下北半島3泊5日の旅~③荷物を抱えてむつ市内をさまよう [旅行]
1泊目に選んだホテルは、むつ市街中心部からさらに離れた場所にあります。
そもそも「下北駅」がむつ市中心部から離れており、ホテルは市街地を挟んで反対側。
「むつバスターミナル」周辺が中心街とのことですが、下北駅のコインロッカーに荷物を入れてしまった以上、下北駅まで戻るしかありません。
下北駅からホテルへ向かうために、まずはむつバスターミナルまで行くバスがあればと思いましたが、あいにく1時間半近くバスがありません。
地図を見ると、下北駅からホテルまでは5㎞弱といったところでしょうか。
東京で生活していれば、何だかんだで日々3~4㎞は歩いているので、これならいける!と思ったのが地獄の始まりでした(笑)
せっかく彼岸から戻って来たばかりだというのに、素直にタクシー使えば良かったのですが・・・
本日の宿はこちら。
むつ市を見下ろす高台に建つ、ランドマークとも言えるホテルです。
今回ここを選んだのは交通アクセスよりも「宿泊客専用の温泉&露天風呂がある」ためです。
事前に連絡すれば下北駅まで送迎も行っているようですが、恐山からの戻り時間が読めず、特に予約しておりませんでした。
恐山からのバスの車中、むつバスターミナルから下北駅までの道順を覚えながら乗車し、その逆ルートを辿ってスーツケース転がして歩きはじめました。
この日は晴天。湿度も低く気温もさほど高くなく、本来であれば旅行日和なのですが、日差しが意外と強いです。
そんな中、車移動が基本のためか、徒歩の人が殆ど居ない道をスーツケース転がして歩くアラフォー男・・・
下手すれば不審者に見られかねない状況です。
ところで「むつ市」はかつて田名部と呼ばれていた町が名称変更した市名とのこと。
今でこそ自然に聴こえる名前ですが、おそらく当時は賛否両論あったのではないかと思われます。
昨今の「さくら市」「みどり市」「伊豆の国市」「つくばみらい市」など、その地の方には失礼ながらキラキラネームとしか思えない名前のはしりに思えます。
これらの名前も、そのうちしっくりくるようになるのでしょうか・・・
そんなことを考えながら、田名部高校を過ぎ、地元の方々が車で買い物に来ているスーパーを横目に観つつ、一人スーツケースを転がすアラフォー男。
この時点で2㎞くらい来たでしょうか。
むつ市街中心部は、市内を堀のように流れる川が美しく、どことなく気品が感じられます。
かつて戊辰戦争で賊軍扱いされ、この地に流された会津藩が、苦境の中でも真っ先に藩校をつくったと聞いています。
質実剛健な気質が、街並みからもうかがえるような気がしました。
市街地を過ぎ、旧田名部駅の廃駅跡を横目に見ると、丘の上のホテルが見えてきました。
この時点でまだ目的地がけっこう遠く、しかも見えるだけに行く手がしんどそうに思えましたが、ここまで来たら最後まで、とタクシーに頼らず歩き続けます。
ガソリンスタンドを過ぎて、橋を渡るまではまだ元気でした。
この時点で5㎞弱は歩いたでしょうか。
あとはホテル前の坂を登れば・・・
この坂が予想以上に険しく、半分登ったところで力尽きかけました。
果てしなく続く男坂のように思えた坂を登り切り、「根性ドーナツくんよぉおおおおお!」とゴールしたくなる気分でフロントに到着。
申し訳ないですが説明を上の空で聞き流し、部屋に入って即、バタンキューでした。
意識を取り戻した後、ホテル併設の温泉へ行ってリフレッシュしました。
恐山は硫黄が濃い酸性・乳白色に対し、こちらの湯はアルカリ性で透明な琥珀色。
こちらも入っているとヌルヌルしてくるのですが肌あたりは優しく、疲れた体に染み渡ります。
心機一転、この後は市街地へと降りて吉田類のごとく地元の居酒屋へ行こうとしましたが・・・
予想以上に疲労しており、降りるのはともかく再び登る自信がありませんでした。
それどころかタクシーに乗って丘の上り下りをすることを想像するのも億劫になり、この日の夜はホテル内レストランで採ることにしました。
いえ、不満ではなくもちろん美味しゅうございました。
むつ市の夜景も美しく、これはこれで楽しめた晩餐だったと思います。
ちなみにホテルの方へこの行程を話したら、みなさん驚いておりました。
下北駅から歩いた事は無いそうで・・・当たり前ですね。
料金と比較しての客室・設備・対応・そして温泉と、総合的に良いホテルだったと思います。
そして、次来る時があれば、今度は送迎頼むかタクシー使おうと心に刻みました(笑)
ところで市街地から離れた丘の上に立つランドマーク的なホテルで、ギャラリーのような展示物コーナーもある広い敷地というと、
3年前に泊まった台北の「圓山大飯店」を思い出します。
こちらも英語名称は「The Grand Hotel Taipei」ですので、同じグランドホテルという共通点が感じられました。
夕食を採り、再び温泉に入ったら、昨夜の夜行バスで眠れなかった分の睡魔が一気に襲ってきて、21:30頃には寝ていました。
前日は寝つけず難儀していたのに・・・(笑)
翌朝の目覚めもよく、客室から良い朝日が望めました。
本日はこれから、こちら方面へと足を運びます。
そもそも「下北駅」がむつ市中心部から離れており、ホテルは市街地を挟んで反対側。
「むつバスターミナル」周辺が中心街とのことですが、下北駅のコインロッカーに荷物を入れてしまった以上、下北駅まで戻るしかありません。
下北駅からホテルへ向かうために、まずはむつバスターミナルまで行くバスがあればと思いましたが、あいにく1時間半近くバスがありません。
地図を見ると、下北駅からホテルまでは5㎞弱といったところでしょうか。
東京で生活していれば、何だかんだで日々3~4㎞は歩いているので、これならいける!と思ったのが地獄の始まりでした(笑)
せっかく彼岸から戻って来たばかりだというのに、素直にタクシー使えば良かったのですが・・・
本日の宿はこちら。
むつ市を見下ろす高台に建つ、ランドマークとも言えるホテルです。
今回ここを選んだのは交通アクセスよりも「宿泊客専用の温泉&露天風呂がある」ためです。
事前に連絡すれば下北駅まで送迎も行っているようですが、恐山からの戻り時間が読めず、特に予約しておりませんでした。
恐山からのバスの車中、むつバスターミナルから下北駅までの道順を覚えながら乗車し、その逆ルートを辿ってスーツケース転がして歩きはじめました。
この日は晴天。湿度も低く気温もさほど高くなく、本来であれば旅行日和なのですが、日差しが意外と強いです。
そんな中、車移動が基本のためか、徒歩の人が殆ど居ない道をスーツケース転がして歩くアラフォー男・・・
下手すれば不審者に見られかねない状況です。
ところで「むつ市」はかつて田名部と呼ばれていた町が名称変更した市名とのこと。
今でこそ自然に聴こえる名前ですが、おそらく当時は賛否両論あったのではないかと思われます。
昨今の「さくら市」「みどり市」「伊豆の国市」「つくばみらい市」など、その地の方には失礼ながらキラキラネームとしか思えない名前のはしりに思えます。
これらの名前も、そのうちしっくりくるようになるのでしょうか・・・
そんなことを考えながら、田名部高校を過ぎ、地元の方々が車で買い物に来ているスーパーを横目に観つつ、一人スーツケースを転がすアラフォー男。
この時点で2㎞くらい来たでしょうか。
むつ市街中心部は、市内を堀のように流れる川が美しく、どことなく気品が感じられます。
かつて戊辰戦争で賊軍扱いされ、この地に流された会津藩が、苦境の中でも真っ先に藩校をつくったと聞いています。
質実剛健な気質が、街並みからもうかがえるような気がしました。
市街地を過ぎ、旧田名部駅の廃駅跡を横目に見ると、丘の上のホテルが見えてきました。
この時点でまだ目的地がけっこう遠く、しかも見えるだけに行く手がしんどそうに思えましたが、ここまで来たら最後まで、とタクシーに頼らず歩き続けます。
ガソリンスタンドを過ぎて、橋を渡るまではまだ元気でした。
この時点で5㎞弱は歩いたでしょうか。
あとはホテル前の坂を登れば・・・
この坂が予想以上に険しく、半分登ったところで力尽きかけました。
果てしなく続く男坂のように思えた坂を登り切り、「根性ドーナツくんよぉおおおおお!」とゴールしたくなる気分でフロントに到着。
申し訳ないですが説明を上の空で聞き流し、部屋に入って即、バタンキューでした。
意識を取り戻した後、ホテル併設の温泉へ行ってリフレッシュしました。
恐山は硫黄が濃い酸性・乳白色に対し、こちらの湯はアルカリ性で透明な琥珀色。
こちらも入っているとヌルヌルしてくるのですが肌あたりは優しく、疲れた体に染み渡ります。
心機一転、この後は市街地へと降りて吉田類のごとく地元の居酒屋へ行こうとしましたが・・・
予想以上に疲労しており、降りるのはともかく再び登る自信がありませんでした。
それどころかタクシーに乗って丘の上り下りをすることを想像するのも億劫になり、この日の夜はホテル内レストランで採ることにしました。
いえ、不満ではなくもちろん美味しゅうございました。
むつ市の夜景も美しく、これはこれで楽しめた晩餐だったと思います。
ちなみにホテルの方へこの行程を話したら、みなさん驚いておりました。
下北駅から歩いた事は無いそうで・・・当たり前ですね。
料金と比較しての客室・設備・対応・そして温泉と、総合的に良いホテルだったと思います。
そして、次来る時があれば、今度は送迎頼むかタクシー使おうと心に刻みました(笑)
ところで市街地から離れた丘の上に立つランドマーク的なホテルで、ギャラリーのような展示物コーナーもある広い敷地というと、
3年前に泊まった台北の「圓山大飯店」を思い出します。
こちらも英語名称は「The Grand Hotel Taipei」ですので、同じグランドホテルという共通点が感じられました。
夕食を採り、再び温泉に入ったら、昨夜の夜行バスで眠れなかった分の睡魔が一気に襲ってきて、21:30頃には寝ていました。
前日は寝つけず難儀していたのに・・・(笑)
翌朝の目覚めもよく、客室から良い朝日が望めました。
本日はこれから、こちら方面へと足を運びます。
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