘れのようで・・・。

警官「なるみちゃんのママちゅぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁん!逮捕したい!」




by 幸下人(しあわせげっと) (2012-03-26 00:10) 

幸下人(しあわせげっと)

追記です。

「今作品が2年前、ハートチャッチの8話であったなら」の
表現があいまいなので・・

「ハートチャッチの8番目のエピソードが、つぼみとシプレが入れ替わってギャグ満載のストーリーだったら」それを当時ご覧になったスティクスさんの評価はいかがだったでしょう?
との意味です。
by 幸下人(しあわせげっと) (2012-03-26 03:23) 

龍

キュアキャンディ………誰か突っ込んでやれよ。いやあ、本当に誰だってそう言いたくなるほどに突き抜けてくれました。「ねっておいしい~」シビレッタさん(中の人繋がり)がやりそうでやらなかったことを…。

「なんだ、お前じゃねえか」「いやぁ俺様だった、ゴメンオニ」楽しそうだな。やっぱ君ら根っからのワルではないよ。何と素晴らしい、爽やか(?)なスマイル。おばあちゃんも、血圧上がると大変だから、抑えて抑えて…(笑)。

「という、珍しいニュースでした。今後の展開が楽しみですね」。
今週、赤江アナが出演することを知った時、予告からは以前のゲストのようにストーリーの軸に持ってくるようには見えなかったので、どうするんだろうと思ったら…。やられた、そうきたか。前後の繋ぎ方が素晴らしい。

キャンディ、君はみゆきが授業を受けている間、いつもそうして一日を過ごしているのかい? みゆきも今度から、カバンの中にクレヨンを持ちこまれないよう、気を付けないとね。あ、クーピーあったら一緒か(笑)。あと、教科書は黒ミューズとドドリーよろしく、キャンディを立たせて自分で読んだ方が良かったみたい。

「答えをアートで表現」ってどんな表現だよ。さすがにキャンディのフォローは酷だと思うけど、無理があり過ぎる。机に突っ伏してるところ悪いけど、瞳をキラキラさせて一番面白がってたのやよいさんですから。バスケはあの後ラグビーになりました、多分(笑)。

何普通に紛失届出そうとしてるんですか。せんべいとお茶まで出してもらって…。魔法の道具って、傍から見れば完全にボケたおばあちゃんです。みゆき(キャンディ)が通りかからなかったら、何もしないうちにあの警官の心がバッドエンドに染まってたかも。あの交番に赴任して以来、一番手ごわい相手だったはず。

何書いてるのか分からなくなってきたので、真面目な話に戻します。「素直に謝る」と「素直に許す」。言葉にすると簡単でも、実際やって見るのは難しいものです。昨年の響と奏はそれができなくて関係がこじれてしまったと言ってもいい。

キャンディは幼稚園児と同じなので、当然中学生であるみゆきの代わりが務まるわけがありません。結局最後まで、なぜ怒られたのかがわかっていませんが、良くも悪くも素直な彼女は、怒られたことで「自分がみゆきに迷惑をかけた」ことをちゃんと理解しています。逆に、分かっていたところで謝れなければ一緒か、もっとタチが悪いです。

みゆき(キャンディ)が震えながらもキャンディ(みゆき)を庇ったのは、第1話でウルフルンに庇ってもらったことの意趣返しでしょうね。最初にキャンディと出会い、6話でポップから直々にキャンディを託されたみゆきが、今回は庇われる立場になり、最後はお互いに庇い合ってお互いを理解し合う、とても分かりやすい流れです。

次回はやよいの主役回。彼女は引っ込み思案でおとなしいのですが、やや羽目を外し過ぎてやらかしてしまうタイプなのかもしれません。予告を見た感じ、かなり辛いことになりそう。まあ、最近いろいろと調子に乗り過ぎて(?)おられるので、少しは懲りてくれるといいのですが…。
さて、既にこちらには4月のあらすじが入っています。ここでは内容は伏せますが、「過去のシリーズを見た方はニヤリ必至」とだけ言っておきましょう。今年も本当に楽しみです。
by 龍 (2012-03-26 22:10) 

スティクス

>幸下人さん
ハートキャッチの視聴をしていた頃の私なら、
いやスイートの第8話あたりの視聴をしていた事の私でも、
今回のような感想は書けなかったと思います。
もちろん「ハートキャッチの8話」も「スイートの8話」も
それぞれ好きな一編ですし、決して手を抜いて書いていた訳ではありません。
しかし昨年は本当に色々な事があり、ヨーロッパ旅行やスイート後半の視聴、
終盤の感想を書いていた頃の出来事など、
私のものの見方や解釈が変わってきたように思えます。
第8話という事をことさら意識しなければ、
これほどまでに肩に力が入らなかったかもしれませんが、
クラシックの世界における「交響曲第9番」の呪縛のようなもので
これは今後も避けて通れぬ事なのでしょう。
ご指摘の通りの営業面での事情もありますし・・・
しかし、スマイルプリキュアというシリーズでの一つの答えを見せて頂き
今回は本当に満足しています。

ええ、もちろんあの女の子のお母様にもですが(笑)
プリキュアの母親キャラはモブに至るまでなんと魅力的なのでしょう!
by スティクス (2012-03-26 22:34) 

スティクス

>龍さん
いやはや、ツッコミが冴えますね(笑)
なんだか龍さんの違う一面を見た気がします。
それともこちらが本来の龍さんでしょうか。
みゆき達は当然ながら、バッドエンド陣営の生き生きと、
和気藹藹とした雰囲気は特に楽しめました。
あの「ねるねるねるね」は今の子供にわかるのかといった疑問がありますが、
実は数週間前、関東ローカルかもしれませんが、
プリキュア放送直前のCM枠で流れたんですよ。ねるねるねるねのCM。
もちろんシビレッタさんのお声で。
案外、あの菓子が再びメジャーになるのかもしれません。
意外とウマかったですし。

さて、ご指摘の通り「素直に謝る」と「素直に許す」が解りやすく伝わって
ネタだけにとどまらず深い一編になっていたと思います。
確かに響と奏は2人とも複雑でしたから・・・
とはいえ、あの初期のケンカがあったからこその2人の絆ですし、
エレンとアコを巻き込んで、さらにノイズ様さえも理解し得る事が出来たので
最終的に素直になる事が出来た前作も良かったと思います。

>怒られたことで「自分がみゆきに迷惑をかけた」ことをちゃんと理解
今回のキモはこれですね。
確かに何が悪いのか解らずに謝られても誠意は伝わりませんが、
解らないなりにみゆきに迷惑をかけてしまった事を
謝ろうと考えられるのはキャンディの良い所だと思います。
やっぱりプリキュア陣営のキャラクター達には、
お子様のお手本になって欲しいですから、こういうところは嬉しいです。

>次回はやよい
確かに、調子に乗ると少し乗りすぎてしまいかねない所がありそうです。
だからこそ、次回で一皮むけるきっかけになると私、信じてます。
by スティクス (2012-03-26 23:06) 

元通りすがり

まとめ
キャンディ「キャンディの前世は人狼クル!バッドエンド王国のへたれオオカミなんかよりよっぽど強いクル!」
by 元通りすがり (2012-03-27 11:43) 

きすけ

モーニングバードやらネルネルネやら、カオスなシーンが多すぎてツッコミきれないw

イイハナシダナーって内容は、自分も同様なんで書かないけど
なんかバネで拘束されていたあかねちんがグルグル目を回す顔に萌えた
by きすけ (2012-03-27 15:35) 

スティクス

>元通りすがりさん
そうでした。キャンディの前世はルー・ガルーでした。
あのオリヴィエとはまた異なる声質・演技を見せて下さりますが、
オリヴィエの胸を締め付けられるような「泣き」は
ポップとの別れの場面でも堪能する事が出来ましたね。
本当、大谷さんで良かったと思わせる納得のキャスティングです。
by スティクス (2012-03-28 23:07) 

スティクス

>きすけさん
本当、良い意味での突っ込みどころ満載でした。
これを機にねるねるねるねの復権があれば楽しみです。

>バネで拘束されていたあかね
あの目回し顔、可愛かったですね。私も惹かれました。
似たような事をやってのけたベリー先輩は目回し顔を見せませんでしたが
やっぱり完璧ゆえなのでしょうか(笑)
by スティクス (2012-03-28 23:28) 

急行・快特本八幡

先日、スマイルプリキュア!のファンブックを秋葉原で購入し、スマプリ全話レビューを見た本八幡です。
このスマプリ8話は祈里とタルトよろしくみゆきとキャンディが入れ替わる回で、なかでも“キュアキャンディ”は自分でも吹きました。
入れ替わりといえば8話を見て思い出したのが祈里とタルトだけではなく、、魔法戦隊マジレンジャーでも魁と芳香が入れ替わるエピソードがあったり、映画あたしンちでも母とみかんが入れ替わる内容だったのを覚えています。あたしンちの場合は中の人的に今となってはレジーナと奏の入れ替わりを連想しそうで…。ほか、映画転校生(監督は大林宣彦で尾美としのり主演)も入れ替わりなんですよね。
スマプリ以前の回へのコメントで恐縮です。
by 急行・快特本八幡 (2013-08-01 19:23) 

スティクス

>急行・快特本八幡さん
キュアキャンディの衝撃は一年以上経った今でも色褪せませんね。
私はマジレンジャーというものは知らないのですが、
あたしンちは読売日曜版で読んでいたので、多少は解るつもりです。
確か、レジーナがあのコッペ様のような母ちゃんだとか・・・
レジーナ、奏、ポップ、ティラミス長老で一家勢ぞろいというキャスティングは
まさにプリキュアオールスターズ!?

by スティクス (2013-08-02 21:48) 

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