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ジョジョの奇妙な冒険 第8話『血戦!JOJO&DIO』 [ジョジョの奇妙な冒険]

ここ数話も、ものすごく熱いエピソードが続いていましたが、
今回、さらに上を行く熱さには思わず震えが来ました。
(実際に関東では狙ったようなタイミングで地震が発生しましたが・・・)
ジョナサンとディオが互いの「五体」を使って戦うのは今回が最後。
その最後の戦いにふさわしく、あの第3話を思わせる壮絶な展開でした。
そしてもちろん、あの方の壮絶な最期も(笑)
  
1)ドゥービーの気色悪さは異常
原作でも気持ち悪いこの人物、動きがつく事で一層イヤな感じになりました。(良い意味で)
さらに緑色の体液?など、こんなのと一緒の部屋に閉じ込められるなんて嫌すぎます。
ツェペリさんの胴体真っ二つよりも絵的にヤバイと判断されたのか、
蛇が頭から飛び出している絵ははっきり描かれていなかったくらいでした。
ただ『ルン!ルン!ルン!』『噛んじゃった!噛んじゃった!いっぱいかんでやったぜーッ!』
で小躍りしている様が妙に可愛く見えてしまった私は
目がおかしくなってしまったのでしょうか(笑)
あと改めて言うまでも無く、ポコの姉ちゃんの可愛さは異常でした。
スカート破りまで原作通りの構図でやってくれるなんて、そこにシビれる!あこがれるゥ!

2)あーん!ダイアー様が(ry
大真面目なシーンなのに、解っていても期待してしまうダイアーさんの存在感!
やはり彼は期待を裏切りませんでした。
若き日のツェペリさんと腕組んでるカットまで原作通りに再現されたり、
残像拳のようにディオに迫る様が、本当にねむっちまいそうなのろい動きだったり、
細部までしっかりと描写されているのが素晴らしいです。
ところで散々ネタにされている稲妻十字空烈刃は、
ダイアーさんの名誉のために言わせて頂きますと
おそらく彼と組み手をしたであろうスト様やツェペリさんには通用していたのでしょう。
これをやぶった初めての格闘者が強すぎ、相手が悪すぎたのが実に気の毒でした。

3)第3話以来のハイテンションな子安節炸裂しまくりのディオ
今回はディオにも名台詞が多く、子安さんのノリノリっぷりが堪能できました。
『カエルの小便よりも・・・下衆な!下衆な波紋なんぞをよくも!よくもこのおれに!』
『コリコリ弾力ある頚動脈にさわっているぞォジョジョ!
 このあたたかい弾力!ここちよい感触よッ!』
『おまえはこれのディオにとってのモンキーなんだよジョジョォォォォーーーッ!!』
これら忘れられぬ台詞の数々の中で、
「いい気になるなよKUAA!」や「ちがうね!ゴボゴボ・・・マヌケどもが~~!!」の言い回しが
空気が漏れるようなニュアンスだったのかと新鮮な感じでした。

4)もはや何も言う事が無い戦いっぷり
これはもう言葉で綴れません。
ただ凄い戦いっぷりを充実したつくりで魅せてくれた、それだけで大満足です。
ディオの右腕切断や、頭からまっ二つ等も規制をかけずにきっちりと描き、
ちゃんと原作通りに「ンン~?」というユーモアあるワンシーンまで入れてくれる等、
随所にスタッフの愛とこだわりが感じられます。

5)ナレーション不在をカバーする名解説者の皆様
今回はナレーションが無く、その分ナレーションで語りそうなところまで
スピードワゴンを筆頭とした皆様がカバーしていました。
もはやスピードワゴンに関してはいう事はありません(笑)
「吸血鬼のエキス」など原作にない解説まで交えてくれるとは・・・
そして「手が!手が燃えているッ!」の、こっちまで燃えてしまいそうな熱さが凄かったです。
なお今回はダイアーさんやスト様、トンペティだけでなく、ポコや果てはディオまでもが
解説を努める場面があり、この説明口調っぷりが良い意味でたまりません。

6)血管針四人組
もしこの面子がカットされたらどうしようかと案じておりましたが、
こちらも期待通りにちゃんと描いてくれました。
ボーンナムの口は横を向いていたのだという事実に
今更気づかせてくれた事も嬉しいです。
ただ欲を言えば「ビン!」「ビン!」「ビビン!」の擬音があっても良かったかもしれません。

「腕をうごかせ・・・波紋が頭まで達する・・・そ・・・の・・・ま・・・まえに・・・」
が無かったのは、おそらく次回のアバンタイトルで描くのでしょうか。
また今回少々残念だったのは、ディオを「DIO」と表記したサブタイトルでした。
「DIO」だと第3部以降のディオに見えてしまいます。

次回が第1部の最終回、わずか9話とは思えぬ密度の濃さに大満足しています。
密度の濃さといえば、切り裂きジャックを倒したのがこの日の午後で
宵の入りからのブラフォード&タルカス戦、夜更けのディオ戦と、
わずか一晩での出来事だという事にも改めて驚かされます。
現に第5部なども作中で経過した時間はわずか一週間程度ですから・・・

もっとこの面子による第1部の世界を観続けたいのですが、
反面第2部を早く観たい気持ちもあります。
熱い生き様を見せてくれた興津ジョナサンが、
人間賛歌と受け継ぐ意志を、大西洋上でどう見せてくれるのか、
次回は姿勢を正して観る事になりそうです。
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コメント 4

オルタフォース

あーん、スト様が容赦せん!

ダイアーさんの薔薇といい、ディオのビームといい、最後っ屁の応酬も子気味良かった。
子安さん、楽しそうで何よりです。
by オルタフォース (2012-11-25 18:51) 

スティクス

>オルタフォースさん
ペイジさま達よいしょ本&ペイジさま達F.C.つくろーって(ry

薔薇も空烈眼刺驚も再現度が凄かったですね。
特に後者、本当に光線のようで笑えました。
子安ディオをぜひ第3部でも見たいものです。
by スティクス (2012-11-25 19:53) 

具米

>わずか一晩の出来事
ツェペリさんから波紋エネルギーを引き継いだジョナサンの
パワーアップにも目を見張るものがありますが、ディオも同様に
この短期間で吸血鬼としての体を使いこなしているのにも驚きます。

脳天から真っ二つにされても、気化冷凍法で波紋の威力を和らげれば
回復可能と判断して、逆に拘束の手段として使うシーンは吸血鬼の
タフさが恐ろしいほど伝わってきました。

スピードワゴンに見透かされていましたが、ディオの本性は普段の
余裕たっぷりに紳士然としながらも相手を見下す冷酷な顔ではなく、
追い詰められた時に吐き出す罵声の様に、凶暴でありながらも
何かに怯えるという、小心者の部分にあるのでしょうが、そこがまた
キャラクターの「隙」としてファンが付く理由なのかもしれません。
(第3部でも精神的に成長したかといわれると微妙ですし)

その辺りの話になると西尾維新氏の書いた小説版が気になりますが
コラボ小説シリーズは上遠野浩平氏の「恥知らずのパープルヘイズ」で
ストップ中です。後者のフーゴのその後を描いた小説は、荒木絵が
脳内再生されるほどのジョジョっぷりでしたので財布に余裕があれば
お勧めします。
ジョジョの影響を受けている「ブギーポップ」シリーズも、来年には
一段落着きそうですが、個人的には「ソウルドロップ」シリーズが一番
好きです。
「生命と同等の価値ある物を盗む」怪盗と、それを追う人間のお話です。
by 具米 (2012-11-30 00:37) 

スティクス

>具米さん
ジョナサンの成長ぶりの影に隠れていますが、
確かにディオも半端ない成長ぶりですね。
ダイアーさんはネタにされる事が多いものの、
長年波紋修行を積んできた以上、相当な達人の筈ですが、
それをいとも簡単に返り討ちにしてしまう等、
ディオの成長度合いの凄まじさが伺えます。

>ディオの本性
最新の第9話でもまさにそうでした。
ジョナサンに敬意を表し、紳士的に振舞っていながら
船の爆発が近づくと知るや、あの焦りっぷり(笑)
もっとも、第3部でも直らなかった、こうしたところもディオの魅力です。

>コラボ小説
実は私、ファンを自認していながら、
なんとなく手が出し辛くて読んだことが無いんです・・・
色々なところで評判を耳にすると、面白そうだと思うので、
機会があれば読んでみます。
「ブギーポップ」も見た事が無く、こちらも少し覗いてみようかな・・・
お勧めありがとうございました!
by スティクス (2012-12-01 11:16) 

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