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YMOを語ってみる 「Technopolis」~Solid State Survivor [音楽]

大ヒットとなったセカンド・アルバム「ソリッド・ステイト・サヴァイヴァー」
ファーストアルバムももちろんカッコいいのですが、
前作に比べスタイリッシュというか、一気に垢抜けたように思います。
オープニングを飾る1曲目は、YMOの代名詞のような曲の一つ、テクノポリス

あの頃憧れた近未来都市の姿に、時代はまだまだ追いつかないのでしょうか・・・
  
ところでこの演奏はコアなファンならご存知の通り、
シングルアレンジ版のものでアルバム収録版と異なります。
アルバム版はこちら。

さすがにPVで見ると、映像センスの古さは否めませんね・・・
東京タワーが空飛んでるし、「Tokio」の教授?の顔は怖いし(笑)
有楽町を走る0系新幹線には泣けてくるし、住友三角ビルや野村ビルは今も全然変わらないし。

私はこの曲はライブ版やシングル盤より、このオリジナル版が好きです。
以前「東風」の際に原体験としてYMOに触れた記憶がある事を述べたのですが、
この「Tokio」のフレーズもまた、幼少時の私の記憶に刷り込まれていました。
その時流れていたこのヴァージョンの演奏が、一番愛着があります。

それにしてもネットで各種情報を見るまでは「根性のブリッジ」と称される部分の事など知らず、
(1:16~のメロディの裏で流れてる、自動演奏っぽいフレーズ)
てっきり打ち込みだと思っていたので、改めて演奏水準の高さに驚かされました。

さて、この曲に関してはあまりライヴ版が好きではないのですが、
インパクトの強さからこれを挙げます。

1981年ウィンターライヴ版。中期YMOを象徴する硬派なサウンドと演奏。
何よりヤケクソっぽい教授のがなり声がたまりません(笑)
映像が無いのが残念で、この演奏風景を見てみたいものです。
やっぱり「体操」のようにハンドマイクで「トウキョウ!」とがなっていたのでしょう?
噂の「センダイ!」バージョンなども聴いてみたいものです。

作曲:坂本龍一

<番外>

上記ウィンターライヴの各地方都市版が聴けない代わりに、
期待を裏切らないOMYの彼らがやってくれました。
三文字の都市ならなんでもいい訳では無く、名古屋というところが絶妙です。
上がると思ったら下がるメロディラインなど、この肩透かし感がたまりません。
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元通りすがり

同時期に坂本さんが発表した音源を一つ

http://www.youtube.com/watch?v=MB_ByVDi7-s&feature=related

ソロ名義というより企画物として発表されたカクトウギセッションの「サマー ナーヴス」というアルバム収録曲です。
坂本さんがヴォコーダーを使っているのは共通ですがテクノポリスの近未来都市に対してこちらは昔の下町風味。
昔、友人に借りたテープで聴いたことがあったのですがそのテープを返してから聴く機会が無く、
最近ユーチューブで見つけて聴いています。
三十年振りに聴いたのですがその間このメロディを忘れたことが無いくらいに印象に残るメロディです。
by 元通りすがり (2012-07-21 07:21) 

スティクス

>元通りすがりさん
この時期の教授の曲は「千のナイフ」や「ジ・エンド・オブ・エイジア」
などを知っていた程度だったので、ご紹介いただいた曲は初めて聴きました。
この時期のソロ作品とはまた違った独特の味わいですね。
カクトウギセッション、これも名前と趣旨だけ聞いた事があったので、
なかなか面白そうです。他の楽曲も探してみたいと思います。

by スティクス (2012-07-21 22:45) 

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