ジョジョの奇妙な冒険 第6話『あしたの勇気』 [ジョジョの奇妙な冒険]
私にとって前回の「水面歩き」がジョジョとの出会いならば、
今回は本格的にハマったきっかけのエピソードでした。
「LUCK」そして「PLUCK」
マンガを読んで泣けたのは初めての事だったので、その時の事も覚えています。
その一連のエピソードが前半部のさらに半分で終わってしまうボリュームで、
後半もまた、有名台詞への流れ、そして次回への引きに気を持たせるED導入と、
毎度毎度の濃密な30分間を堪能しました。
1）ブラフォード戦が熱すぎるッ！
オープニング前の約1分半で、あの密度・・・もはやアバンタイトルではありません。
その後のバトルそのものも、本当に往年のジャンプ黄金時代アニメを見ているようで
とにかく熱い戦いに、手に汗握ります。
『ふるえるぞハート！燃え尽きるほどヒート！刻むぞ血液のビート！』
に続く、山吹色の波紋疾走。あれはもしかしてオラオラですかーッ！？
オラオララッシュか、無駄無駄ラッシュか、はたまた北斗百烈拳か、
あまりの連打っぷりに圧倒されました。
2）LUCKそしてPLUCK
分かっていても、このシーンは目頭が熱くなりました。
最初はブラフォードの抑えた口調にもう少し感情がこもって欲しいとも思ったのですが、
この静かな語り口に次第に惹きこまれて行き、
剣を託して再び天に召された頃にはもうこれ以外にはありえないと感じる程でした。
この場面は「熱演」ではなく、真に「名演」だったと思います。
ブラフォードが安らかに逝った後、辺りに咲いた花の中に剣だけが立つ構図は
さながら誇り高き騎士の墓標のようで印象的でした。
3）一部始終をずっと見守るタルカスと、名解説者スピードワゴン
いやもう、スピードワゴンは毎度の事なので何も言う事はありません（笑）
毎週この名調子を聞いていると、上田さんの起用は本当に大英断だと思います。
そしてタルカス。原作でも確かにおとなしく待っていてくれているのですが、
アニメだとより一層、「待て」をされているようなシュールさが際立って笑えて来ます。
4）期待通りの美人さんだったポコの姉ちゃん
エリナが出ない間、野郎と屍生人ばっかりの画面に花を添える数少ない存在として
原作でも美しさが際立っていた彼女は、期待以上の美しさでした。
凛とした佇まい、そしてポコへの厳しくも愛溢れる平手打ちと、続く語りかけ。
夕陽を背景にしたことと相俟って、美しい名場面になっていたと思います。
5）あしたっていまさッ！へ続く流れ
原作では小窓へポコを行かせようとして
スピードワゴンとツェペリさんが躊躇するシーンがありました。
その流れが無く、ポコが自分で小窓を見つけ、自分で中へ向かった事で
より一層自ら明日への道を踏み出したように感じられました。
そして『あしたっていまさッ！』の後、傷つきながらレバーを倒した際の表情とサムズアップ。
ポコの中に紛れも無い男を観た気がします。ようこそ・・・「男の世界」へ・・・
6）EDへのつなぎ
第2話同様、Roundaboutの長いイントロから始まります。
その直前まで、ツェペリさんがやっと双首竜の間に入ったという安心感が、
スピードワゴンのハイテンションな語り口で醸し出されていたのが、
一転して物静かな緊張感、ただならぬものを感じさせる、見事な落差でした。
次回何が起こるのか、私は当然知っています。
その嵐の前の静けさが存分に伝わり、
ラストカットのカッコ良さと相俟って、次回の期待以上の大きな不安が感じられました。
その一方、毎週のことながらカットされた場面もあります。
・「当たる面積を最小にして波紋防御」
戦闘経験豊富なツェペリさんをもってしても手を焼くタルカスを印象つけるため、
これがカットされたのが何とも残念です。
・人間絞り
これはあまりに残酷な場面なのでカットもやむなしと思いますが、
タルカスの残虐性をこれ以上伝える場面も無いので残念です。
もっとも放映したとしても画面が真っ黒に規制されてしまいそうですが・・・
また、双首竜の間から流れ出る空気が緑色すぎるのも少し気になりました。
おそらく「古からの死臭ただよう密室」の空気を表現していると思いますが、
やや色が濃すぎたように思います。
もっとも、これらを踏まえても存分に楽しめたのは変わりありません。
EDを観るまで、今回はディオが登場していない事に気が付かなかったほど、
息をつく間もなく駆け抜けた30分でした。
もう一つ。仗助と億泰の4部CMが新しくなっていた事も予想外でした。
ちゃっかりハーヴェストまでうろちょろしていたり、ますます4部アニメ化に期待したいです。
今回は本格的にハマったきっかけのエピソードでした。
「LUCK」そして「PLUCK」
マンガを読んで泣けたのは初めての事だったので、その時の事も覚えています。
その一連のエピソードが前半部のさらに半分で終わってしまうボリュームで、
後半もまた、有名台詞への流れ、そして次回への引きに気を持たせるED導入と、
毎度毎度の濃密な30分間を堪能しました。
1）ブラフォード戦が熱すぎるッ！
オープニング前の約1分半で、あの密度・・・もはやアバンタイトルではありません。
その後のバトルそのものも、本当に往年のジャンプ黄金時代アニメを見ているようで
とにかく熱い戦いに、手に汗握ります。
『ふるえるぞハート！燃え尽きるほどヒート！刻むぞ血液のビート！』
に続く、山吹色の波紋疾走。あれはもしかしてオラオラですかーッ！？
オラオララッシュか、無駄無駄ラッシュか、はたまた北斗百烈拳か、
あまりの連打っぷりに圧倒されました。
2）LUCKそしてPLUCK
分かっていても、このシーンは目頭が熱くなりました。
最初はブラフォードの抑えた口調にもう少し感情がこもって欲しいとも思ったのですが、
この静かな語り口に次第に惹きこまれて行き、
剣を託して再び天に召された頃にはもうこれ以外にはありえないと感じる程でした。
この場面は「熱演」ではなく、真に「名演」だったと思います。
ブラフォードが安らかに逝った後、辺りに咲いた花の中に剣だけが立つ構図は
さながら誇り高き騎士の墓標のようで印象的でした。
3）一部始終をずっと見守るタルカスと、名解説者スピードワゴン
いやもう、スピードワゴンは毎度の事なので何も言う事はありません（笑）
毎週この名調子を聞いていると、上田さんの起用は本当に大英断だと思います。
そしてタルカス。原作でも確かにおとなしく待っていてくれているのですが、
アニメだとより一層、「待て」をされているようなシュールさが際立って笑えて来ます。
4）期待通りの美人さんだったポコの姉ちゃん
エリナが出ない間、野郎と屍生人ばっかりの画面に花を添える数少ない存在として
原作でも美しさが際立っていた彼女は、期待以上の美しさでした。
凛とした佇まい、そしてポコへの厳しくも愛溢れる平手打ちと、続く語りかけ。
夕陽を背景にしたことと相俟って、美しい名場面になっていたと思います。
5）あしたっていまさッ！へ続く流れ
原作では小窓へポコを行かせようとして
スピードワゴンとツェペリさんが躊躇するシーンがありました。
その流れが無く、ポコが自分で小窓を見つけ、自分で中へ向かった事で
より一層自ら明日への道を踏み出したように感じられました。
そして『あしたっていまさッ！』の後、傷つきながらレバーを倒した際の表情とサムズアップ。
ポコの中に紛れも無い男を観た気がします。
6）EDへのつなぎ
第2話同様、Roundaboutの長いイントロから始まります。
その直前まで、ツェペリさんがやっと双首竜の間に入ったという安心感が、
スピードワゴンのハイテンションな語り口で醸し出されていたのが、
一転して物静かな緊張感、ただならぬものを感じさせる、見事な落差でした。
次回何が起こるのか、私は当然知っています。
その嵐の前の静けさが存分に伝わり、
ラストカットのカッコ良さと相俟って、次回の期待以上の大きな不安が感じられました。
その一方、毎週のことながらカットされた場面もあります。
・「当たる面積を最小にして波紋防御」
戦闘経験豊富なツェペリさんをもってしても手を焼くタルカスを印象つけるため、
これがカットされたのが何とも残念です。
・人間絞り
これはあまりに残酷な場面なのでカットもやむなしと思いますが、
タルカスの残虐性をこれ以上伝える場面も無いので残念です。
もっとも放映したとしても画面が真っ黒に規制されてしまいそうですが・・・
また、双首竜の間から流れ出る空気が緑色すぎるのも少し気になりました。
おそらく「古からの死臭ただよう密室」の空気を表現していると思いますが、
やや色が濃すぎたように思います。
もっとも、これらを踏まえても存分に楽しめたのは変わりありません。
EDを観るまで、今回はディオが登場していない事に気が付かなかったほど、
息をつく間もなく駆け抜けた30分でした。
もう一つ。仗助と億泰の4部CMが新しくなっていた事も予想外でした。
ちゃっかりハーヴェストまでうろちょろしていたり、ますます4部アニメ化に期待したいです。
いや～正直今まではダイジェストを眺めていた程度でしたが、ラストの『あしたっていまさッ！』そしてＥＤ入りのカッコ良さに泣いてしまいました！
もちろんブラフォード戦も良かったです！やっぱり両腕によるラッシュこそジャンプの闘法ですよね(笑)。
がぜん次回以降が楽しみになって来ました。
楽しみと言えばＤＶＤのＣＭもですが(笑)。僕は・・・１５枚ぐらいかな？＞ＤＶＤの枚数。
by まるっさ (2012-11-10 21:42)
>まるっささん
なんと！てっきり本編をご覧だと思っていましたが、
ダイジェストのみだったのですね。これはぜひＤＶＤを買わなくては（笑）
ちなみに私はプリキュアだけで
初代+MH+S☆S+5+GoGo+全劇場版を購入しているので・・・何枚でしょう？
>両腕によるラッシュ
原作では連打しているように見えないので独自の解釈でしょうか。
それが原作を上回る相乗効果をもたらし、本当に熱く楽しかったです。
ジャンプ黄金期を思わせる戦いっぷりが本当に懐かしいですね。
>ED
知らずに見ても十分緊迫感があると思いますが、
ツェペリさんの運命を知っているからこそ、余計にシビれました。
あの「シティーハンター」風の導入が本当に素晴らしいですね。
こういうところにも当時のジャンプ風味が伺えて楽しいです。
by スティクス (2012-11-10 22:35)
誤解を生んでしまい恐縮です（汗）
『ダイジェスト』という表現は飽くまで原作に対してカットの多いこのアニメを皮肉った表現でして（さらに汗）・・・いやしかしここまでッ！泣けるくらい感情が入るとはッ！繰り返しになりますが、一部ラストでどれくらい感情入るか楽しみであります。
そしてさっきＥＤ、着うたフルでダウンロードしました！
ちなみにアニメドラゴンクエストは僕の高校そして浪人時代の青春の象徴なので、またいずれ語り合いたいものです(笑)。
by まるっさ (2012-11-10 22:49)
>まるっささん
こちらこそ早とちりしてしまい失礼しました。
まあ確かにカットは多いですが・・・必要最小限に留めつつ
テンポの良さを保っている点は大いに評価しています。
おそらく制作側も泣く泣くカットせざるを得ない事は重々承知していると思います。
それにしても第一部ラストは一体どうなるのか？
その前のディオとの決戦は？さらにその前のタルカス戦は？
いずれも感情が思いっきり入りそうなので楽しみです。
>ED
もともとYESのアルバムを持っていた身として、
新たなファンが増える事が嬉しいです。
他の曲も素敵なので、機会がありましたらぜひどうぞ！
>アニメドラゴンクエスト
デイジィが限りなく初恋に近いキャラだったので、かなり思い入れがあります。
彼女が温泉入るシーンなど、家に誰もいないのを見計らって
ドキドキしながらビデオを何度も観た青い思ひ出があったりと、
私もこれを語ると長くなりそうですよ（笑）
あの頃は毎週の放映が楽しみで、
それだけに一度打ち切られた時は本当に残念だったことを覚えています。
by スティクス (2012-11-10 23:09)
はじめまして。アニメジョジョ、毎週楽しみに見ています。
毎度毎度、台詞量の多さとスピーディーな展開で我らの心を燃やしてくれる。
この熱さの前では、多少の作画の乱れも些細なこと。
黒騎士ブラフォードよ、安らかに眠れ・・・
by オルタフォース (2012-11-11 23:28)
いつも楽しみに見てます！
今、最高の盛り上がりですね！いや第一話からか(笑)
そういえば４部ＣＭ、冒頭にちらっと露伴先生が映ってましたよ！
by へるりん (2012-11-12 12:53)
>オルタフォースさん
はじめまして。コメントありがとうございます。
この怒涛の展開を前にしたら本当に細かい事が気にならなくなりますね。
作画に関しても、個人的に第一話の時点では違和感があったのですが
世界観にバッチリ嵌っているように思えて来て
単に慣れたのではなく、今では全く気にならなくなりました。
そしてブラフォード・・・
以前からのジョジョファンには当然の事、
アニメから入った新たなファン層にもその高潔な魂が刻まれた事でしょう。
by スティクス (2012-11-12 22:38)
>へるりんさん
もう毎度が最高の盛り上がりで、どこまでこのテンションが続くのか、
ジョジョファンとしてこんなに楽しい日々はありません。
>露伴先生
ハーヴェストに気付いたのに見逃していたとは・・・
早速見返して来ます。
by スティクス (2012-11-12 23:21)
ツェペリさんの人間絞りは次回なのではないですか？
カット確定なのですか？
by NO NAME (2012-11-13 14:18)
>NO NAMEさん
私が言及した人間絞りとは「血の詰まった皮袋」のシーンです。
誤解を招く表現で失礼しました。
ツェペリさんのアレは、画面が真っ黒になろうともやると思います。
by スティクス (2012-11-13 23:20)
EDへの入りは素晴らしかったですね
見てて良かったと思うほどでした
by NO NAME (2012-11-18 13:52)
第2話と最新の第7話でも、長いイントロを効果的に使っていましたが
この第6話のイントロは神がかり的でした。本当に素晴らしかったです。
by スティクス (2012-11-18 22:37)