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スマイルプリキュア第37話『れいかの悩み!清き心と清き一票!!』 [スマイルプリキュア!]

東京都民として、近々行われる知事選挙を意識させられている昨今。
私はあまり政治的な話題は出さないようにはしていますが、
耳触りの良い公約で有権者に媚びた結果、国政がどんな事態になったかは見ての通りです。
しかし有権者はそれほど馬鹿ではありません。
真面目ゆえに自らの道を見失いかけたれいかを支えたものは、「馴れ合い」だったのか?
ここに至るまでの道を見て来た以上、そうではないと信じたい一編。
そして「ニンゲンニナール」がギャグかと思いきや、
れいかの弱点を極めて的確に指摘した事にも意表を突かれました。
  
生徒会副会長、青木れいかの日課は毎朝の掃除から始まります。
続いて花壇に水をやり、校門前で登校してくる生徒達への挨拶。
挨拶をすれば一日が明るく始まるというれいかの言う通り、
事実生徒達はみゆき達だけでなく、皆晴れ晴れと登校して来ます。
そんなれいかを、みゆき達が時期生徒会長候補へ擁立しようとするのは当然の流れです。
いざ、候補者れいかに一言抱負を求めますが・・・意外な答えが返って来ました。
『あの・・・私、立候補はしません』
みんなが推薦したい気持ちとは裏腹に、
れいか自身は生徒達に「道」を示す事が出来ないと考えており、
会長職は務まらないと固辞します。
当人の気持ちを汲み、勝手に盛り上がった事を詫びるやよい達。
しかし、蟻が一列に作る「道」を見下ろすれいかの気持ちは・・・

バッドエンド王国のお茶の間で、三幹部達は今日も楽しくテレビを観ていました。
その学園モノストーリーを観たウルフルン達は、
生徒会長とは学園の独裁者として絶大な権力を振りかざす存在だと誤認します。
ウルフルンは自分の肖像が飾られた豪華な部屋で、
カツオ生徒達を部下にして肩もみや使い走りをさせられる妄想を、
アカオーニとマジョリーナも、それぞれ鬼が島や魔法の学校にしようとする教育理念を持ち、
生徒会長職への野心を抱きました。
その野望のために今回マジョリーナが提示するひみつ道具は「ニンゲンニナール」。
いつも通り、読んで字の如くの効果があるワッペンです。

七色が丘中学校に、突如昭和チックな三人の転校生が我が物顔で乗り込んで来ます。
悪ぶった風貌のワイルドな学生、夕焼け番長みたいな下駄履き巨漢、
そして今時ロングスカートのスケバンスタイル。誰が誰だか言うまでもありません(笑)
三人は転校するなり生徒会長への立候補を表明します。
それを受理する学校側の懐の深さにも驚かされますが(笑)
れいかは当初、学校の事を考えられる人であれば構わないと静観するつもりでした。
ところが、彼らの街頭演説は・・・

まずはワイルドなウルフ・ルンタロー君。
渡り廊下の屋根の上から宿題撤廃を公約として掲げ、喝采する生徒達。
続いて美人だけど中学生には見えないマジョウ・リナさん。
街灯の上から授業中でもお菓子食べ放題という公約を挙げ、特に女子の支持を集めます。
そして番長スタイルのアカイ・オニキチ君。
校舎の屋根の上からマンガやゲームの持ち込み許可を公約として打出しました。
無茶苦茶だと感じているのはあかねとなおだけ、
みゆきとやよいですら少し流されており、生徒達が喝采を送る中、
現職副会長のれいかが彼らの前に立ちはだかりました。
『お待ちなさい!生徒会長だからといって、そのような勝手は許されません!』
屋根から飛び降りたルンタロー君達にメンチ切られても、れいかは一歩も譲りません。
『先ほどの演説を聞きましたが、この学校の事を本気で考えているとは思えません。
 あなた方は生徒会長に相応しくありません』

しかしルンタロー君達も引き下がらず、生徒会長でもない癖にと言い返し、
その流れでれいかも生徒会長選の立候補を表明しました。
『私達の学校が間違った道に進むのを見過ごすわけには行きません。私が正しい道に導きます』

そうと決まれば、みんな一丸となって選挙活動の応援が始まります。
早速やよいがポスターを描き、翌朝から昇降口前で5人揃ってお願い挨拶を始めました。
クラスメイト達にもれいかを応援する空気が流れつつあります。
しかし、現れたルンタロー君に会長として何をするのか問われた事で流れが変わりました。
『私は、これまでの我が校の良き伝統を受け継ぎ、健全な中学校を目指します』
優等生を絵に描いたようなれいかの答えに、すかさず拍手するみゆき達。しかし・・・
『それじゃわからねえよ。何をするのかもっと具体的に言え!』
確かに彼らは宿題廃止、漫画ゲームの持ち込み許可、お菓子食べ放題と、
既に分かりやすく具体的な公約を掲げています。
彼らの甘言に、校内世論は次第に傾きつつありました。
れいかがいくら皆のためにならないと訴えても、支持を集める事が出来ません。
『結局てめえは自分の意見がねェんだよ。他人の文句を言ってるだけだ』
『そんな事は・・・!』
その場はなおが収めますが、散って行く生徒達の姿は
さながら皆の心が離れて行くように映った事でしょう。

このままでは負けてしまうと危機感を募らせるあかね達に反し、
れいかはルンタロー君の指摘を真摯に受け止めていました。
道を見失ったれいかに対し、あかねややよいは人気取りを勧めるものの、
それでは根本的な解決にはなりません。
一人弓道場で弓を絞るれいかの矢は、心の迷いを表すように一本も的に当たりません。
それでも夜遅くまで本を読み、進むべき道を導き出そうと、れいかは懸命です。

いよいよ候補者による立会演説会が始まりました。
ルンタロー君、オニキチ君、リナさんそれぞれの直球すぎる公約に喝采する生徒一同。
この後で壇上に登るれいかを、みゆき達は心配そうに見守るしかできません。
『(私に示せる道があるとすれば、私が正しいと思う事。きっと支持してもらえる筈です)』
毎朝の日課。掃除・水やり・校門での挨拶を頭に浮かべながら、れいかの演説が始まりました。
『わたくし、青木れいかはこの学校を清く明るく美しい学校にしたいと思います。
 清くとは校内の清掃です。明るくは朝の挨拶運動、美しいは花壇のお手入れの事です』

ここで突如ルンタロー君がマイクを奪い取り、壇上から生徒達を煽り始めました。
『掃除なんてやってられるかァ!俺の目指す学校には掃除も勉強もいらねぇぜ!』
ルンタロー君のプロパガンダに、生徒達は大喝采。
そんなものはもはや学校ではない筈なのに、まるで魅入られてしまったかのように盲従します。
『勉強も掃除もしたくない奴らは拍手ゥ!』
巻き起こる拍手の渦。
『私と一緒に学校の清掃をして頂ける方は拍手をお願いします』
対してこちらを支持するのは、みゆき達だけ。
まばらな拍手という現実を目の当たりにしたれいかは愕然としました。

ところが、オニキチ君が思わず『プリキュアカッコ悪いオニ』と口走った事で馬脚を現しました。
コードにつまづいて転んだ2人からニンゲンニナールが外れ、元の姿に。
壇上の赤鬼と魔女の姿に、どよめきの声が上がります。
計画が失敗したと悟った2人は早々に引き揚げ、ルンタロー君の正体も暴かれました。
ルンタロー君、もといウルフルンは居直ってバッドエンド空間を展開。
生徒達からバッドエナジーを集めると共に、
講堂の外へと飛び出したウルフルンを追って変身するれいか達。

投票箱ハイパーアカンベェは、瞬く間にビューティ以外を殴り飛ばしてボディプレスをかまし、
次いでビューティに照準を定めました。
『選挙も戦いもお前らの負けだ!』
ビューティは拳を受け止めながら耐え続けます。
『正しい道を示せば、皆さんもきっと・・・』
そう信じて耐え続けていた彼女を、ウルフルンの言葉が文字通り打ち倒しました。
『笑わせるな!誰にも賛成してもらえねえで何が正しい道だ!』
『てめえの言う事は全部自己満足で押しつけがましいんだよ。
 おまけに糞真面目で面白くもねェ。てめえについてくる奴なんている訳ねェだろう』
あまりに容赦の無い言葉を掛けられ、先程の生徒達の反応という現実を目の当たりにして、
反論する事も出来ないビューティの心は今にも折れてしまいそうですが・・・

『そんな事無い!!!!』
立ち上がるきっかけをもたらしたのはハッピーでした。
『確かに私、お掃除も勉強も好きじゃない。
 でもれいかちゃんはそんな私にも掃除や勉強の大切さを教えてくれる』

ハッピーだけではありません。皆が次々と続きます。
「ビューティ」ではなく、「れいか」を応援しながら・・・
『そう。ちょっと面倒だなって目を背けちゃうことにも、れいかちゃんは向き合う勇気をくれる』
『そらウチかて宿題無い方が嬉しいわ。でも、なんでウチらがれいかを応援するんかわかるか?』
『友達だからだろ!?下らねェ馴れ合いじゃねェか!』
そう扱き下ろすウルフルンにも、皆の気持ちは変わりません。
『ちゃう!れいかは学校のみんなの事を一番に考えてるからや!』
『だから、私達はれいかが生徒会長に相応しいと思うんだ』
その姿に胸を打たれたものの、ウルフルンの言葉が再び心をえぐります。
『だから何だ?他の生徒達は誰もそう思ってねえじゃねェか』
再び心が折れそうになるビューティ。しかし、ハッピーの想いは止まりません。
『確かに、今はまだ他のみんなには解ってもらえてない。
 どうやったられいかちゃんの気持ちが分かってもらえるのかもわからない。
 でも・・・きっとみんなにもわかってもらえる!
 だって、私達にはちゃんと、れいかちゃんの気持ちは届いてるもん!』


弾ける涙と共に、思いのたけを高らかに叫ぶハッピーの言葉に、ビューティの迷いは消えました。
今度はビューティがその想いに応える番です。
『皆さんのおかげで気持ちを伝える事の意味がわかりました。
 自分の想いが生徒皆さんの心に届くまで、伝え続けます。それが私の道です!』

皆を庇うようにスーパーアカンベェとの間に割って入るその瞳には、
もはや微塵の迷いもありません。
パンチを避けて間合いを詰め、強烈な一撃をお見舞いするその姿は、
これまで彼女が見せた事の無い荒々しい、そして力強いものでした。
ハイパーアカンベェを蹴り倒し、その隙にロイヤルレインボーバースト。
しかしハイパーアカンベェを倒しても、今回の戦いはまだ終わりません。
ウルフルンは引き上げずに再びルンタロー君の姿になり、選挙での戦いを挑みました。

何事も無かったかのような講堂で、れいかの仕切り直し演説が始まりました。
『私が目指すのは、清く明るく美しい学校です。
 皆さんは掃除や挨拶などが好きではないかもしれません。
 中には苦手な方もいるかもしれません。でも、勇気を出して挨拶を始めてみませんか?
 一言声をかけるだけで明るい気持ちになれますし、たくさんの人と仲良くなれます。
 そして校内の清掃をしましょう。綺麗な学校は気持ちがいいです。
 お掃除をすると、心が晴れやかになるんです。
 それから、花壇のお花を育てたいと思います。
 元気が無い時や、何か上手くいかない時、お花は心を癒してくれるんです。
 そうすればきっと・・・素敵な友達にも巡り合えると思うんです』

当初ルンタロー君もたかをくくっていました。
しかしれいかの真摯な言葉の数々は、次第に生徒達の捉えて行きます。そして・・・
『私は、この学校で皆さんと過ごす時間を豊かなものにしたいんです。
 時に厳しい事や、大変な事もあるかもしれません。
 ですが、みんなで声を掛け合い、明るく元気に頑張っていれば、
 とっても楽しい学校生活になると思うんです。私はそんな学校にしたいと思っています。
 私の考え方は少し真面目で退屈かもしれません。
 でも、それが私の大切だと思う事です。どうか皆さん、力を貸して下さい。宜しくお願いします』

れいかの演説は終わりました。
講堂は水を打ったように静まり返っており、ルンタロー君も無駄だと嘲笑いますが・・・
一人の女子生徒の拍手が鳴り響きました。
それを皮切りに拍手は次第に増えて行き、やがて講堂を包み込みます。
先程とは逆に狼狽するルンタロー君。
そのまま投票が行われ、開票の結果、れいかが次期会長へと選出されました。
みんなの祝福にこたえるれいかの笑顔は、ダイヤモンドのように輝いています。


前回の予告を観た時点では、ニンゲンニナールのお蔭でカオス回になるかと思いきや
それ以上にサブタイトルの「れいかの悩み」がクローズアップされ、
ウルフルンことルンタロー君の指摘が的を得ている事もあって、考えさせられる展開でした。
今回、れいかの演説は作中で2回披露されています。
その1回目、生徒達の心を動かす事が出来なかった方では、
「私が導く」という意識が強いためか、本人は考えておらずともやや上から目線であり、
演説の直前「きっと支持してもらえる筈」と信じている等、
悪気は無いものの、自分の考えは常に正しいと思ってる感が僅かに感じられました。

「白河の清きに魚も住みかねて もとの濁りの田沼恋しき」
江戸時代、田沼意次の治政を懐かしむ落首にある通り
真面目できれいすぎると逆に堅苦しく、生活しにくいのもまた事実です。
性善説に基づくれいかの考えは決して間違っていません。
だからこそ、これをどう修正するのかが最大の難問だと思いましたが、
ラストの演説のように自分の欠点を受け入れた上で、あえて道を貫くようにしたのが見事でした。

そのきっかけをくれたハッピー=みゆきの言葉から始まる一連の流れも説得力があります。
並みの展開では「そんな事ない!」のプッシュだけで通す事も考えられ、
それではウルフルンが指摘する「馴れ合い」から脱却する事はできません。
楽をしたい、面倒はいやだ、そんな気持ちから目を背けず、
誤っているのはれいかではなく少し甘えたくなる自分達だと認めながら、
それでもれいかを支持したいとはっきり表明できる連帯感は、
決して馴れ合いでは無いと思います。
悪い意味で筋が通っているのはむしろウルフルンの言い分で、
「きっとわかってもらえる」と信じるハッピーの考えは論理的ではないかもしれません。
それでも、時には論理以上に真摯な気持ちが心を動かすものです。
それを目の当たりにしたからこそ、「少し真面目で退屈」という自己の欠点の指摘であったり、
「私が道を示す」「私について来て」といったニュアンスだったものから
「私に力を貸して下さい」と結ぶ演説を導き出せたのでしょう。

プリキュアシリーズにおける生徒会長といえば、かれんといつきが浮かびます。
彼女達が選任された経緯は作中で描写されなかったので想像に任せるしかありませんが、
かれんは当初、今回の軌道修正する前のれいかのようにお堅い面がありました。
良くも悪くも自分にも他人にも厳しく、それが次第に修正されて行ったのに対し、
いつきは「生徒会長としては」最初から柔軟性を併せ持っていました。
この2つを合わせた生徒会長像を、今回れいかが目指したものに思えます。

いくらなんでも生徒達が流され過ぎていたり、先生が全く口を出さない等
気になる点も無くはありません。
前者は既に三幹部による影響が少なからずあったのではないかと思います。
事実冒頭で生徒達はごく自然に挨拶を交わし、皆生き生きとしていました。
これが次第に「怠惰」に流されていく様は、無理にバッドエナジーに染めずとも、
彼らの目的は達せられてしまうという危機感が感じられます。
後者はあえて口を挟まずに生徒達だけで解決させようと
「良い意味で」生徒の自主性を重んじていると考えたいです。
尤も、入江生徒会長が存在していないかのように全く登場しないのがやや気がかりですが・・・

実際の政治を皮肉っているようなのも、プリキュアという作品では珍しいです。
政治家みんながそうではありませんが、
単なる人気取りに終始する候補者、単なるパフォーマンスに興じる候補者、
そして中身の無い名前連呼をするだけの候補者のなんと多い事か。
人気取りや耳触りの良い公約、選挙に勝つ事が目的になってしまって、
その先の当選後の事が見えてこないという問題を、作中でもさらりと触れています。
三幹部達が観ていたテレビ番組もギャグではありますが、
事実、あのようにふんぞり返って我が物顔の先生方も存在しますし、
「永田町」という単語を混ぜてくるあたり、現実の政治との接点が伺えます。

極めて真面目と言っておきながら、ニンゲンニナールには楽しませてもらいました。
あの昭和チックなスタイルはやはり私達世代向け(というより親御さん)向けでしょうか。
彼らの妄想でも、特にアカオーニの考える「生徒に金棒を素振りさせる」が強烈で、
女子を某ラムちゃんのような制服にすれば私も支持したのですが・・・(笑)
マジョリーナもてっきりマジョリーナタイムで来るかと思いきや、
あれより一応さらに若返っているつもりなのでしょう。
もっとも、無理すんなと言いたくなる若作りではありますが・・・
そしてルンタロー君。番ケンジ君のような風貌がなかなか魅力的でしたし、
密かにハートキャッチされてしまった女子生徒がいても不思議ではありません。
彼らが消えるように帰った折に、誰も気にしていなかったのは、
満と薫のように不思議な力で潜り込んだので、最初からいなかった事にされたのでしょうか。

珍しく熱くなってしまったれいかを留める役を務めるなお等、
細かい関係にもスポットが当てられていました。
そしてもう一つ目を惹いたのが、一般女子生徒の可愛さだったりします。
講堂での演説時、ものすごく派手な髪型の女子がいましたが、彼女はいったい・・・(笑)
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幸下人(しあわせげっと)

メメタア放映後、最初のプリキュア。
カエルデコル出現(あるいはノミデコル)との予想は空振りに終わりましたが、
含蓄ある内容に私も大満足の一編です。
スティクスさんもいつにも増して気合の入った(徹夜の?)レビュー、楽しく読ませていただきました。幸下人です。

ウルフルン、発言に毎回スジが通っているんですよね。
彼が歴代悪役のなかでも極めてキャラ立ちしているのはその点が大きいでしょう。
みゆきに限らず、大人の私でも答えるのは難しい彼からの問い。
だからこそ考えさせられる。特に今回はそうでした。

総選挙が近いからというだけではなく、誰の目にも争点がぼやけて人気取り、足の引っ張り合いにしか見えない現在の国政を揶揄したともとれるエピソードに、
普段は「ネット・ノンポリ」を決め込む?スティクスさんも、
苦言を呈するお気持ちは充分お察しします。

ところで、校庭に飛び降りるルンタロー君の着地ポーズが無駄にキュアブラックしていたのがツボでした。

しかしまあ、れいかの魅力全開でしたね。
たびたびクローズアッブされる彼女の瞳に吸い込まれそうになったのは私だけではないはず。
by 幸下人(しあわせげっと) (2012-10-29 09:06) 

具米

れいかさんが言い負かされて「ぅぅっ」「くぅっ」って言ってるシーンなんですが
なんていうか……その…下品なんですが…フフ…………(以下自粛)

これまでにれいかが見せていた芯の強さの源には、自分の信念の
正しさを信じている部分が多かったように思われるだけに
その価値観の足元を揺さぶられるような今回の事態は彼女にとって
非常に辛いものでもありながら、己の立ち位置を見直すことで
さらなる心の強さに繋がったことだと思います。

1回目と2回目の演説の間で、彼女の価値観は変わっておらず
他者へのアプローチの仕方が変わっただけですが、結果だけを前面に
押し出すのではなく、理解してもらうため自らの心情を含めて理由を
真摯に説明する姿勢は好感が持てました。
他の4人が言うように、れいかが正しくあろうとしていればこそ、自らの
過ちに気付き、襟を正そうとする気持ちが生まれるのだと思います。

正しいことでも「~しなさい!」と強要されれば反発してしまいますが、
「こっちですよ~」と優しく導いてくれればホイホイと付いていってしまう!
つまり14話のれいかさんの台詞は今回の話の壮大な前フリだったんだよ!!!
ΩΩΩ「な、なんだってー!」

個人的に学校には勉学の場であると共に、時には自分の意志が全体に
反映されず、それでもその中で過ごさなければならない経験をする、
公共性・社会性を身に付ける場でもあると考えているので、今回の彼女の
『学校を「他者との交流」「清潔な生活環境による健康」「精神的に安らげる場所」
を得られる心地よい空間にしましょう』という主張には頷かされました。

自身の正しさを信じられなければ何も出来ず、かといって妄信すれば
少しでも価値観のずれた他人を否定する独裁者のようになってしまいます。
(自己否定を突き進むと鬱になります。自己の死ではなく消滅を望み、
結果として死を選ぶのが鬱なのだよ by中禅寺秋彦)
しかし中庸はあくまで理想であり、行ったり来たりでいいと思います。

しかし講堂でのモブ娘トリオ、巷で噂の来年のdkdkプリキュアの
主役トリオと言っても通りそうなくらいの気合の入ったキャラデザでしたねw
真ん中の凄い髪型の娘もいいですが、左のおっとり風のロングの娘や、
右の元気そうなおさげの娘も捨てがたい。
おさげの女、好きだーっ!(薔薇と木刀を振り回しながら)
by 具米 (2012-10-29 20:52) 

スティクス

>幸下人さん
ハイパーアカンベェに殴られそうになるピンチを
カエルデコルを使って「メメタァ」とやり過ごすものだと思っていたのですが・・・
それを置いて余りある、考えさせられる話でした。
あと、徹夜ではありません。昨日の昼から外出&飲みで
帰宅後さっさと寝てしまって早起きしただけです(笑)

>ウルフルン
どう反論すればいいのか難しい問いかけが多いんですよね。
ウルフルンがただネタだけで終わらないのは
確かにこういう側面があるように思います。
それを気合や根性「だけ」で押し返すのではなく、
ましてや論理的に言い返すのでもない、
彼女達ならではというか、独特の抗い方に惹かれます。

>着地
私はマジョウ・リナさんの華麗な着地に目を奪われました(笑)
言われてみれば、ルンタロー君キュアブラックっぽいですね。

>れいかの魅力
「マンガもゲームもいけません!」プンプン!!
が個人的にツボでした。
大真面目に真面目で可愛いキャラクターって、貴重でいいですね。
次回の「子供れいか」にも期待しています。
by スティクス (2012-10-29 22:20) 

スティクス

>具米さん
(冒頭自粛)しちゃいましてね・・・
これまで体育祭など、れいかは何度か涙を見せているので、
絶対に泣かない訳ではありませんが、
5人の中では一番泣かない子ですから、
まさかそのれいかが言い負かされて泣いてしまうのかと
観ていて結構ハラハラしました。
自分の信じたものが根底から揺さぶられるのって、相当辛いですよね。
生真面目だからこそ一層それが際立ってしまいます。
しかも間違っている訳ではないというのが拍車をかけて、
本当にどうしていいかわからなかったと思います。
だからこそ「一人じゃなかった」と悟る事で立ち直る様は良かったですね。

>こっちですよ~
ええ、私もあの時からずっとホイホイついて来てしまいまして、
なんていうか・・・その・・・下品なんですが・・・(以下自粛)
れいかさんの掃除の誘いを断るなど、
七色が丘中の男子ときたら・・・それでも男ですか!?

>公共性・社会性を身に付ける場
どうして勉強するの?回の答えが、ここにもあるように思います。
勉強だけでなく、集団行動を学ぶ場ですし、
何より道徳・公共性を身に着けるにはどうすべきか。
そのために「掃除」「挨拶」「花壇の手入れ」という
中学生に向けるものとしては少々子供っぽいかもしれませんが、
お子様に分かりやすい例を持って来たのも良かったと思います。

>自己否定を突き進むと鬱になります。自己の死ではなく消滅を望み、
 結果として死を選ぶのが鬱なのだよ by中禅寺秋彦
私個人の経験があるだけに、この一節は凄くドキっとしました。
数年前までの私は確かにそうだったんです。
揺るぎない価値観を抱くのは未だに出来ませんし、
私は八方美人ではないかと都度思う事があります。
下手すれば今回のれいかがそこまで追い詰められた可能性があると思うと
個人的に他人事とは思えなくなりました。

>講堂でのモブ娘トリオ
やっぱりお披露目なんですかね・・・?
ツインテールに思いっきり目を向けられましたけど、
改めて見返すと他の子たちも可愛いですね。
まあ、来年の事を言うとアカオーニが笑うと言いますし、
こちらは気長に考えるようにしたいと思います。
by スティクス (2012-10-29 22:41) 

きすけ

今週のスマプリはマラソンでおやすみだったなんて(´・ω・`)
その代わりってわけじゃないですけど~NHKの「MAGネット」って番組の魔法少女アニメ特集にて、スマプリが紹介されていてテンション上がりましたわ^q^


『日本のアニメ業界の中では、生徒会長は激戦区なんだぞ!』ってネタは「じょしらく」でもやってたっけな…ルンタローじゃなくても憧れる役職ってもんです
ルンタローといえば戦いに負けても、会長になることは諦めてなかったので思わず噴いたw

そういやたしかに~現会長のイリエ先輩は選挙に現れず、どこ行ってたのか…それこそ永田町だったりしてw

前回なんかも当てはまりますが、みゆき達5人と1匹は「誰かが頑張ってるところを残る皆も頑張って支える姿」みたいなところが本当にいいな~って感じましたわ…
「馴れ合い」なんかじゃなく『もう友だちの一線越えちゃってる…かも!?』みたいな(ry
れいかさんのいろんな表情を見れたのもよかったですが^q^なおちゃんが久しぶりに8:40に幼馴染みっぽいシーンを見せてくれたことに感謝…圧倒的感謝…!…ふぅ
>目立ってたモブ嬢たち
それも気になったけど…同じシーンでなおちゃんのスグ後ろ、久々にスト子がいた…かも!?
by きすけ (2012-11-05 04:20) 

スティクス

>きすけさん
長い事プリキュアを観ていると、
ゴルフ、全日本大学駅伝、年末年始はお休みという事が染みついてしまって
昨年のように長期旅行したりしています。
もっとも今年は昨年のツケが回って休みが取れなかったのですが・・・

>「MAGネット」
うわぁ・・・ノーマークでした。どう紹介されたのか観たかったです。

>生徒会長
ハートキャッチでもいつきの後を引き継いだ後の佐藤君なんか、
モロこんな感じでしたね(笑)
実際は憧れで務まるほどの軽い役職ではないのですが・・・

>イリエ先輩
本当、いったいどうしちゃったんでしょう。
以前「体調を崩した」という話題が出て以来、
存在自体が伺えなくなりましたので、なんかちょっと心配です。
永田町でブイブイ言わせてれば良いのですが。

>「誰かが頑張ってるところを残る皆も頑張って支える姿」
この関係を観ていると本当に心地良いんです。
そして私も職場の雰囲気改善に活かしたいと思うのですが、
当然ながらうまくいかず、日曜に再び元気を貰っての繰り返しです。
それにしても8:40の法則、もっと「なおれい」の
掘り下げた関係をみてみたいものです。

>スト子
な、なんだってー!?ちょっと後でチェックしてみます(笑)
by スティクス (2012-11-06 21:25) 

きすけ

>MAGネット かいつまんで説明すると…
司会のTMR西川貴教さんに、ゲストの桃井ハルコさんが魔法少女アニメについて語っていまして

60年代の「サリーちゃん」「ひみつのアッコちゃん」などで『魔法少女アニメ』のテンプレができる
→80年代は「クリーミーマミ」など少し大人っぽくオシャレさが重視されてきて
→90年代に「セーラームーン」が流行ってからは『バトル』や『チーム』といった要素も加わってきた
→最近では「ストライクウィッチーズ」や「まどか☆マギカ」みたいな異色な魔法少女もいるけど、「プリキュア」は女の子に大人気でスマイル劇場版も放映中だよ♪
みたいな感じでしたね~

…プリキュアを「魔法少女」というジャンルに分けてもいいんだろうか?って意見もありますけど、スティクスさん的にはどうなんでしょ

あと魔法少女グッズの紹介で西川さんがスマイルパクトで遊んでいたり
これから流行りそうな架空の魔法少女アニメを皆で妄想したり…毎度ながらカオスな番組でした^q^

MAGネットはたまーに深夜に再放送することがあるので、ワンチャンあるで!

by きすけ (2012-11-07 12:24) 

noirwizard

始めて書き込みさせて頂きます。
37話は色々と考えさせられる回でした。
厳しい現実に真剣に立ち向かった末に生徒会長に就任したれいかは
いつきやかれんとはまた違う良さを持った良き会長としてみゆき達と共に正しい道を歩んでゆくと信じています。
by noirwizard (2012-11-07 19:04) 

やまぴょん

スティクスさん、こんばんは。

前回から時間が経っていますので、感想よりも次回に向けて気になる点を。

というのも、予告を見る限り、ターニングポイントになりそうな気がするんです。プリキュア、ウルフルン、アカオーニが子どもなる。子どもって大人と違い先入観で垣根を設けないので、相手を理解するのに都合のいいというか、同じ土俵に立ちやすい状況だと思っています。

いままで見たところ、3幹部、特にウルフルンは顕著ですが、投げやりになっている描写が目立ち、皆さん本当は楽しみたいのにうまくいってないという印象を受けます。その点はジョーカーと明確に違います。

子どもになった彼女ら、彼らがどう振る舞うのか、終盤に入ってきた今だからこそ余計に気になるところです。ちょっと注目したいと思います。
by やまぴょん (2012-11-09 01:29) 

ロドリ下衆

思えば僕も、数年前子供手当の甘い言葉にそそのかされて
民〇党の思惑通りに票を投じた者として、今回の話は
身に詰まされるものがありますね(汗)

正論も強要すれば単なるエゴになるし、耳触りの良い言葉は
聞こえは良いけどまさに怠惰への転落に繋がるし・・・

誰しも楽はしたいし苦しい思いはしたくないのは当然ですが、
それだけでは何も得られません。
自分にとって何が必要なのかを考えた時、何をするべきか、
自ずと見えてくるはずです。

そして、バッドエンド3幹部の言う事とれいかの言う事で明らかに違うのは、
3幹部は学校を支配したいという、己の欲望の為に動いており、
対してれいかはみんなが楽しく学校生活を過ごせる様にと、
みんな(学校)の為に尽力しているという事。
まず、みんな有りき、なんですよね。自分は二の次。

そこの所を最終みんなにわかってもらえて、見事当選を果たして、
ヨカッタヨカッタw

戦闘中、ビューティがウルフルンの心理攻撃に惑わされる場面で、
またまたサニキがやってくれましたね。
一瞬、ウルフルンの言葉に乗る様な事を言っておいて、
それを否定して逆に質問。熱いです。

ハッピーも今回は前回の様な相手に訴えかける様な口調ではなく、
ウルフルンのいう事を完全否定。
この『諭す』のと『否定する』場面の使い分けが、この所ハッキリと
してきましたね。
これも成長の証。リーダーらしくなったなぁ。。。(´~`)

れいか回はこういう、大人でも思わず考えさせられるような教訓回が
多いですね。
これもれいかのキャラクターあってのものでしょう。

それにしてもここ最近、学園内の事が題材に上がっているおかげで
その他大勢のモブたちの出番があって、個人的には嬉しいですね。

もっともっと5人とモブたちの関わりを観たいですが、
個人回が一巡したら後はいよいよ終盤へ向けて話の核心に
向かって行きそうですから、難しいかもしれません。

でも体育館でのツインテールの一段と目立っていたモブ子が
気になってみたりw
実は次期主役だとか・・・?そりゃないか。。。ww




次はロリキュア回ですね。
なおメインのお話の様ですが、どう考えてもロリフルンに
全部持って行かれる予感しかしませんw

また蟲設定とかも忘れず出して、なおの乙女な部分を観させて欲しいですね。
by ロドリ下衆 (2012-11-09 01:34) 

横浜学園都市部

今回のれいかに置かれてる立場は、自分が人を導ける技量があるのかを悩み続けます。

それは前任の入江生徒会長の姿から伺えます。

入江のカリスマ性あふれる生徒への対応は、短い出番ながらも発揮してます。

求道者という位置づけのれいかは、最初こそは入江の技量を超える地震が持てず、選挙に参加するのを拒もうとしました。

ですが学校を支配しようとしてきた転校生基三馬鹿の介入で状況が一変、目茶苦茶な公約を掲げようとした三馬鹿に対抗するために、出馬を表明しました。

さて戦闘中では、ウルフルンが結構辛辣ながら真っ当な事をいいます。

前からそうですけどバッドエンド王国の幹部達は、砂漠の使徒と同じで結構言ってることは常に「一理有るような事」を言ってます。

しかしハートキャッチでは、悪だからと発言自体を一切共感しないで全否定する発言ばかりが目立ちました。

スマイルでは敵のの意見を一部認めたうえで反論するので、こっちが遥かにスッキリします。

ウルフルンに言われたい放題で、落ち込んだビューティを庇うかのように反論する姿は見ものでした。

但し「友達だから庇う」と行っていたウルフルンに否定して反論したハッピー達のセリフは確かに胸を打たれるものがありますが、実際どう考えても結局はウルフルンの言うとおり「友達だから」に過ぎません。

これがそんなに友情が積み重なってない時に同じ事を言われたら、恐らくなお以外は、同じ発言をしてるとは思いませんでしょうね。

今回はメインが選挙演説に収束されており、バトルはどちらかというと申し訳程度です。

迷いを振り切り幹部達の演説を制して遂に生徒会長に就任しました。

ここで思うのは、やっぱり今回は戦闘なんかしなくても纏まったかもって思います。

流石に毎回変身しないと、売りであるプリキュアの姿が出ないので拙いかもしれませんが、今回は折角会話で纏まっていたのに、無理に入れるもんだからBパートはたまに適当に感じますね(これは歴代にも言えたりしますけど)。

況してや今回三馬鹿は、戦闘が終わっても選挙に参加して演説で決着を付けたのですから…

さて次回はマジョリーナのアイテムでマジョリーナとキャンディ以外が子供になってしまいますが、果たして何処になおの要素があるのか?

気になります…

演出は境宗久
作監は山岡直子でお送り致します。

脚本:小林雄次
最近は色々と出版物が出始めて、注目を集めている小林さん。
彼の手でこういう話を描くのは久々な感じがします。
個人的にはスイート33話の夢の話を彷彿させられます。
れいかのキャラが立っているのって、大体は彼か成田さんが担当した回だったりすんですよね。
そしてこの2人はマジョリーナのアイテム回も担当するんです。
折角真面目な話を提供したかと思ったら、次回でいい感じにぶち壊してくれましたね…(次回も担当します)

演出:土田豊(担当回はスマイル29話参照)
土田さんがシリーズに介入したのは、ちょうどスイートの37話ということもあり、偶然にも同じ数字の回を受け持ちました。

割と剽軽でおふざけ路線な話ばかりを、演出してる印象がありましたが、今回は割と真面目なストーリーになっています。

土田演出回で真面目に考えさせられたのは、スイート45話とスマイル6話終盤を含んで3回目です。

作監:フランシス・カネダ&アリエス・ナリオ(担当回はスマイル28話参照)
TAP所属アニメーター。
お二方は最近評価が変わり始め、徐々に周りに受け入れられるまでの作画に入りました。

特に主役のれいかの表情の豊かさを貢献したのは、有難い物です。

その完成度は、スマイル18話のあれに匹敵します。
by 横浜学園都市部 (2012-11-09 12:23) 

スティクス

>きすけさん
MAGネットの詳細ありがとうございました。
私はこの番組を観た事が無いのですが、
西川アニキが司会というだけで面白そうですね。
機会があれば見てみたいです。

プリキュアは魔法少女というカテゴリーには、
個人的には当てはまらないと考えているのですが・・・
便宜上、このような分類は止むを得ないですかね。
さすがにガチバトル少女という二つ名ではアレですし(笑)
とはいえ、昔から女の子達が玩具で遊ぶ事で
作品世界と自分自身を重ね合わせる点では異存ありません。

深夜の再放送情報をキャッチできるよう、アンテナ高くしておこうと思います。
by スティクス (2012-11-09 21:34) 

スティクス

>noirwizardさん
はじめまして。コメントありがとうございます。
本当、最初はギャグかと思いきやしっかりと「悩み」を描き、
さらに正論をぶつけてくる相手にどう対処するか等、中々深い一編でした。
立候補を表明した直後の状態では、
どんな生徒会長を目指すのか方針が見えなかったので
ウルフルンに言い負かされた事を教訓として踏まえ、
きっと良い生徒会長になる事でしょう。
by スティクス (2012-11-09 22:09) 

スティクス

>やまぴょんさん
私もウルフルン達と仲良く振舞っているような姿が気になっていました。
心に壁を作らない子供の状態であれば、
どんな相手でも対等に振舞えるのかもしれないですね。

>本当は楽しみたいのにうまくいってない
三幹部って、決して楽しみ方を知らない訳ではないんですよね。
彼らが目指すのは「バッドエンド」であって「アンハッピー」では無いですし、
確かにジョーカーと目指すものが違うように思います。

果たしてターニングポイントとなるか、
それともカオス回となるのか、2日後の答えを見届けたいものです。
by スティクス (2012-11-09 22:14) 

スティクス

>ロドリ下衆さん
私はどちらかというと保守的なのか、民〇党派ではなかったのですが
当時のあの公約の数々に胡散臭いものを感じていたのかもしれません。
現に事実となってしまいましたし・・・
あまり政治の話題を出すと難しい事になるのでこの辺にしておきますが
怠惰への転落とまでは行かずとも、甘い言葉で釣った様はまさに
バッドエンドへの道が続いているように思えて来ました。

>まず、みんな有りき
この視点で物事を考えるというのは誰にでも出来ないですから、
これだけでもれいかの素質充分だったと思います。
いったいこの視点を持ち得る政治家がどれだけいることか・・・
(以下、愚痴が続きそうなので割愛します)
ともかく、自己の欲望を秘めた候補者が甘い言葉を用いるという点が
妙にリアルで現実の状況を皮肉っているようにも取れますね。

>サニキ
私もこの辺はシビれました。個人的には幼馴染&筋を通す事を好む
なお=マーチに言って欲しかったのですが、
やはりこの熱さを醸し出せるのはサニー故でしょう。

>『諭す』のと『否定する』場面の使い分け
これをやってのける主人公側の登場人物って多くないんですよね。
みゆきは当初、個人的になかなかキャラが掴みにくかったのですが、
ここに来て随分とみゆきならではのカラーが出て来たように思います。
昨年の響の成長にも感銘を受けたので、
それに匹敵する、あるいは上回る到達点に期待したいです。

>ツインテールの一段と目立っていたモブ子
これがツインテールの魔法という奴でしょうか・・・
彼女、やっぱり注目されてますね(笑)
ひょっとして次回作のキャラデザに通じるものなのか、それとも・・・?

>蟲設定
ついでにお化け設定や高所恐怖症などが絡んでも楽しそうです。
そして決めるところで決めれば、
より一層なおの格好良さが引き立つと思います。
by スティクス (2012-11-09 22:30) 

スティクス

>横浜学園都市部さん
入江会長は確かに人間の鏡のような人物でした。
しかし、どうしても前任者というものは偉大に見えるもの。
おそらく彼もその前の会長の存在を前に悩んだかもしれません。
その「道」を通ったからこそ、あの円熟した人格が形成されたのでしょう。
その姿からは、これかられいかが歩む「道」も感じられるようです。

今回の面白いところは、三馬鹿もとい三幹部が
姿形や公約はネタとしながらも、言い分に筋が通っているところですね。
対抗して思わず立候補した程度では、
言い負かす事が出来ないという珍しい展開でした。

ただ、ハートキャッチでも結構言い分に耳を傾けたところもあると思いますよ。
最後のクモジャキー&コブラージャさん戦など、
確かに台詞でははっきりと語られていないと思いますが、
台詞の行間にある感情や表情、口調などから
彼らに対する答えが伺えるような気がします。

ところでこれまでは「友達ごっこ」だったのかどうか、この点も興味深いです。
決してそうではない事は、ここまでの姿を観てわかっていても
いざ反論しようとするととても難しい。
私としては、ウルフルンへの反論は十分的を得ていると思います。
正しい答えが無い命題に対し、筋が通っているか否かは別として
揺るぎない信念をぶつけるという事は立派だと思います。

>戦闘
過去作を振り返っても殆ど、というより全くと言っていいほど無いですから。
今とっさに思いつくだけでもポイズニー姐さん初登場と、
フレッシュのクリスマス話、
そしてスイートの最終回くらいしか思い浮かびません。
これらのエピソードの特殊性を考えると、
やっぱり日常回には戦闘が欲しいというのが個人的な意見です。
印籠を出さない水戸黄門や、桜吹雪を見せない金さんでは
やっぱり盛り上がりに欠けますから・・・

成長と言えば、スタッフの皆様のうち、フィリピン勢にも驚かされます。
そして初代から見て来た身としては、アンニョヌエボ氏に続いて
作画の責任者を任されるようになった様が嬉しいものです。
by スティクス (2012-11-09 22:45) 

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